日記「今日見た映画 2017」55『サーミの血』 | やりすぎ限界映画入門

やりすぎ限界映画入門

ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『サーミの血』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2016年/スウェーデン=ノルウェー=デンマーク映画/108分
監督:アマンダ・シェーネル
出演:レーネ・セシリア・スパルロク/ミーア・エリカ・スパルロク/マイ=ドリス・リンピ/ユリウス・フレイシャンデル/ハンナ・アルストロム/オッレ・サッリ

■2017年 劇場公開作品 55本目

「サーミ人」を「生まれて初めて知った」ことに、もはや「反省」「懺悔」「償い」以外なす術がなかった。

スウェーデンでの「史実」、「サーミ人」を見下す非道な「人種差別」の実態を思い知って哀しかった。「アマンダ・シェーネル監督」自身が「サーミ人」の血を引く人で、自分の生い立ちと向き合った映画だと知りおしっこを漏らした。

「もし自分だったら」どうしたか? 「姉」のように「サーミ人」であることを捨てるか? 「妹」のように「我慢」して生きるか? この時代の差別が「かなり」厳しく見え、僕には「姉」のように生きる勇気はとても出せないと思った。僕ならきっと「妹」のように、長いものに巻かれて生きただろう。

「姉」「レーネ・セシリア・スパルロク」が頭が良過ぎておしっこ垂れ流し。何で「サーミ人」が差別されなければならないか、「疑問」を持って生きてることに「完全共感」。「絶対納得できない」ことに、絶対怯まない「信念」「価値観」「倫理観」を見て、「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」した。

「耳を切られるシーン」「服を焼き捨てるシーン」「ヨイクを歌わされるシーン」は「かなり」強烈だった。

恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” の「ハンナ・アルストロム」が、「人種差別」するスウェーデンの「先生役」をやってるの見てて、「かなり」きつかった。

「妹」の葬式に行けない状況って、一体どんな状況だろう? 見終わって「納得」するしかなす術がなかった。




[Previous]
日記「今日見た映画 2017」51『ムーンライト』
日記「今日見た映画 2017」52『婚約者の友人』
日記「今日見た映画 2017」53『美しい星』
日記「今日見た映画 2017」54『光』
日記「今日見た映画 2017」55『サーミの血』
日記「今日見た映画 2017」56『ノクターナル・アニマルズ』
日記「今日見た映画 2017」57『獣道』
日記「今日見た映画 2017」58『グレートウォール』
日記「今日見た映画 2017」59『ガーディアンズ・オブ・…』
日記「今日見た映画 2017」60『キングコング 髑髏島の巨神』
[Next]

画像 2020年 4月