こんにちは。
魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。
両親の老いについて
また私が面した老いについて綴っています。
もうひとつ
病院の相談員さんが話してくださったことで
父に響けばいいなと思ったのが次の言葉でした。
「お父さまは きっとこれまで
人に迷惑をかけないよう
何でもお1人で頑張られたんだと思います。
奥様を引き取って ご自分で介護したい
というお気持ちもとてもよくわかります。
でも そうして頑張ってしまうことで
介護している方が参ってしまい
入院したり 先に亡くなる
という話も実際多いんです。
そうしたら
後に残るご家族はもっと大変なことになります。
サポートはあります。
なので 無理せず頼ってください。」
ここ最近
父は足のむくみがひどくなって
ちょっとぶつけただけで出血する
という肌の異常も出ている。
それらも
「もう無理しないで。人を頼って。」
という身体からのサインだと思うのね。
正直なところ
「母を施設で看てもらう」
と考えると
「ホッとする」
と言った 父。
そうだよ これからは
がんばる!
って力を入れるやり方じゃなくて
ホッと力が抜ける方を選ぼうよ。
…ということで
今後 母が心身穏やかに
父が楽に過ごせるよう
今は母が相談員さんに提示していただいた
特別養護老人ホームのどちらかに移る案を考えています。
けれど
おととい見学に行った1つの特養ホームで
看護師さんにハッキリこう言われたのね。
「ここは自宅で亡くなることが出来ない方のための
最後の場所です。
奥様のような糖尿病の方に
決まった時間に決まった量の
インシュリンを打つことは出来ますが
血糖値も測りませんし
医療行為も出来ません。
病院のように様子を見ながら
インシュリン投与の数値を変える
などということは出来ないんです。
医師と看護士が常駐しているわけではないので
具合が悪くなったのに気づいて
そこから病院に運んでも手遅れということがあります。
79歳というと ここではお若い内に入ります。
お若い方は具合が悪くなってから
死への進みも早い方が多いです。
極端な話 今日入所して明日亡くなってしまう
ということもあり得ます。
なので 覚悟していただきたいんです。
本当に嫌な話で申し訳ないんですが
それが現実なんです。
どうか そこの所を
よくご理解いただきたいと思います。」
つまり
長生きをしたい(させたい)なら
刺激は少ないけれど 病院の方がいい。
命が短くなる可能性もある中で
穏やかに過ごしたいなら
特養ホームがいい。
でも
どちらを選ぶにしても
覚悟は要る
ということ。
それに 経済的な話も絡めると
どっちもメリットとデメリットがあるから
その両方をよくよく確認し
納得する事が必要。
「ばぁばが良くなるように元気になるように」
「経済的にもその方がありがたい」
として考えていた特養ホームが
「良くなることはないでしょう
病院にいるより死期は早まる可能性が高い
ここは死に場所です」
とハッキリ言われたようなもので
父はやはり ショックを受けていました。
私も 特養ホームは
「母の生の場所」
という認識でいたけれど
看護師さんの話を聴きながら
でも 本当にそういうことだ
死に場所なんだ
と現実を見る機会になりました。
「どう生きていくか というよりも
どう死んでいくか なんでしょうね」
私がそう言ったら
特養ホームの職員の方たち
静かにうなずいてました。
2カ月前に母が敗血症になって
病院が提示する治療を断りたいと思ったあの時
私は母の死を受け容れ
人工的な対処はせず
出来るだけ自然に穏やかに
逝ってもらいたいと思った。
その考えは変わっていません。
父は 言葉では「それでいい」と言い
あの時は母自身の自己治癒力で敗血症が完治する
という結果になったからよかったものの
あれからの父の言動を見ていても
「母に生きていて欲しい!」
と強く思っているのを感じます。
特養ホームの説明を聞いたこの時も
父は母が元気だった頃の状態を一生懸命
相談員さんと看護師さんに説明してました。
「でも もうその情報は有効じゃないよ
今のばぁばは
あの時の元気な状態じゃないんだから」
横からつぶやく私を制止するように
何度もその古い情報を父は訴えていた。
今の母の状態も実際よりかなり盛って
良くなっているアピールを父は繰り返し
でも それは事実ではないので
後で私が訂正したのです。
そんな私たち父娘の様子から
特養ホーム職員のお2人共
母の状態や父の気持ちを
くみ取ってくださったのでしょうね。
言いにくい上記の説明を
丁寧に 何度も 繰り返し
父に伝えてくれました。
父は「わかります」
と言っていたけれど
帰りの車の中でも まだ
「どうしたら母が元気になるか」
を話していたから
話はわかってはいると思うけれど
覚悟は出来てないと思う。
でも それも
母への想いがあるから当然だし
仕方がない。
父はとにかくずっと
良くなること 向上することを良し
として生きてきたのだから。
これから悪くなっていくなんてことは
考えたくないし
なんとしても排除したいもんね。
特養ホームに入所したら
必ず母の死が早くなる
と断言は出来ない。
長らく穏やかに
母が楽しく過ごせる可能性だってある。
けれど
悪い事態も
受け容れておかなければならない。
その覚悟を家族が出来ないと
施設側も母を預かれない。
それも よくわかる。
父は強い向上心から
よく反省や後悔をするたちで
「この考え方はもう染みついているから変えられない。」
と言っていた。
これまでの日常的な選択でも
もうどうしようもないことに対して
「あの時 ああすればよかった」
「なんで ああしなかったんだろう」
と言っているのを耳にした。
殊 母に対しては
どんな選択をしたとしても
母の死に直面したら
父は後悔すると思う。
それでも なるべく
父が心から
納得した選択を出来るようにするには
気持ちの整理が必要です。
あれから 母のことをどうするか
特養ホームに申込むかなど
まだ結論は出していません。
とりあえず
母は今の病院生活に満足しているしね。
母当人の方が
「食べられなくなるのも当たり前」
「段々こうして動けなくなるし
気力もなくなるの」
と言っていて
もう自分は死に向かっていることをわかって
下降していくことを受け容れているように感じます。
父にとって 母にとって 幸せで
1番いい調和点をみつけるためにも
もう少し時間を取ろうと思います。
つづく
困難を選ぶ がんばりやさん 忍耐力
別名 ぬかるみの道 = 修行僧カード
雪解けの泥道を長靴で歩いていくと
1歩1歩泥が付き
足取りが重くなりますね
向こう側に舗装されて楽に歩ける道があっても
ぬかるみの道をあえて選んで進む あなた
困難でないと
充実感や達成感が味わえないですもんね
がんばりも大切
でも もう楽な道を行っても大丈夫ですよ
管理 コントロール きっちり 依頼
責任感が強く
何事も最後まで成し遂げるあなたは
きっと周囲からの人望も厚く
頼まれ事も多いでしょう
充実感や達成感がある反面
それらのことで
エネルギーを消耗しすぎている
と感じるならば
「~しなければ!」を解いて
きっちりの手を緩める時
自分が持っているその鍵を誰かに任せたり
鍵かけをお願いしてみるなど
「依頼」を考えてみましょう
サポートを求めましょう
あなたは今まで
多くの人を支援してきたのでしょう
でも 逆に
支援されるのが苦手なのでは?
木も1人で立っているようで
太陽や土や雨…
様々な力のサポートを受けています
実や樹脂や木陰…
ちゃんと誰かに与えています
お互い様で成り立っているのです
遠慮せずサポートを求め受け取り
また 次は与えて
助け合いを循環させましょう
(藍)サイキックタロットカード 黒11 BALANCE バランス
均衡を保つ 調和 変化
物事には調和がとれる状態があります
あなたは今の自分の心の状態も
起きている出来事に対しても
バランスをとって調和を保つことが出来ます
バランスが崩れていると感じることがあるならば
やり方や考え方を変える時なのでしょう
状況があなたの力を引き出しているとも言えます
調和と安らぎに向けて持てる力を発揮して下さい
(紫)タロットカード 12 THE HANGED MAN 吊られた男
忍耐 試練 修行 蓄力
逆さ吊りの苦しい状態のはずなのに
この男は顔に微笑みを浮かべています
この状態を辿る必要があることと覚悟し
そのまま受け容れているから
試練と感じるこの時が忍耐力を鍛え
自分の力を大きくすると信じるからです
あなたも今何か
困難な状況に直面しているとしたら
この男と同じかもしれません
今の状態はきつく辛いでしょうが
良い方向へ向かっていると信じ
出来ることに意識を向けていきましょう
ホームページ