こんばんは。

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。

 

 

「ご両親のお話 興味深く読んでます」

 

というお声を数人の方からいただきました。

 

 

老いの話は暗くなるイメージだけど

とても大切なことだ と私は感じるので

今日もまた書いていきますね。

 

お声をくださった皆さん どうもありがとう♡

 

 

老いを生きる(1)両親の老い

 

老いを生きる(2)老いの容量

 

老いを生きる(3)母の衰え 認知症

 

老いを生きる(4)認知症の対応

 

老いを生きる(5)延命治療

 

老いを生きる(6)死への向かい方

 

老いを生きる(7)老いとの色々な関わり方

 

老いを生きる(8)そのまま認める

 

 

 

 

 

 

2週間ほど前 父から電話があり

父の弟の叔父が末期ガンであることを聞きました。

 

父は叔父ととても仲が良く

私たち3兄妹と おじさんの娘の3姉妹は

歳がそれぞれほぼ同級生で

よく一緒に遊んだりお泊りもした仲。

 

9人兄弟の父のおじおばの中でも 

おじさんは私にとって特に濃い存在です。

 

 

おじさんは自覚症状がない特徴のガンだったので

病院に行った時には 末期の診断だったとのこと。

 

父は「なんとか生きてほしい」との思いで

得意のリサーチ力で

かなり色々な情報を調べまくったようで

電話では私に専門知識を語れるほどになっていました。

 

 

父としてはその中で

可能性が高いと思われる最先端の治療法や

セカンドオピニオンで

別の病院の診断も受けてみてはどうかと

おじさんの奥さんのおばさんに話したそうですが

おばさんは断固として拒否。

 

 

その状況を父はとても残念がっていました。

 

 

 

父は私の妹にもこの話をして

「末期がんの人が完治した」という

今妹が手掛けている方法を聞いたようで。

 

私はまた別に 

実際に末期がんが消えた人に会った時に聞いた体験談や

私自身が病気やケガに対して思っていることを父に話しました。

 

 

おじさんが生きることを望むなら 妹も私も

 

「自分から直接おじさんに話しに行くよ」

 

と言ったのだけど 

おばさんが拒否態勢なら強行することは出来ないし…

 

 

「だけどちょっと待って! 

  そもそものおじさんの気持ちは?」

 

と聞いたら

末期がんであることを本人に知らせてないそうなのです。

 

 

 

 

 

 

おばさんの拒否の姿勢も 

直接は会っていないので想像の域ですが

 

父も驚くほどだった叔父の急速な衰弱の様子からしても

わからなくはないのですよね。

 

付き添っているのはおばさんなのだから。

 

相当なご苦労があるのだろうと思われます。

 

 

「100%快復するという保証があるんでしたら 

 それならやりますよ」

 

おばさんはそう言ったのだとか。

 

 

でも 最先端の治療法でも 

妹が勧める方法でも 

私が思う方法でも

 

提示する側が「100%の確率で絶対に治る」とは言えません。

 

受け取る側に少しでも疑いがある状態では 

どんなにいい方法であっても治らないと思うから。

 

信じる気持ちがなければ。

 

 

もっと言うなら 

治療法なんてなんだって構わない。

 

「これで治る!」と完全に信じるなら 

どんな方法でも治るんだと思う。

 

 

末期がんが消えた!

そういう奇蹟的な話 実際にありますよね。

 

 

私はガンが消えた方とお会いして

その方のエネルギーやパワーを直に体感したり

息子のことやカードリーディングでお会いした方々の話からも

 

「信じれば そうなる」を信じています。

 

 

だけどそれも 

”本人が望むなら”という意志が大事です。

 

 

 

 

 

 

2週間前の電話で話したのはここまで。

 

ついさっき 

父から電話があって続きを話しました。

 

 

私もこの間 

色々考えてみたんですよね 改めて。

 

 

 

父は以前 

「延命治療は望まない」

として声明文を残しています。

 

ここに詳しく書きました。

 

老いを生きる(5)延命治療

 

 

 

これに当てはめると

叔父の末期がんという今の状態は

 

「父の言う延命治療は望まない事態」

 

に当たると言えるんじゃないかな?

 

 

そう思ったので 

父にも電話で言いました。

 

 

すると 父も 

先日他の兄弟たちとも相談したそうで

「あれから考えが変わった」と。

 

 

兄弟たちと話し合って 

 

「治療の可能性が低い状態での生存は望まない」

 

みんなそのように同じ意見だと確認したこともあり

おじさんに生存するための治療を勧めるのはやめたそう。

 

 

静かにこのまま見守る

ということです。

 

 

おじさんには結局 ガンの告知はしていないし 

今後もしないそうです。

 

 

 

父は言ってました。

 

 

「おばさんの拒否を押し切って 

それでも治療法を勧めることも

確かにしようと思えば出来るけれど

家族を押しのけてまでそうするのは 

おじさんは喜ばないだろう。

 

兄弟(自分)の思いよりも 

家族の思いを尊重するのがいいと思った。

 

兄弟たちもそうだけど 

特に自分とおじさんは気性が似ている。

 

本人に確かめてはいないけれど 

生存の可能性が低い状態で生を望むより

穏やかに逝くことを自分と同じく望むと思う。」

 

 

 

 

 

 

私 思ったんですよね。

 

 

「どう生きるか?」

を考えることはあるけれど

 

「どう死んでいくか?」

もちゃんと考えて

大切な人と話しておいた方がいいなって。

 

 

今となってはおじさんの生や死への思いは

聞く事も出来ないし 

もう話せる状況ではないのかもしれません。

 

おばさんはがんのことを

「話さない」と決めているようですし

おじさんの思いを周りの者たちがあれこれ話した所で 

すべては想像。

 

 

だから「自分はこういう風に逝きたい」

と生前に家族に話をしておくことが

とても大切だなと思いました。

 

 

 

現実的には突然事故に遭うこともあるし

望み通りの死に至るとは限らない。

 

それでも話しておいた方がいい。

 

 

そうやって死について話すことの中で

生が深みを増すように感じる。

 

 

そして その未来の死への話をするにも

「自分がどう生きたいか」

の現在(いま)がわかっていないと

話せないんじゃないかなと思う。

 

 

 

 

 

親子でも 父と私の死への思いは違います。

 

 

同じ状態に対しても

 

「自分だったらこうしたい」

 

の考えが違う。

 

 

余命を知りたい人もいれば 

知らずに逝きたい人もいるだろうし

 

みんな 1人1人 違うんだと思う。

 

 

自分が「迷惑」と考えることを

他の人が「望み」として考えていることだってある。

 

自分は想像もしないことを 

相手が思っていることもある。

 

 

それらはお互いに話さないとわからないものね。

 

 

以前は「老い」を親たちのこととして捉えていたけれど

おじさんがもたらしてくれた今回の話の中で

 

「いやいや自分もそうだよ。歳は関係ないな。」

 

と感じました。

 

 

 

「死に方を考えておこう」ってことではなくね。

 

「今をどう生きるか」に真剣になるってことね。

 

 

 

経験を経れば 

その時々で考えは変わっていくと思うし

変わって当たり前だと思う。

 

だから 変わったら その都度話す。

 

 

今の生き方の上に死に方がある

 

 

自分でこう書いていても 

まだ本当にはよくわかってない感がありますが

このテーマが大事なんだということはわかります。

 

 

 

父のこの電話がキッカケで

目的は別件だけど 急きょあさって

私たち家族と両親とで会うことになりました。

 

いつも何やら忙しい子供たちも予定が空いていて

私の別居宅に来ると言っているし

何かきっと 家族で話し合うことがあるのでしょうね。

 

  

 

 

 

いつも穏やかに話しかけてくれた 

おじさん

 

どうかそのままに穏やかに生きてください

 

笑顔のおじさんを想っています

 

ありがとうございます

 

 

 

つづく

 

 

 

(黄)アールヌーボーカード 4 家

 

家庭 家族 希望 拠り所

 

家庭や家族について見つめる時ですね

今まで気にしなかったことがわかる時でもあります

 

物事や人を表面的にだけ見るのではなく

見えていない想いにも意識を向けてみましょう

 

子供や親の幸せ 兄弟との関わり合いなど

優しいあなたの夢や希望ももちろん含まれます

 

気恥ずかしさがあるかもしれませんが

気になる家族と時間をとって話をしたり

伝えたいことがあれば 思い切って伝えませんか?

 

 

 

(赤)ジプシーカード 22 Letter 手紙

 

知らせ メール 届く 告げる

 

知らせが届く  

もしくは  知らせる必要がある

 

その中にとても大切な伝達事項があるようですね

考える機会を与えてくれているのかもしれません

 

表面的な情報としてだけでなく

心に響く部分があれば ぜひ内観し

その出来事に対しての意味を考えることをお勧めします

 

また直接言えなくても伝えたいことがあるならば

手紙やメールの手段を使って相手に届けましょう

 

その際は真意を素直にまっすぐに

受け取るように 伝えるように  心がけましょう

 

 

~ たまゆら占いより ~