ピーコック・グリーンのドレス
この週末はお友達のウェディングパーティーにおよばれしています。
主役の花嫁さんは、前に私とブライズトークで盛り上がった友人 。すでにハワイでお式はすませ、国内での1.5次会という位置づけのパーティーだそう。
1.5次会ということですが、場所も大阪の某ホテル。あまりにくだけた格好も失礼だし、何より彼女はちゃんとドレスを披露してくれるようなので、何を着るか悩んでいました。
そんな時何の気なしに入った、通っている歯医者さん(※あの親不知の歯医者さん★今週は皆勤です…)の近くのブティックでこのドレスを見つけたんです。
色はピーコック・グリーン。素材がシルククレープシフォンなので羽のように軽く、空気をはらんでふんわりしたシルエットがとてもフェミニン。スカート部分もたっぷり、ウエストに同色の刺繍がカマーバンド風についていてちょっとしたアクセントになっています。
「わー、かわいー。。。」そのほわっとしたガーリーな形と色に心引かれ、早速試着してみることに。
着ると、肌写りもよくってすっかり気に入りました、でも一つ問題が…ふんわりしすぎて、ウエストに締りがない…悪く言えば、マタニティ風?!。そういう少し幼さのあるノスタルジックなデザインであることはよーくわかるのですが、いい歳をした私としてはもうちょっと、こうなんとかすっきりして欲しかった…。
「ちょっと考えます。。。」そういって手にすることなくお店を出ました。
でも、頭のすみにひっかかっていたあのドレス。そうしているうちにお気に入りのアクセサリーショップがセールと聞いたので寄ってみました。
そこで、また出会いが!大き目の、白いフラワーモチーフのアンティークのイヤリング。おしべ部分(?)はシルバー、花びら部分がふっくらとしたフォルムですごく可愛い。
これを見た時、あのドレスにこれをつけた図がばばっと浮かんだんです。合う!絶対合う!というか合わせたい…。すぐさま私はこれをお買い上げ。そしてあのブティックへもう一度脚を運びました。
奥へずんずん進む私。目的は一つ、あのドレス。
…ありました!意を決して(大げさな。。。)お店の人に試着を頼む。
試着すると、やっぱりマタニティ…でもここであきらめては来た意味がない!お直しを打診しました。
私の好みにピンを打ってもらうと、なんと12センチもつめなければなりません。お店の人も「シルエットが変わっちゃいますね…」と気が進まない様子。
(いいんだよ…シルエット変わっても。ていうか、このままだとずん胴なんだってば。。。)
「ウエストをもうちょっとシェイプした感じにしたいんです。無理ですか??」
「だいぶ費用がかかってしまうかもしれませんが…」
(間髪入れずに)「いいです!出来るか出来ないかだけ、聞いてもらっていいですか?」(もはや超強引)
そんなやりとりを経て、なんとかお直しに回してもらえることに。約10日後の今日、ついにご対面!
言ったとおりにきれいにつめてくれていました。キューっとジャストウエストシェイプ!まではいかないけど(構造上、着られなくなっちゃう…)充分すっきり。お直し代6500円也(…高。セールでほかのもの買えちゃうよ…。)
久々にお洋服に熱くなってしまいました…イヤリングと同時期に出会ってなければきっと手にすることはなかったでしょう。今年のセールはできるだけ我慢して、見ないようにしてたから反動?!
シルバーメタルのクラッチ風パーティーバッグと合わせてもぴったりで、ほんと嬉しい♪靴はシルバーブルーのヒールの高いサンダルを合わせるつもり。。完全な自己満足の世界で恐縮ですが、(ここまで読んでくださった方、つき合わせてしまってすみません!読んでくださってありがとうございます)こういうの考えるのって楽しいなあ。。
パーティーだからという口実で(?!)、「非日常のきれい」に一生懸命になるのはたまにはいいかも。なんとなく心もうきうきしていい刺激になったような。
ちなみにこのコーディネイトで大阪でうろうろしているやつをみかけても、どうか見てみぬふりをして下さい!恥ずかしいから…お願いします。。。
Star Walker★
私の親不知を心配してくださった皆様、ありがとうございます。日参で歯医者さんに通っていますが、少しずつよくなってきました。痛み止めって偉大ですねーー。。。願わくば、おなか一杯ご飯を食べたい!あと少し日にち薬で頑張ります★
さて、バレンタインやお誕生日、クリスマスなど皆さんは大切な人にどんなものを贈られますか?
贈り物を考えるのは昔から好きな私。高校のころから、友達の彼や気になるボーイフレンドへのプレゼントの相談をよく持ちかけられました。彼が喜んでくれたよ!」その報告を聞くのがただうれしくて…なんか世話好きのオヤジのようです(><)
でも彼、私のダーはとっても難しい。モノには結構こだわる彼。どうでもいいところには全く関心を示さないのに、ある分野にはひっじょーにうるさい。(例えば…お仕事というシチュエーションに関するモノ。スーツなど着るもの、靴、かばんなんか。)ブランド物とかに関わらず、とにかく彼独自の判断基準に納得いくものでないとダメらしい…(それ、それが難しいんだよ!!)
こういう男性、実はほかに私の身近にいます。それは父。やつは昔、筋金入りのトラッド・アイビー青年(分かります?古いですが。。)だったので、仕事から帰ってきたら即、ブルックス・ブラザースのオックスフォード地のボタンダウンシャツとチノパンに履き替えるような人。モノへのこだわりは相当…。
その記憶がすり込まれているせいかどうかは知りませんが、男の人ってこんなもん?と思っていました。だけど、プレゼント選びにここまで苦労した人は彼がはじめて。
プレゼントはサプライズにこだわる私だというのに、彼に関してはリクエストをしっかり聞いてしまいます。だって、外すといやなんだもんーーー!使ってもらえないと悲しいし。。
そんな彼の持ち物で気になっていたものがありました。
それは、「ボールペン」。シャツの胸ポケットに刺さっていたのはどこにでもあるふつーの100円ボールペンだったんです。きっと彼の中で「どうでもいいカテゴリー」のものだったのでしょう。
けっこう男性のボールペンに目が行くのは私だけ?そこにこだわりが感じられると「ふーん」と感心してしまう確率が高いのもこのアイテム。
「よし、いつかちゃんとしたボールペンあげよ…」機会を狙っていたところへ、転勤の話が出ました。
時は折しもバレンタイン。離れても、ボールペンならいつも身につけてもらえる(私の代わりに?!)…そんな願いも込めて、彼を文房具売り場に引っ張っていきました。
「えー、いいよー」という彼に「そう言わないで…いい筆記具は格をあげてくれるの!!」と無茶苦茶な理論を振りかざす私。しぶしぶだった彼も実際手にとって紙の上でインクを走らせるとまんざらでもない様子。「ぜんぜん書き味が違うなあ…」と関心さえし始めました。
そしていろいろ試した結果、選んだのがモンブランの「スターウォーカー」です。
モンブランは「マイスターシュテック」というシリーズが超定番で、それはそれでクラシカルな感じが素敵だったのですが、彼は迷った末、このシリーズに。
スターウォーカーは定番のデザインをちょっとモダンにした感じ。黒のボディにラインはシルバーでスタイリッシュな印象。若い人にはこっちがいいかも。持つと手になじむ適度な重みと太さで、すいすい字がかけます。
そして一番惹かれたディティールはホワイトスター!モンブランはもちろん、あの最高峰の山から名づけられていて、山頂にかかる雪のモチーフ(=ホワイトスター)がトレードマークですが、スターウォーカーのホワイトスターは…浮いてるんです。
透明なガラスドームの中に浮き出す白い星。上からだとよく見えるけど横からは見えない。宙に浮いた星だからスターウォーカーなのかな…名前もいいなあ。。
これ以来いつも彼の胸にはホワイトスターの存在が。気にいってくれてるんだ…とご満悦の私でしたが、先日彼から「お客さんによくこれを指摘されるよ…話のネタになっていいね」といわれました。
クライアントとのカンバセーションピースとして役立ったなんて…ちょっとうれしい♪プレゼントした甲斐があったというもの。。
早くも2本目のモンブランが気になっているらしい彼。今度は自分で買ってね!
Girly girl
- ブレンダ
- ブレンダ Aloha To Zen
治まらない親不知の痛みでぐったりと部屋に引きこもる私に、妹が差し入れをしてくれました。
モデルのブレンダさんの写真集、「Aloha to Zen」です。
いつも、メディアで見かける彼女は長い間一線で活躍しているはずなのに、全然飽きさせない魅力のある数少ない人だとかねてから感じていました。
雑誌が大好きだった学生時代。今でこそ少なくなったけれど毎月何冊も定期購読していた雑誌の中には、必ず彼女の姿がありました。
ほかのモデルさんとの違い…それはいうなれば「品」だと思っていました。彼女はどんな露出度の高い服を着ても、濃いメイクをしていても、「きちんとした家で育ったお嬢さん」と感じさせるような何かがあった。
熱狂的なファン、というわけではないけれど、そんな彼女を見るたびいつも感心とも感嘆ともつかないものを感じていた私。
それをこの本を見て思い出しました。ハワイ育ちというけれど、毎朝だしからとったお味噌汁を食べて育った人のような、端正な品がどこからくるのか、少し分かったような気がしました。
恵まれたルックスはもちろんあるでしょう。でも彼女自身が書いた散文のような文章から感じたのは「純粋(ピュア)」だということ。
それは無垢の「ピュア」ではなく、子供のような純粋さ、無邪気さ。妙齢の女性だし、お仕事で関わる世界も複雑で、さまざまな経験をしてこられているとは思います。決して世間知らずではないはず。
それでもハワイでプライベートな友人たちに囲まれてとられた写真に写る顔はすごくリラックスしていて、目の輝きが印象的でした。
その純粋さ、物事をストレートに感じる心、それが彼女の「品」なのかもしれない、そんな気がしました。
自分のことを「Girly girl」(可愛らしいものが好きな女の子)といい、モデルに必須のラインが響かないベージュの下着を嫌う感性、今でもずっとロックに夢中だということ、東京とハワイの自分のバランスがとりきれていないこと、離れている家族を思う気持ち…自然な言葉(彼女の普段使うのは英語のよう)でつづられた文章に、思わずにっこりしたり、深いフレーズに考えさせられたり…ただの写真集というだけじゃもったいない本でした。(もちろん、どのブレンダさんも美しかったけれど)
最後に、一番心に残った言葉:
Goals ; My biggest ambition in life is to be happy.
私も考えてみれば同じようにそれを願ってる。人それぞれhappyの定義は違うだろうけれど。。。
機嫌よく出てきて。。
ううーーー痛いーーー。。。
いきなりすみません。氷(保冷材?)を頬にあてつつ、これ書いてます。
私、夕方に右下奥歯の「親不知」を抜いてきたんです!処置後すでに5時間が経過した今現在、痛みはようやく勢いを弱めてきたかにみえます…。痛みを冷たさでごまかすための氷は片時も外せないし、気持ち程度、だけど(><)
仕事に戻る予定が、全く無理!家に着くなりベッドに倒れこんで数時間。インフルエンザで40度の熱を出した時よりきついじゃありませんか。
正直、ちょっとなめていました。上の親不知を抜いた時、全然平気だったからです。
でも今回は下奥歯。数週間前少し痛んだので歯医者さんへ行き、「結婚前にオーラルケアはすべき!」との周りのすすめもあって安易に抜くことにしたのですが…大後悔、だよ…。
全部で40分くらいの格闘。。上手と評判の先生も思いっきりてこずっている模様。あれこれ、器具で動かそうとしてるけど全然動く気配なし。誰に似たのかかなり頑固者のようです。
しかも麻酔してるのに痛いじゃない…麻酔をさらにかけ、少しずつ少しずつ力を込めて歯を動かす先生。
ぐぐぐぐーーーー、ごりごりーーーーー、ミシ、ぐぐぐぐーーーー、っががっ…!!!
もう生きた心地しませんでした。ひたすら早く終わって欲しいと願うのみ。
「おーい、生きてるかー?もうちょっとだから。」
「ごめんねー、これ以上の試練はかわいそうなんやけど。」
だけど途中でやめるわけにはいかない!とにかく、もうどうなってもいいから、早く抜けろ!!と願う私。
ごりごりーーぐぐーーミシ。。。(先生、引っ張られている唇の端、痛いんですけど…)
「おー、出てきたよ、さー、機嫌よく出てきなさい…」(苦しみの中でも一瞬ウケちゃった)
派手なアクションも感じず、最後は静かに私の親不知ちゃんは抜けました。止血のため、コットンを強くかまされます。
「終わったから…あー、久々に汗かいたわ。」
「これ、あげるわ。もう見たくない、こいつは。」
先生に、見せてもらって仰天!小指の先どころか、親指の頭ほどもある親不知。3本のこれまた立派過ぎる根がにょきっ!!と出ていて、しかも曲がっているではありませんか。
思ったより根っこが深かったこと、曲がっていたことが格闘の原因だったそうです…。
汗びっしょりは私もですーー、先生。麻酔が切れる前からそうとう痛かったけど、切れたら地獄です。
1時間も血は止まらない、何故かのども腫れて、水でさえ飲み込めない、抜いた下の箇所だけでなく上も痛い、とにかく右頬すべてが痛い!!頭も痛い…。眉間にシワがよるーーー!ご飯?そんなの食べる気力もない…。
さっき飲んだ2錠目の痛み止めが少し効いてきたので、この間にこうしてブログやってるんですが(早く寝ろって感じですね)どうしてもこの体験をリアルに書きとめておきたくて。。。
こんな日もあるよ。。。人間、痛いものは痛い!あー疲れたー、ずきずきしてるけど、今日眠れるのかなあ…。
おふくろの味
おふくろの味、というと何を連想しますか?
肉じゃが?カレー?いつだってお母さんの味というのは幸せな記憶と結びついていますよね…。
私にとってのおふくろの味、それは「ビーフストロガノフ」です。小さい頃からこのメニューが大好きで、何かあるたびにリクエストしていました。
うちのママはとってもお料理上手。外食だってするけど、家族全員、一番美味しいのは家ご飯!といってはばかりません。
ママはお嫁に来てすぐ、同じく料理好きのおばあちゃん(ママにとって姑ですね…)に言われるがまま料理教室へ通わされたらしい。。。中華、洋食、会席料理…もうぼろぼろになった古いノートにかかれたレシピは今も健在。このレシピたちが今の母の料理の原点なんだそうです。ストロガノフもその一つ。
母にはちょっとやっかいな持病があって、私が小学生の頃から幾度か入院することがありました。いつもは彼女のお城なのでそう簡単に入り込めない台所に、主が不在なわけです。
それがチャンスとばかり、そのたびに私はキッチンを思う存分使いました。中学生まではお菓子作り、高校になってからはお料理…おかげで家庭科の成績だけは他の教科よりマシだった。。。
大学生の時の彼女の入院では家族の食事を夜だけ担当することにしました。2ヶ月の入院の間、毎日違う献立を考えるのが楽しくて…授業中、冷蔵庫の野菜室にあれとあれが残ってるから…と献立を考えてたなあ。変な大学生…。もちろん参考にするのはあのノートのレシピ。
おかげでそれから母はもう入院することもほとんどなくなったのですが、あの時の経験が今かなり役立っているのは確かです。母と同じ味を出すまでにいたらないレパートリーが多々あり、まだまだ精進が必要ですが。。。
この週末は、お互いお持ち帰りの仕事があって、彼のお部屋にいるのにひたすら仕事をもくもくとする・・・というさえないものだったけど、ふと食べたくなってそのビーフストロガノフを作ってみました。
・牛肉を200から300グラムくらい、まずバターで炒めてから(薄切りなんかでOK。網焼き用など厚みがあるときは指の幅くらいの細切り)取り出し、たまねぎ1個とマッシュルーム1パックを薄切りにしたものをこれもバターで炒めます。
・お肉をもどして、ひたひたの水をいれ、ローリエとマギーブイヨン2コを放り込んでしばし煮込みます。
・お肉が柔らかくなったら、エバミルク小1缶と小麦粉大さじ1強、酢大さじ1弱をあらかじめあわせたものをなべに入れてまた少し煮、とろみがついたらOK。味を見て塩・こしょう。
簡単ーーー。なのに美味しいんです♪お肉もやわらかくなるし、クリーミーなコクがなんともいえない…お酢とエバミルク合わせるのは、おそらくサワークリームの代わりだと思うけど、少しの酸味が味を引き締めてくれるような。これにはにんじんをみじん切りにしたものと一緒に炒めたバターライスを添えるのがうちの定番。書いてるだけで恐ろしくカロリーが高いんだけど…気にしない!
写真は彼のおうちなので、あり合せの食器であんまりおしゃれじゃないですがご愛嬌。おなかいっぱいになりました。最近は和食中心の我が家の食卓なので久々に食べたのですが、調子に乗ってちと食べすぎたかも。
母の料理がもうすぐ毎日食べられなくなると思うと、本当に寂しいな。。。だけど、頑張っておんなじ味作ればいいんだもんね。時間はあまりないけど、チェックしてもらわなきゃ!よろしくね、ママ。
つながる、ということ
イギリスで同時多発テロが起こりました。
少しリアルな痛みを忘れかけていたところへきての事件、とてもショックを受けました。
もし、自分の大事な人がイギリスにいたら…と思うと急に胸の鼓動が早くなりました。ちょうど震災の時、友人や親戚など電話をかけまくり安否を確かめたっけ…。その感覚がよみがえってきたからです。本当に市民の方の恐怖を思うとなんともやりきれない…。
数週間前から、東京での平日は睡眠時間をかなり削って仕事をしている彼。ほとんどゆっくり言葉を交わすこともままならない平日にはもうだいぶ慣れたけど、こういう事件が起こるといてもたってもいられない感覚に襲われます。
テロがイギリスでなく、東京だったら…もしくは、神戸だったら。。。
私のいる神戸でなら、まだ彼の無事は分かるので少しは安心できるけれど…。
離れていると、こういうとき本当に何かあったら、と気持ちがざらつくのを止めることが出来ませんでした。
今日もこの週末関西に帰ってくるのかどうなのか、連絡がつかなかったんです。ああいうことのあとなので、大丈夫とはわかっていても、声を聞けないことをことさらつらく思いました。
加えて仕事でいろいろあって、胸の中になまりのような真っ黒なしこりを抱えているような重苦しい気分。せっかくの梅雨の間のつかの間の晴れ間さえ恨めしかった私。
21時前、疲れた体を引きずるように帰宅途中だった私の携帯が鳴りました。
「あ、もしもし?今移動中。もう少ししたら乗るからね」
「え?帰ってくるの?帰ってこれるの?今週は無理だと思ってたのに」
「うん…どうしようかと思ったけど、自分の家で気分転換したいし。ゆっくりするよ」
「じゃあ、新大阪に迎えに行くから、いつものところで」
彼からでした。電話を切ったとたん、何かがほどけるように胸が軽くなったのを確かに感じました。硬くこわばっていた自分の顔が、やわらかくゆるんでいるのも…。
つながるって、すごい。距離は離れていても、つながることのありがたみが、じんとしみ渡ってくるようでした。まるで携帯電話の宣伝のようなありふれたフレーズがリアルに頭に浮かぶほど。そして無事でいられることは本当に感謝すべきことだと思いました。
これからお迎えに行ってきます!声だけでのつながりを、より現実のものにするために。。。
オークのダイニングテーブル
このオークの机、ほんとはダイニングテーブルなんです。
90×90センチの、私の部屋にはちょっと大きめ。震災で、部屋がめちゃくちゃになった時、それまで愛用していたイケア(!どうして日本から撤退したんでしょう…また展開するらしいけどいつ?首を長くして待ってるんですが。。)の木と白いラッカー仕上げのデスクも一緒に壊れてしまったので、思い切って買いました。
今はがらんとしているけど、当時はデスクトップの、ブラウン管のディスプレイを持つPCを置いていたので、これくらいの大きさがないとダメだったというわけ。いろいろ探した挙句、ダイニング用だけど、まあいっかーと即決。当時神戸にはなかったロイズ・アンティークス をネットで見て、担当の方とやりとりした後、現物も見ずに決めたんです。今思うとすごい勇気。。。担当の方が丁寧で、在庫の画像を送ってくれたり親切だったこともありました。
おかげで大学を出たかでないかの乏しい私の貯金はぶっとびましたが、いい買い物をしたかも。以来、もう十年近く愛用しても、味が出ていい感じ。濃いブラウンのオークは、夜の間接照明の下だとあめ色の光沢が優しい雰囲気。机の前に座っていると、とっても落ち着くんです。がっしりした机が、すべてを受け止めてくれるようで。。。
また、これはエクステンションできてもう少し大きくなるので、もちろんダイニングテーブルとして十分使えます。だから、結婚にあたって私はこれを持って行くつもり!
使えるものは使う、それが私のポリシー。。。今までちょこちょこ買い集めてきたこういった家具たちは長く使えることを見越して揃えたものなので、もちろん無駄にはしません♪
こういう家具と軽やかででモダンな家具をミックスした部屋作りがしたいなーとイメージをふくらませてます。。。彼のおうちにはイームズのシェルチェアをダイニング用に使ってるのでそれを合わせたいなーとか。
そして、これは2脚しかないので、あと2脚買い足そうと思っています。でも、同じのじゃ面白くないような…セブンチェアなんかどうかなー?
同じ白にしてもいいし、思い切って黒なんかもカッコいいかも。。
エルデコなどに出てくる海外のおうちは、ゴージャスでとても真似できないものも多いですが、アパルトマン特集など狭いおうちが取り上げられていることもよくあります。(とはいっても、日本のスタンダードなマンションくらいなもかもしれないけど…)
そこに出てくる、古いものと新しいもの、モダンなデザインのものが混在していながらしっくりと雰囲気のある部屋にとてもあこがれます。チープなものもうまく使って、自分色にしている部屋は参考になることもいっぱい。
新居用には新しいものも揃えなければならないと思うけど、新しいものと今まで使ってきた古いものをうまく同居させられればいいな。ちょうど、今までの私と結婚してからの私が新しい世界を作っていくように…。
紙のぬくもり
最近、よく手紙を書きます。
名古屋から、わざわざ私たちのために神戸まで足を運んでくれた彼の両親へ、お誕生日のお友達へ、ご無沙汰しているお稽古事の先生へ…メールで済ませてもかまわないんだけど、手書きを選んでしまいます。
とはいえ、決して上手とはいえない私の字。今更ながらもっとお習字をしっかりしておけばよかった…落ち着いたらペン習字でも習いたいーー。
でも、美しい字でなくても万年筆を手に取り、カードや便箋に向かうことで、心をより伝えられる気がするんです、自己満足かもしれないけど…。文章を考え、受け取る相手の顔を思い浮かべながら、いつもより少し丁寧に字をしたためていく…そんな時間がいいのかも。
そんな時、活躍するのがストックしているペーパー類。海外へ行くと、必ずそこで文房具屋さんやデパートの文具売り場へ行って集めてきたもの。
アメリカなんかはカードの種類が段違いに多い!ギフト文化が発達しているだけあります。なんでもカードだしねー。。スーパーでさえカードコーナーがあって、しかもすごい数!ポップなデザインが面白いし、アメリカンジョーク(ただし笑えないものも多々アリ)にくすっとしちゃうユニークなものも。
そんな中、私にとって特別な存在なのがアメリカ・Crane's(クレイン)社 のもの。アメリカの公文書やドル紙幣、大統領のレターセットを手がけているという知らない人はいないメーカー。銀座の伊東屋さんに行くとたくさん置いてあります。
レターセットは肉厚なしっかりした紙で、コットン繊維100%でできているからか、インクの引っ掛かりがいい気がする。字もうまくみえるような…(ただの気のせい?)私は白地に紺のパイピングのものが定番。初めて手にしたときは大人になった気がしたなー(遠い目。。)
上のコマドリ(?)のカード&封筒や、左の「K」のイニシャルが金で入ったカードもここのもの。コマドリの封筒の内側の赤がとってもきれい。天使のは、NYの本屋さんで買いました。天使モチーフには目がなくて。。
また、フランスもデザインや色使いが素敵なカード類が見つかります。
これはG.LALO というメーカーのレターセットです。写真よりもう少し薄いスカイ・ブルーに金色に浮き出したパリの街をバックに浮き出したロゴが高貴な感じ。クレインよりもう少し目の摘んだ、つるっとした印象の紙。1916年創業の老舗ですが、ハートのプチメッセージカードなんかがあって可愛いんです♪色の組み合わせなんかは、さすがヨーロッパ!みたいなセンス。
美術館のミュージアムショップにもフランスはシックで小粋なレターセットを発見できますよ。(ミュージアムショップ大好き★)
こうした封筒や便箋・カードは眺めていても素敵だけど、やっぱり実際に触れた時の感触が一番かもしれません。しっくりくる、というか落ち着く、というか。。。小さい頃から紙が好きで、千代紙や包装紙を集めていたくらいなので余計かもしれないけど。
手紙をやり取りする事が減るのは悲しい…スピードが要求される時代でも、時にはスローでアナログな気持ちの伝達方法もいいと思いませんか?
ハンドケア一考
昨日の続きみたいになってしまいますが、今日はケアのこと。結構ハンドケアはまめにしています。
というのも、もともととっても爪が弱いんです。すぐ2枚爪になって、ペリペリめくれてくるし、濡らそうものならふにゃふにゃのうすーい爪…指先の乾燥もひどくて。高校生の頃からハンドクリームは欠かしたことがありません。
ネイルもあの集中できるのがたまらなく好きでほとんど自分でします。サロンへもたまに行くけど、ネイリストの方のテクニックをじっと見て研究♪
でもポリッシュを塗ると、よりきちんとアフターケアをしないと爪はぼろぼろに(><)。弱い爪をなんとかするためにも乾燥は大敵。ハンドクリームをまめに塗るのに加えて、キューティクルケアに重点を置いています。
まず、キューティクルオイル。上の画像のオレンジのチューブの前のものでポリッシュとおんなじような容器入り。はけでささっと爪の根元部分に塗って、ちょっと置いて浸透させ、あとは指先でくるくるとすりこむだけ。オイルは浸透力があるので爪周りの乾燥はずいぶんマシになります。
ずっと無臭の「Ez-Flow(イージーフロウ)」のを使ってましたが、もっとこっくりしたのがよくて、最近はこの「OPI」のアボプレックスがお気に入り。スイカ?みたいないい匂いが♪
オイルは寝る前とか、家にいる時は水仕事のあとなんかに使います。でも、外に持っていくのにこの容器はちょっと大げさ。
そこで愛用してるのがキューティクルクリーム。前においてる小さ目のチューブがそれです。お気に入りは「JESSICA(ジェシカ)」のナリッシュ。小さくてもパワーあり!爪の先ほどの、ほんの少しを爪の根元に点々と置き、(先の細いチューブだから簡単♪)これも指先で優しくすりこみます。べたつくようなら指の関節部分にも伸ばして、一緒にすりこんでしまう私。。。いつも持ち歩いて気になったら使っています。
このダブルで爪周りの乾燥も、ささくれも大改善!ここに栄養が行き渡っていると、育ってくる爪にもいいらしく、だいぶ丈夫な爪がはえてくるようになりました。あー、なんて地道なんだろ。。。
後はやっぱりハンドクリームのまめな使用。今のヘビーローテーションは、ヴェレダのヒッポファンのハンドクリーム(オレンジの)と、ロクシタンのラベンダー(プラス、シアバター)のハンドクリーム(銀色の)。ラベンダーの香りのものはリラックス効果もある上、きちんと製油が入ってるものだとちょっとした傷も早く治してくれるとか。ジュリークのなんかもいいですね。。
ちなみに左大きいのは「Gena(ジーナ)」のウォーム・オ・ローションというハンドローション。大容量な上(473ml!!)塗るとさらっとみずみずしいのに、保湿効果も持続するというすぐれもの。これを無印のポンプの容器に移し替えて、いろんなところに置き、腕とか脚にも使ってます。マッサージにも心置きなく使えるくせに、なかなかなくならない、いいヤツ(笑)。
また、素爪よりは何か塗ったほうが爪の強化にはいいかもしれません。私は上の爪強化剤を塗ってます。ポリッシュを塗るときはベースコート代わりとして使えるし。「Nail Tek(ネイルテック)」の2番。これはサロンの方に勧められました。ふにゃ爪が、シャキーン!と硬くなります!
手って、一番自分から目に付くところだと思うんです。なにも長く伸ばしてきれいにポリッシュを塗らなくても、しっとりしてて、甘皮もきちんと処理されててつやがある、それだけでも私は満足。人前で隠したくなってしまう状態だと、何より自分のテンションが下がってしまう気がして。
家事をするとどうしても荒れがちになってしまうけど、それでもこまめに気をつけようと思います。手のお手入れをすることで、私って女なんだなという気分にもなるし…せめて手だけでも女らしくね、と自分に再確認させている私なのでした。
似たような色ばっかり…
少し前に注文していたポリッシュたちがアメリカから届きました。
今回購入したのはOPIとESSIEのもの、2本ずつ。これでも我慢して絞ったんです!
このOPIは前にも書いた「Soft Shedes(ソフトシェード)」シリーズ ので、左から
R32 Room Service 偏光ピンクパール入りのシアーな薄いピンク
R29 A Peony for Your Thoughts 偏光ブルーパール入りのシアーなピンクベージュ
なのですが、さすがシアーなシリーズだけあって、写真写りが全然よくなーい!(上)どちらもすごくきれいなのにー。私は肌の色がブルーベース (グリーンぽいけど)だからか、ゴールド偏光パールや、逆になじみそうなグリーン偏光パールものは全く手になじまないんです。そのかわり、ブルー、ピンクならOK!指先に少し赤みがあるからかもしれませんが…。
ボトルで見て「きれーい!」と思い、買って全部の指に塗ると「うわー、肌から浮きまくり!」という失敗を数々繰り返してきた私としては、偏光パールものはとくに慎重に吟味するカテゴリー。
R32ルームサービスは、婚約式の日に選んだ色。これはさすがにサロンでお願いしたんですが、これをベースに先はマットでなく白パールでフレンチ、境目に控えめにシルバーラメを散らしたこの組み合わせが、ようやくおうちでも出来るから嬉しい♪
発色はどちらも控えめ、ピンクでもブルーよりなのがR32、少しベージュがかってるのがR29。でもR29は角度によってはブルーに輝くワザありベージュ!気に入っちゃった。。。
対してESSIEは、夏の新色「Summer in The City」シリーズの、左から
512 Iced Chai Latte パールのない、マットだけどシアーなスキンカラーに近いナチュラルベージュ
508 Cafe forgot 白っぽい、コーラルオレンジ、ベージュ寄り。かすかなパール入り
これもどっちもシアーな薄いつき。512のアイスド チャイラテははっきり言ってジャケ買いならぬネーム買いです(笑)だって、名前を想像するだけで可愛いんだもん!これは究極のベージュを捜し求める私には、買ってよかった一本ですね。赤みのないクールなベージュで、どこにでもしていけるけど、おしゃれで爽やかな色。。。主張は全然ありませんが。指が長く、白く見えます。
そして508!これは家族には一番好評の色。ミルキーなコーラルオレンジに弱いパールがちょっとキラキラして、とても上品な色です。透け感、2度塗りでもかなりアリ。単品使いでも、フレンチなどのベースにも可愛い。多分、私のようなブルーベースの人でも、イエローベースの人でも似合いそう。このごく控えめなパールがミソなんでしょうね。
ちなみに私は日本市価の半分以下で買えるのでネットで購入してますが、現品はオペークとかでチェックできます♪
捨て色ナシ!大満足のセレクトでした。でもねー…妹に「きれいやけどさー、いっつも同じような色ばっかりやん。。。」と言われてしまった…。
ううううーーーーん、認めたくないが、確かに。ここ1年くらい、かなりネイルにはまっていた上、好みな新色が出るとどうしても試したくなっちゃって気がつくと
こーんなことに。。。これでも使わないポリッシュや古いものは捨てたんだけど…そうだよねー、似てるよねーな色が多いことは否めない…(薄いピンク、ベージュ、アイボリーのバリエったら…結構あるかも)
あー、色フェチ・質感フェチな私を刺激するポリッシュたち…腐るものじゃないし、しばらくはもう買うのを封印しようと思います。だって指10本しかないし。しばらくはあるもので我慢…できるかなー。。。