紙のぬくもり | ピナ・コラーダ飲みたい。。

紙のぬくもり

カード


最近、よく手紙を書きます。

名古屋から、わざわざ私たちのために神戸まで足を運んでくれた彼の両親へ、お誕生日のお友達へ、ご無沙汰しているお稽古事の先生へ…メールで済ませてもかまわないんだけど、手書きを選んでしまいます。

とはいえ、決して上手とはいえない私の字。今更ながらもっとお習字をしっかりしておけばよかった…落ち着いたらペン習字でも習いたいーー。

でも、美しい字でなくても万年筆を手に取り、カードや便箋に向かうことで、心をより伝えられる気がするんです、自己満足かもしれないけど…。文章を考え、受け取る相手の顔を思い浮かべながら、いつもより少し丁寧に字をしたためていく…そんな時間がいいのかも。

そんな時、活躍するのがストックしているペーパー類。海外へ行くと、必ずそこで文房具屋さんやデパートの文具売り場へ行って集めてきたもの。

アメリカなんかはカードの種類が段違いに多い!ギフト文化が発達しているだけあります。なんでもカードだしねー。。スーパーでさえカードコーナーがあって、しかもすごい数!ポップなデザインが面白いし、アメリカンジョーク(ただし笑えないものも多々アリ)にくすっとしちゃうユニークなものも。

そんな中、私にとって特別な存在なのがアメリカ・Crane's(クレイン)社 のもの。アメリカの公文書やドル紙幣、大統領のレターセットを手がけているという知らない人はいないメーカー。銀座の伊東屋さんに行くとたくさん置いてあります。


レターセットは肉厚なしっかりした紙で、コットン繊維100%でできているからか、インクの引っ掛かりがいい気がする。字もうまくみえるような…(ただの気のせい?)私は白地に紺のパイピングのものが定番。初めて手にしたときは大人になった気がしたなー(遠い目。。)

上のコマドリ(?)のカード&封筒や、左の「K」のイニシャルが金で入ったカードもここのもの。コマドリの封筒の内側の赤がとってもきれい。天使のは、NYの本屋さんで買いました。天使モチーフには目がなくて。。

また、フランスもデザインや色使いが素敵なカード類が見つかります。

G.LALO封筒

これはG.LALO というメーカーのレターセットです。写真よりもう少し薄いスカイ・ブルーに金色に浮き出したパリの街をバックに浮き出したロゴが高貴な感じ。クレインよりもう少し目の摘んだ、つるっとした印象の紙。1916年創業の老舗ですが、ハートのプチメッセージカードなんかがあって可愛いんです♪色の組み合わせなんかは、さすがヨーロッパ!みたいなセンス。


美術館のミュージアムショップにもフランスはシックで小粋なレターセットを発見できますよ。(ミュージアムショップ大好き★)

こうした封筒や便箋・カードは眺めていても素敵だけど、やっぱり実際に触れた時の感触が一番かもしれません。しっくりくる、というか落ち着く、というか。。。小さい頃から紙が好きで、千代紙や包装紙を集めていたくらいなので余計かもしれないけど。

手紙をやり取りする事が減るのは悲しい…スピードが要求される時代でも、時にはスローでアナログな気持ちの伝達方法もいいと思いませんか?