a departure
私がブログを始めたのは2005年の4月のことでした。
それからもうすぐ3年になろうとしています。時間の経つ早さに驚かずにはいられません。
この2年と9か月の間、いろんなことがありました。ここに書いたこともあったし、書かなかったこともあったけれど、私の人生の中でとても濃密な時間でした。
たくさんの、普通にしていたら知り合うことのできない方々とお話しすることができました。それは私の毎日にスパイスみたいな…ピリッと刺激を与えてくれました。
いただいた言の葉たちは、私を温かな気持ちにしてくれたり、身を引き締めさせてくれたり、考えさせてくれたり、くすっと笑わせてくれたり…全部が忘れられない、いい思い出です。
でもそろそろ、卒業の時がやってきたように思います。また新しく、一からはじめてみたいから…。
いままで、ありがとうございました。ここで言葉を交わしたすべての方に心からお礼を言いたいと思います。
どうか皆さま、お元気で!
1月30日 pinac拝
年始 2008
新年になってもう10日が過ぎてしまいました。暖冬予想をものともせず、かなり寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私はなんとか元気にやっております。体調も本調子までもう少しのところまで来ました!
いろいろあった年末、メッセージやメール、コメントをくださった方々、どうもありがとうございました。本来ならお一人お一人にお返事を…と思うのですが、ここでこんなふうにご報告とお礼をさせていただく失礼をどうかお許し下さい。
皆様から頂いたお言葉、一言ひとことがやさしくしみてくるようで…心を温かく照らしていただきました。
2008年、気持ちも新たにまた日々過ごしていきたいと思います。
どうかこれを読んでくださっている皆様にとって、記憶に残る素晴らしい思い出のあふれた一年になりますよう心からお祈りしております。
2008年 年始に pinac拝
朝のカフェオレ
久しぶりに更新したので、調子にのって今日も。
ここしばらくはいくらお天気のよい日も、数ヶ月前の空のように濃く、抜けるような青さを感じられなくなってきました。うちの家のリビングは、窓が多くて…カーテンを開けると見える空の色は毎朝の楽しみなのです。この景色に惚れてここにした、と言っても過言でないほどお気に入りの眺め。
その青も…やっぱり季節によって違う。好きだった夏の青と今の青は少しずつ違うように、時間は自分が思っているよりもずっときちんと流れていて、周りの状況も刻々と変わっていて…なのに私はそのことにずいぶん無自覚にぼけーっとしている気がします。最近とても感じるそういういろんな「gap」…。
彼を送り出した後、ひとりカフェオレを飲みながらそんなことをよく考えています。朝ごはんの定番は「GREENS coffee roaster 」のコーヒーで、夏の間はアイスコーヒーだったけど、さすがにこう肌寒くなってくるとあったかいカフェオレがなにより美味しい。
カフェオレを飲むのは、夏の間に手に入れたカップです。
カップっていうか…丸湯呑、とお聞きしたのだけどまあいいでしょう。小野哲平さんのものです。
ふらっと寄ったお店で、それは目を釘付けにしました。今まで小野さんの作品を拝見する機会は何度かあったのですが、この左のほうの湯呑が棚から呼んでいたのです。
この不思議な土の感じ…そのとき「フィンランド」にはまっていて、毎日フィンランドの写真やら何やらを眺めていたせいでしょうか、この湯呑に「雪に覆われたフィンランド」の景色が見えて。
力強い大地に降り積もる雪と、氷の、そこに吹く冷たく厳しい風のイメージ…冬のフィンランドなんか、行ったことないくせに、強くその世界にひきつけられたのでした。
一つだけお持ち帰りしたのですが、お茶を飲むときは(コーヒーのときは一人だけど…※ダーはコーヒーが嫌い)大体二人分入れるので、お気に入りのこれが使えないのが不便で、右のも後から連れて帰ってしまいました。
右のはよく見ると小さなドットが飛んでいて、あずきのような水玉がたまらなく愛らしいのです。物によっては内側がうっすらとピンクがかったりしていて…その表情は雪国の女性のほっぺたみたいだなあ、と思いました。やっぱり、私にはどうしても雪の景色を連想させるこの湯呑たち。
ちょうどお店に伺った時小野さんの個展をされていて、おかげでたくさんの中から選ばせていただきました。
一つ一つ、大きさ形も微妙に違うのですが、慎重に選んだものを家で見てみると、先に買った「雪のフィンランド」と形がほぼ同じ大きさだったのです!自分好みの形・大きさって記憶にしみ込んでいるものなんですね…。
なんとなく、フィンランドは男性的なので彼の、あずきドットは女性的なので私のという風に決まってしまいました。重さも大きさも、手のひらにしっくり、ぴったり来て、少し冷めてからカップを大事にささげ持ってカフェオレをすすっていると、ぬくもりがじんわり伝わってきて少し幸せな気持ちに。
ぬくもりを感じつつ、こうしてまたぼーっとしてしまう朝のひと時。現実逃避気味なのかもしれません。。。
大安の土曜日
お久しぶりです。本当に放置しておりますねえ、このブログ。
最近あれこれ思いやむことが多く、なかなか「書く」という行為に気持ちが向かなかったのですが、嬉しかったことがあったので久しぶりに更新。
先週末の大安の土曜日、大学の友人のwedding partyにお邪魔してきました。
彼女とはゼミが一緒だったのですが、このゼミの仲間たちが「おもろい」やつばかりで。
先生もめちゃくちゃ個性的な面白い人。おかげで中高よりは思い入れの薄くなりがちだった大学生活が充実したものになりました。
そのゼミの仲間たちがフルメンバーとはいかずとも集まるこの機会。心待ちにしないはずがありません。実は先生はその道(←どの道よ。。。)ではかなりな有名人となりつつあり、お忙しい身なのですが今回は参加とお聞きしてその話を聞くのも楽しみの一つでした。
くだんの主役の彼女。故郷長崎に帰るまでは大阪の某商社に勤めていたので、もう一人別の商社OLをしていた友人とともによく観劇に繰り出したものです。バレエあり、フラメンコあり…観劇サークル兼異業種交流会(別名は…なんとでもどうぞ(笑))でよく遊んだわ…懐かしい日々。。。
彼女は派遣先の会社で、残業に苦しんでいたところにあめ玉をくれた隣の席の旦那様のやさしさに打たれ(←可愛いエピソードだ…)彼女からのアプローチの末めでたくゴールインされたそうです。
シャイな旦那様と相変わらずハキハキした彼女、和気藹々とアットホームなパーティ、なぜか余興できたマジシャンの間近でのテーブルマジックのテクニック…すべてがすごく幸せな空気に包まれていて、確実に心の温度が何度か上昇したような。
もちろん、懐かしい面々とのトーク・トーク・トークも堪能!うち一人が4ヶ月のプレママさんになっていたこともおめでたい気分に拍車をかけました。
2次会は先生の行きつけのバーに会場を移して。パートナーを褒めているか?というテーマでの激論はそれぞれ個体差があって面白かった。先生いわく、「男はルックスを褒めるべし」だそうです。それは一部の男子を除いて、幼少時から両親からも、先生からも褒められるポイントではないからだそう…才能がある、性格がいい、頭がいい、統率力がある…等々を褒められることはあっても、ルックスは…だそうで。
だから「何よりもルックスを褒められるのが男は嬉しい」というのが先生の結論。「その言葉で7年は生きていける」そうですが、どやろ…?
あー、ほんとよく笑い、飲み、しゃべりました。気がつけば卒業して10年ほどになりますが、これからもみんなとはこういう機会を持てたらいいな。今回こんな機会を作ってくれた新妻の彼女に、改めて感謝です★幸せになってねーーーー♪
ちなみに…この日のいでたちはお着物でした。こんな機会でもないとなかなか柔らかものなんて着られないから気合で着付けましたとも。
おばあちゃんがろうけつで描いた、鶸萌黄(ひわもえぎ)色の訪問着。柿色や蒲色で草花が描かれ、ところどころに金が押してあります。着物だけ見ると私には地味かな、と思ったけど、着てみると意外にしっくり。
ちょうど金茶色の袋帯がぴったりで、お気に入りの一揃いになりました。いつもは自前の髪の毛もこの日はセットしにいって…ふわふわしないで、ぴしっとお願いします、と言ったら少々姉さん風にされてしまったけど、まあ良しとしましょう。友人たちには「出勤ですかー、ママ」と言われたけど内心、気に入っていたのです…(笑)
PS.ちょいと裾丈が気になりますが、深夜(酩酊)帰宅後の写真なのでご容赦くださいませ。
ご無沙汰しております
あまりの猛暑つづきに、夏好きの私もさすがにぐったりしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
ずーっとブログを放置しておりました。こんなに長くブログから離れたのは、書き始めてから今までなかったかも。
気温がぐんぐん上がって、空がすこーんと真っ青な間に、いろんなことをしておりました。
結婚式で軽井沢にも行ったし、東京にも遊びに行って、また一人で歩き回って、うつわなんかを仕入れたり。LAに行く友達をはじめとして、普段会わないたくさんの友人に会ったりもしました。中には7年ぶりの再会、と言うのも・・・。うちに来ていただいたり、おうちに遊びに行ったりする機会も普段よりずっと多くて。
毎週末のように、家族で食事にも繰り出していたような気がするのは、夏の開放的な雰囲気のせい?!そういえば何かしらのイベントがあって二人だけの週末ってほとんどなかったっけ…あ!そういえば今年はお庭をきれいにしたせいで夕方から夜にかけて外でのんびり、というのは2人でよくやったかも。神戸の花火もキャンドルともしてお食事しながらゆっくりと眺めることができました。
お盆には、今まで行ってみたいと思いつつ、なかなかいけなかったお店散策もしました。神戸だけでなく、関西の中だけだけどちょっと足を伸ばしたり。
すごく楽しくて、充実した夏でした。
窓から眺める、青い青い、どこまでもくっきりした透明な空を見ているだけでいつも幸福な気持ちになれました。この家に住んで1年、やっとここでの生活が自分のものになってきたような…どこに出かけるよりもおうちにいるのが大好きになった夏でもありました。
彼はようやく関西にずっといられることになり…週末婚生活を卒業いたしました!!といはいえ、いつまで続くか分かんない&週に一度は東京に行ってるけど…。
それでも。毎日遅くに帰ってくるにしても、同じところに帰ることができるというのは、何物にも変えがたい喜びを感じます。感謝の気持ちでいっぱいーー(→誰に?!)
そして…どうもこれからは今までよりちょっと仕事に気合を入れなければならなくなるような予感がしている今日この頃。ここしばらくのんびりモードでお仕事させてもらっていた私ですが、そうも言ってられなくなるかもしれません。
なんにしろ、日々是精進がモットーの今年なので下半期は少し頑張ってみようと思います。
そんなわけでますますブログから遠ざかるようになってしまうかもしれませんが、こんな不定期で放置気味のブログをのぞきに来てくださっている皆様にはいつも感謝しております。
どうぞ皆様も、残り少ない素敵な夏をお過ごしくださいませ。素敵な思い出がたくさんできますように…。
PS.そんな私、日常の少しでも空いた時間に想っているのは「フィンランド」。あーー、ヘルシンキ、もう一度行きたい!あの言葉で言い表せない澄んだ青い空気を思い出すたび、たまらなくなるのです…アアルトの自邸や、ヴィラ・マイレアの写真を眺めつつ、しばし空想に耽るのが何よりの幸せ。。。
グリーンと暮らす
今週はまた…関西地方梅雨はどこへいったのでしょうね。九州方面はすごい雨のようですが、こちらは全然ふりません。
今までだと、雨が降らないことは非常に嬉しかったわけです。くせのある髪の毛を持つものとしては、湿気とは大敵でしてね…雨だととたんにテンション下がる下がる。
でも!今の私は違うのです。雨降ってくれないと困るのよーーーー!!
それはお庭についにグリーンが入ったから。先週末、ようやくお庭が完成しました。
緑が窓の外にあるだけで本当に癒されます。風にそよぐシマトネリコの葉を眺めていると、いつまでも家にいたくなる…飽きないのはなぜでしょうか。
せっかく庭があるのに、あまりの荒廃ぶりと手のつけられなさに、全くやる気なくてほとんど出てなかった私たち。でももうこれからは…違うの。ダーは家の中で決して煙草を吸わない人なのですが、スモーキングタイムを嬉しそうに庭で過ごすようになりました。
ご相談したKさん。たまたま知った彼のHPを食い入るように見て、ご相談してみようと勇気を出してコンタクトを取りました。
すぐに快くうちに現状を見に来ていただき、話を聞くとなんとうちがお任せしたリノベーション会社とコラボでよく仕事をする、とのこと。おかげで話が早くて…その場でささっとスケッチしながら色々なアイデアを出してくれました。
まずうちの庭の場合、目の前に無粋な駐車場の空気抜きの巨大なパイプがあって、それをこれも朽ちたフェンスで囲ってあるのが最大の障害…おまけに雨水のパイプがなぜか地上に出ていて、庭を横切っていたのです。
隣家との境界も前出の朽ちたフェンス…よくある昔のフェンスで、もう緑がはげちゃってる感じ。そして土が引いてあるのですが…これがコンクリートスラブの上だからほんとに薄くて、、植物を地植えできない感じ。一部は木が植わっていて、ここだけ土が厚いというへんてこさ。
排水も傾斜がおかしいのかうまくいかないし。今までお引越してから何人かのプロの方に見てもらったのですが、満足いくプランには出会えずに来ました。ともかく問題が多すぎて、すごく費用も高くなる傾向で…もう私たちの予算をはるかにオーバーするばかり。
ほとほと困っていたところへ現れたKさん。できるだけ費用を抑えつつ、庭仕事は全くの初心者な私たちと、乾燥傾向にある庭の状態を考慮してグリーンを選んでくれました。ようはある程度ほったらかしでも強いものセレクト(笑)
隣家との境に関しては一方向のみ防犯上問題があったので、これは自腹で塀をたてることにし、ついでに朽ちたフェンスは黒くペイント…これはうちの家を担当してくれたSさんに施工をお願いしました。
フェンス、塀の工事が終わるのを待って、今度はKさんに植栽に入ってもらいました。なんとKさん、お一人で全部何から何までやってた…砂利を引くのも、土を盛るのも、100株以上のグリーンを植えるのも…すごい。おまけに雨にまであたりながら…頭が下がります。
でも全然お部屋も回りも汚さないの!さすがだわーーと感心仕切りでした。私は手伝いたいけど、足手まといになっては…と結局何もできず、ただ見てただけ。。。ごめんなさい。
まだグリーンががっつり入ったところは畑のようで発展途上中(?!)なのでほんの一部だけ。
窓からの眺め、砂利エリア。軒下にシマトネリコの鉢を入れてもらっています。これは私が強くリクエストしたもの。この優しげな姿がすごーく好き。
緑があるとこんなに雰囲気が変わるのか、とその効果にすっかり魅せられた私(←単純。。。)はちょこっと室内グリーンもゲットしてみました。
小さな小さなものですが…グリーンドラム、というもの。
多肉植物の一種かしら…?なんか愛嬌があって可愛いです。
庭仕事命、どんなものも大きく育てるグリーンフィンガーのパパには遠く及びませんが、私もちょっとずつガーデニングを楽しめればいいなと思います。
手始めに、水遣り!!頑張るぞーーー。(でも雨降ってね)