中村うさぎさんの文春エッセイ。


買い物依存症からはじまったこのシリーズ、ホスト依存症を経てついに整形依存症へ。


あのブランドを手に入れれば、ホストに愛されれば、整形すれば幸せになれる…まるでドラクエのように、ひとつクリアするたびに、幸せになるどころかより強大な次の敵が現れて、終わることのないゲームに身をやつす中村さん。


持て余しすぎた自意識の奴隷となり、気がつく。「私は自分の金閣寺を見つけては貢物を捧げ、そしてこの手で焼き払ってきたのだ」。そしてあとに残るのは、ズタボロの自分と、同じ自意識の奴隷たちへのやさしい眼差し。うーん、真似したくないのになんかちょっとカッコイイぞ…。


この果てしない旅路、どこまで行くのか見届けたすぎる!!次はいよいよ、ショッピングの女王シリーズ最終巻だー!(←もちろんもう買った)

 

 




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