作品紹介 電子絵本『こうもりおばさん』 | なかのたいとうの『童話的私生活』

作品紹介 電子絵本『こうもりおばさん』

『こうもりおばさん』表紙

 

こうもりおばさんは、はたらきもの。

いつも、いつでも、いそがしそうに、はたらいています。

ある日、こうもりおばさんは、男の子に言います。

「しあわせはね、ひとのために、はたらくことから、うまれてくるんですのよ」


『こうもりおばさん』は、初めから電子絵本として制作することを念頭において作られています。

ストーリーが出来上がったのは、2012年12月半ばです。

その後、2013年2月に校正を完了して完成し、以来、絵描きの、たかみあいこと共に、絵本を制作してきました。

都合3日くらいで仕上がったお話しですが、絵がすべて上がるまでに4ヶ月近くかかっています。

『くじらのましゅう』、『はりねずみのふぃりっぽ』、『ねずみのらんす』、『るどるふ』に続く、「メルヘン童話集 みにまみにも」の第5作目です。

それぞれにテーマもカラーも違う作品たち。

この『こうもりおばさん』では、「働くということ」と「幸せ」がテーマになっています。

こうもりおばさん ページ2
こうもりおばさん ページ3
こうもりおばさん ページ4
こうもりおばさん ページ5


こうもりおばさんには、家族も友達もいません。

もちろん、こどももです。

でも、こうもりおばさんは、少なくとも不幸せではなかったはずです。
こうもりおばさん ページ10
こうもりおばさん ページ11


このあと、こうもりおばさんを、じっと見つめ、こうもりおばさんの言葉をつぶさに聞いてきた男の子は、ある「行い」をやってみることにします。

そして、それが、男の子の「幸せ」へと、つながっていくのです。

それもまた、こうもりおばさんの「幸せ」。

本当の「幸せ」は、連鎖して、どこまでも広がっていくものではないでしょうか。




『こうもりおばさん』の絵を描いたのは、たかみあいこ(イリ)です。

ブログを通して彼女と知り合い、絵本にすると素敵だろうなと、ずっと思っていましたので、ぼくのほうから声をかけさせていただきました。

といいますか、『こうもりおばさん』は、たかみあいこに絵を描いてもらうことを前提に書いたようなところがあります。

お話しは12月半ばには出来上がっていましたので、クリスマスプレゼントにすることも考えましたが、しばらく寝かせてから最終的に完成させたほうが良いだろうという判断で、それは見送っています。

内容的には、人の目には見分けにくいコウモリを、着ぐるみ風にしてはどうかと提案させていただいたのですが、それ以外は特に注文をつけることはありませんでした。

出来上がった絵には、彼女のカラーが良く出ていると思っています。


 
たかみあいこ(イリ) プロフィール写真
神奈川県在住。絵描き。
独学にてイラストを描いています。
2011年から、アメブロにてイリの名前で活動しはじめ、ゆる~い感じのイラストと共に、ぽつりぽつりと呟いています。
日常に寄り添うような、暖かみのある、絵本のワンシーンのような作品を作って行けたらなと思っています。
好きなもの。絵本、音楽、お酒、散歩。


 

出版情報

今回の出版は電子書籍のみの出版で、ぼくの個人出版レーベル「なかのたいとう童話の森」から出版し、Amazonで販売しています。




電子書籍はAmazonの電子書籍リーダー Kindle専用の電子書籍です。

Amazon Kindle fire / Kindle fire HD、Apple iPhone / iPod touch / iPad用のKindleアプリ、一部機種を除く各種Androidスマートフォンまたはタブレット用のKindleアプリで見ることができます。



『こうもりおばさん』は、Amazon Kindleの絵本制作ガイドラインに沿って制作された数少ない日本語の電子絵本です。

Kindle児童書仕様の絵本の最大の特徴は、テキストをダブルタップすると、文字がポップアップして飛び出し拡大されるというものです。
こうもりおばさん ページ2 画面遷移1

そしてポップアップされた状態のままページをめくっていくと、文章の流れにしたがって、文字が次から次へとポップアップしていきます。
こうもりおばさん ページ2 画面遷移2
こうもりおばさん ページ2 画面遷移3
こうもりおばさん ページ2 画面遷移4


この感じは説明するより、実際にいじってみたほうが早いかもしれません。

無料サンプルも用意されていますので、ぜひご自分のデバイスにダウンロードして、体験してみてください。


 
裏表紙に入るはずだったもの









 
なかのたいとう童話の森 出版局


現在、以下の本がAmazon Kindleストアで販売中です。

Kindle PaperWhite / Kindle fire / Kindle fire HD / iPhone, iPod touch & iPad版Kindleアプリ / Android版Kindleアプリで、ご覧いただけます

 
また、2012年9月に開催されたTHE TOKYO ART BOOK FAIR 2012に向けて制作した本は、価格を改定した上で、在庫があるうちは販売を継続しています。

下記のお問い合わせ先にご連絡いただければ、折り返しご連絡いたします。
なかのたいとう童話連絡先
Book:
¥1,200
深海の鼓動』×ナオゲリータ[B5判 12ページ]
灰色の虹』 ×菅谷さやか[B5判 38ページ]
雪だるまのアルフレッド』×和華[B5判 42ページ]
オイディプスとスフィンクス』×相田木目[B5判 52ページ]
くじらのましゅう』×鏡安希[B5判 22ページ カラー挿絵8枚]
はりねずみのふぃりっぽ』 ×たぐちななえ[B5判 22ページ カラー挿絵7枚]
ねずみのらんす』×かわつゆうき[B5判 22ページ カラー挿絵8枚]
¥2,400
フローラの不思議な本』×鈴木匠子[B5判 211ページ カラー挿絵15枚]
ZINE:
無料
side by side 』×実鈴×小野祐佳
(『夜空の星と一輪の花』の朗読CD付き(朗読:我竜麻里子))
[A5判 オールカラー34ページ]
※本をお買い上げ頂いた方には無料で差し上げます
※送料分の切手(¥200)をご送付願えれば郵送いたします
Audio Book:
¥600
朗読『くじらのましゅう』×我竜麻里子 [オーディオCD 7分23秒]
朗読『はりねずみのふぃりっぽ』×我竜麻里子 [オーディオCD 7分56秒]
朗読『ねずみのらんす』×我竜麻里子 [オーディオCD 6分09秒]
朗読『雪だるまのアルフレッド』×我竜麻里子 [オーディオCD 53分04秒]
朗読『灰色の虹』×我竜麻里子 [オーディオCD 50分弱]
送料一律 ¥500(ただし1回で送れる量を超えた場合は別途ご相談)

 

なかのたいとう童話の森は、童話作家なかのたいとうの個人出版レーベルです。自作の出版の他、絵本、童話、児童小説を電子書籍で自費出版したいという方たちのための窓口として2013年に設けられました。初期コストをかけずに出版することは可能ですので、自作の電子書籍化をお考えの方はぜひご相談ください。


また、なかのたいとう童話の森は、電子書籍専門のインディーズブック出版レーベル 電書館 (http://denshokan.jp) に協賛しています。以下のタイトルが電書館より発売中です。
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こちらは 電書館 facebook - http://www.facebook.com/denshokan



 

 



 
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