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なかのたいとう童話の森は、童話作家なかのたいとうの個人出版レーベルです。自作の出版の他、絵本、童話、児童小説を電子書籍で自費出版したいという方たちのための窓口として2013年に設けられました。初期コストをかけずに出版することは可能ですので、自作の電子書籍化をお考えの方はぜひご相談ください。
なかのたいとう童話の森は、電子書籍専門のインディーズブック出版レーベル 電書館 (http://denshokan.jp) に協賛しています。以下のタイトルが電書館より発売中です。
覚え書き 無料塾「中野よもぎ塾 」2014年度卒業式
3月29日(日)、東京都 中野区産業振興センター3F 会議室1にて「中野よもぎ塾卒業式&1周年記念懇親会」が開催されました。
無料塾「中野よもぎ塾」は、学習の側面から子どもの貧困を考え、経済的な事情で学校以外の学習支援を得ることができない中学生を対象にした無料の塾です。運営費等は寄付によって賄われ、生徒たちに交通費以外の負担はありません。塾を支える講師たちをサポーターと呼び、毎週日曜日、ひとりひとりに寄り添った学習指導を行っています。
無料塾「中野よもぎ塾」のブログ
http://ameblo.jp/nakanoyomogi/
http://ameblo.jp/nakanoyomogi/
無料塾「中野よもぎ塾」には、昨年4月の塾立ち上げの時から副代表として参加させていただいています。
塾講師や家庭教師のアルバイトをしたことがなかったため、始める前は少し不安でしたが、始めてしまえばまったく問題ないことがすぐにわかりました。
考えてみれば戦後世代で中学生を経験していない人は、ほぼいないわけで、誰もが通ってきた道と言えます。
加えて、よもぎ塾で対象としている生徒は、勉強ができない子がほとんどです。
確かに学校で勉強は習います。
でも勉強の仕方、特に、その子にあった勉強の仕方は学校では教えてくれません。
それは塾が教えることであり、親が教えることなのです。
ところが、経済的な事情で塾に行けない、親が勉強が不得手、ひとり親家庭で親が仕事で忙しいなどの様々な事情で放っておかれる多くの子どもたちは、誰かが手を差し伸べなければ例外なく落ちこぼれる危機的な状況に置かれています。
勉強するより遊んでいたほうが楽しいのは当然のことですから、勉強に対するインセンティブをどう与え、毎日勉強しなければならないというプレッシャーを、どうかけ続けるかが問題になってくるのです。
そのあたりのことは、よもぎ塾でも頭の痛い問題です。
ぼくは中学生の頃、あまり勉強をしたという記憶がないのですが、勉強で苦労したという記憶もありません。
親が教育熱心だったこともあり、実家には今でも当時使っていたであろう参考書や辞書、事典の類がたくさんあるのですが、それらを実際に使ったかどうかは微妙なところです。
でもそれは、恵まれているということの証しなのです。
よもぎ塾に来るほとんどの子が、問題集どころか英語や国語の辞書さえ持っていません。
そのため、よもぎ塾では辞書基金を設けて辞書を配布するようにしています。
ですが、それも英語の辞書だけで、国語の辞書までは手がまわらない状況にあります。
また、確かに「お金がないから勉強ができない」という構図は見えてくるのですが、それはあくまでも最終的に表層に現れた事象にすぎないということを忘れてはいけないように思います。
個人的な見解ですが、「お金がないから経験できるものに限りが生じ、その結果、視野が狭まって自分の将来像を思い描けず、ゆえに勉強してもしょうがないと諦め、ゆえに勉強しないから勉強ができない」といったところなのではないかと見ています。
つまり自分の未来に対するビジョンを描けるかどうかが、非常に重要な分岐点になってくるだろうということです。
この点も、恵まれて育った大人たちからは、「まだ中学生だから」とか「自分は中学生のとき、そんなことを考えもしなかった。もっと自由にさせていいのでは?」などという声が上がったりします。
でもどうでしょう。
時代も、家庭環境も違いますし、何より彼らにハンデがあることを忘れている場合があるのではないでしょうか。
今回、よもぎ塾の卒業生は3人でした。
このうち1人は受験が終わったあとにやってきたので省きますが、残りの2人は偏差値で言えば40以下の世間的には駄目な子たちです。
はっきり言って、彼らが塾に来たとき、誰もが無理だと思っていたと思うのですが、それでも、それぞれ1つしかない志望校に一発で合格し、この春、進学することになりました。
2人とも、自分が目指す高校しか見ていませんでした。
それらの高校は、公立ではなく私立であり、親の負担を考えれば別の選択肢も考えさせたかったところなのですが、彼らはそれを考えることさえ拒否し、志望校にピュアに一途でした。
自分の望む未来を掴むために、2人とも一生懸命、勉強しました。
「一念岩をも通す」という言葉がありますが、彼らを見守る大人たちのほうが、まさにそれを追体験させてもらったような感じになっています。
「一念」即ち「思い」が、いかに大事かということなんだと思います。
幸いにして、よもぎ塾には普通に生活していたらまず会えないような、多種多様の職業の方に参加いただいています。
できることなら、社会、そして世界に対する知見を、他のどの子よりも多く持って次のステップへ進んでもらいたいものです。
ハンデキャップを持った子どもたちがいるのは紛れもない事実です。
でも、よりよい社会を築くためには、たとえハンデキャップを持っていたとしても、きちんと社会に参加できるんだという実感を皆がシェアすることが大事なのではないかと思っています。
少なくとも勉強に関してのバリアフリーが、私たちの国、日本の特徴であったはずですし、ゆえに今後長らくそうあってほしいものだと願ってやみません。
そうそう、当日、中野サンモール近辺の路上でよく歌っているという、歌手の、さとうさおりさんが歌を歌ってくれました。
さとうさおりwebsite
http://satosaori.syncl.jp
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