エレキ・インスト・ア・ゴー・ゴー!
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2001年6月10日『Eleki-Inst a go-go! Vol.6』

※バンド・サイトのLiveページとリンクさせるためのアーカイヴ投稿です。

 


日程:2001年6月10日(日)
会場:銀座TACT
出演:THE BLUE HORIZON, DADDY & THE SURF BEATS, THE ROYAL FINGERS, ラットホリック
スペシャル・ゲスト:徳武弘文

 


■ブルー・ホライズン、セットリスト
1. CRAZY DRIVING
2. SECRET AGENT MAN
3. GRINGO
4. NEW EAST
5. GROUND SWELL ~ MISIALOU
6. SURFIN' BIRD
7. LOUD LOCUST
8. THE CRUEL SEA

■徳武弘文 with ブルー・ホライズン
1. 楽しいパラダイス
2. HEART OF GOLD
3. EIGHT DAYS A WEEK
4. CATCH A WAVE
EN1. KANDA RIVER TWIST
EN2. GUITAR BOOGIE SHUFFLE

THE VENTURES / IN SPACE(1964)

 

 

超久々のブログ更新です。
1964年にリリースされ、今年60周年を迎えた『IN SPACE(宇宙に行く)』をピック・アップします。

そういえば、ベンチャーズ自体も今年結成65周年ですね。

おめでとうございます!

本アルバムは、ビルボード誌アルバム・チャートの最高位が27位。

モズライト・ギターを使用していることが、初めてジャケットに表記されました。

メンバーは、全盛期メンバーである、ドン、ボブ、ノーキー、メルの4人に、数名のスタジオ・ミュージシャンが加わっています。

また、アルバム全編通して「宇宙というミステリアスな空間」を音で表現しようと、様々な音に関する実験が行われています。

「ペネトレイション」など、シンセサイザーを使用しているのでは?と思われる曲もありますが、メル曰く「全部、普通の楽器だ。シンセサイザーは使っていない」とのこと。

むしろ、シンセを使わず、というかシンセがない時代だったのかもしれませんが、スタジオ内で試行錯誤している感じが、新鮮に聴こえます。

ちなみに、「War of the Satellites(サテライトの戦い)」は、後に「ダイアモンド・ヘッド」を作曲するダニー・ハミルトンのペンによるもの。

あと、山下達郎さんは、アマチュアの頃はドラマーだったのですが、「Solar Race」でパラディドル(ドラムの基礎的なフレーズ)の練習をされていた、なんてエピソードもあります。

ということで、60年たった今でも、色んな発見と新鮮さのある作品。

ぜひ一度聴いてみてください!

それでは、また。

1. Out of Limits
2. He Never Came Back
3. Moon Child
4. Fear
5. Exploration in Terror
6. War of the Satellites
7. The Bat
8. Penetration
9. Love Goddess of Venus
10. Solar Race
11. The Fourth Dimension
12. Twilight Zone

2024年2月

杉本和弘 / UNDER THE CRESCENT MOON(2023)



こんにちは。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

2月に配信リリースしたCold Winter Windに続き、新たにシングルをリリースします。
Cold Winter Windは、2001年にCDリリースされた楽曲をリマスターして配信したものになりますが、本楽曲は22年ぶりの書き下ろしソロ作品となっています。

この曲は、昨年11月に他界された島村文彦さんに聴いてもらいたくて書きました。
逆に言うと、島村さんが書かせてくれた曲でもあります。
「月夜の浜辺で島村さんがギターを弾いている様子」をイメージして録音しました。

果たして天国の島村さんは、この曲に及第点をくれるでしょうか。

きっと「まだまだだな〜」と言われてしまうような気がします。
「俺をイメージして書くな。気持ち悪い」と言われるような気もします(泣)。
でも、何年か経って「あれはあれでよかった」と言ってくれるような気もします(笑)。

6月16日以降、こちらのリンク先↓より各配信サイトで聞くことができます。
島村さんをご存じない方も、ぜひ月夜の浜辺をイメージしてお聴き頂けたら嬉しいです。


Under The Crescent Moon


■楽曲について
配信シングル第2弾。
2001年以来22年振りのソロ作品は、月夜の浜辺をイメージしたミディアム・テンポの楽曲。
前作のCold Winter Windと同様に、ギター、ベース、プログラミングと全ての制作を杉本自身が行っている。
Dedicated to Fumihiko Shimamura.

■レコーディング使用機材
Fender Japan Jazz Master, Fender USA Precision Bass, Logic Pro X


それでは、また。

2023年6月

杉本和弘 / COLD WINTER WIND(2023)

 

いやぁ〜、寒い日が続きますね。
暖房を効かせて暖かくしたいものですが、電気代も値上がりして困ります。

そんな最中にもかかわらず、2月15日に極寒の曲をリリースさせて頂きます(汗)。

以前投稿した、2001年リリースのコンピレーションCD『宅録サーフ・パーティ』
この中に収録されている杉本唯一のソロ楽曲「COLD WINTER WIND / 木枯らしの彼方に」を、レーベルの許可を得て配信リリースすることになりました!


2月15日以降、こちらのリンク先より各配信サイトで聞くことができますので、恐怖の?極寒ソングをお楽しみください(笑)。


COLD WINTER WIND / 木枯らしの彼方に


■楽曲について
2001年7月にインディーズ・ハウスからリリースされた宅録コンピレーションCD『宅録サーフ・パーティ』収録の楽曲。 今作品では、サウンズやジョーカーズなどに連想される、北欧サウンドに挑戦している。 今回リマスタリングを施し、待望の配信リリース!

■レコーディング使用機材
Fender Jazz Master, FenderⅥ, Roland RS-5, Mosrite Ventures Model Bass, Yamaha RY30, Roland VS-880



それでは、また。

2023年2月

THE VENTURES / PLAY TELSTAR 〜(1962)

 

 

※正式なアルバム・タイトルは『PLAY TELSTAR - THE LONELY BULL AND OTHERS』ですが、amebloの文字数制限により省略しました。

新年あけましておめでとうございます。
2023年もよろしくお願いします。

月イチペースで、ゆるく更新しているこのブログ。
今年最初のネタは、60年前にリリースされたベンチャーズ最大のヒット・アルバム『テルスター』です。

こちら、日本で出版された資料に1963年1月の発売となっていたので、当ブログ的にもタイムリーだと思って取り掛かったのですが、いま聴いている1992年リリースのEMI盤CDライナーによると、1962年の11月にリリースされ、1963年1月5日にチャート最高位の8位を獲得となっています。

ベンチャーズ・ブック』によると、元々このアルバムは『ヒッツ・オブ・ザ・シックスティーズ』というタイトルだったのを、ドン・ウィルソンがラジオから流れてきたトーネイドーズVer.の「テルスター」を聞き、「これは間違いなくヒットする」と確信しレコーディング。

アルバム・タイトルのみならず、ジャケット・デザインも変更してリリースしたところ、ドンさんがラジオを聴いた時には、チャート・イン前だったトーネイドーズVer.が1962年12月に1位を獲得。
そこに乗っかって、ベンチャーズVer.収録のアルバムもヒットしたというストーリーなのです。

当時は、このような競作が当たり前の様に行われていた様ですが、現代のミュージック・ビジネスでも学ぶべき点がある様な気がします。

話は脱線しましたが、以上の経緯から「1962年11月リリース説」が濃厚な気がしております。

さて、「テルスター」一曲で話が終わってしまいそうなので(笑)、他の収録曲についても少し触れておきます。

「ロンリー・ブル(悲しき闘牛)」は、ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスのデビュー・ヒット。なんとメル・テイラーはオリジナルVer.でもドラムを叩いています。
また、メル自身は、62年リリースの『TWIST PARTY VOL.2』からレコーディングに参加していますが、このアルバムで正式にクレジットされています。

そして、「アパッチ」や「テキーラ」といった、ベンチャーズの代表曲も収められています。

個人的に好きなのが「パーコレーター」というBILLY JOE & THE CHECKMATESの曲。パーコレーター自体はコーヒーを抽出する器具なのですが、沸騰している様子をうまくギターで表していて面白いです。

サブスクでも良いのですが、個人的には、RON FURMANEKのプロデュースにより、リミックス&リマスターの施されたEMI盤でお聴きいただくのをお勧めします。
音の良さと迫力にぶっ飛びますよ!

それでは、また。

1. Telstar
2. Lonely Bull
3. Mexico
4. Calcutta
5. Apache
6. Never on Sunday
7. Tequila
8. Green Onions
9. Percolator
10. Red River Rock
11. Let There Be Drums
12. Last Night

2023年1月

加山雄三 / EXCITING SOUNDS OF YUZO KAYAMA(1966)

 

 

加山雄三さんが、高齢を理由としてコンサート活動から引退すると発表しました。

すでに飛鳥Ⅱでのラスト・コンサートは終わってしまったのですが、なんと明日「紅白歌合戦」にて最後のパフォーマンスがあるとのこと。

ぜひご覧ください!

さて、これまで何故ピック・アップしなかったのか不思議なのですが、今回は1966年発表のアルバム『EXCITING SOUNDS OF YUZO KAYAMA』を紹介します。

本作品は、全曲加山さんの作詞・作曲でかつ全編英語詞になります。
全12曲中5曲がインストというのが、当ブログ的には嬉しい。
もちろん、歌モノも最高ですが・・・。

同年に『加山雄三のすべて』というアルバムもリリースされていますが、こちらは日本語詞中心のヒット狙いに対し、『EXCITING SOUNDS〜』は趣味のアルバムという感じがします。

 


逆にそれが「時代を超えて愛着の湧く作品」になっているのだなぁ〜という気がします。

久々に聴いてのお気に入りは「DEMURE DAMSEL(麗しき乙女たち)」。
壮大なバラード作のイメージが強い加山さんですが、 この曲の様に「さり気ない胸キュン作品」を作れてしまうのも加山さんなのです。

いやぁ〜本当に永遠の憧れですね!

今年もお付き合い頂きありがとうございました。
来年も微力ながらエレキ・インストについての投稿をしていこうと思います。

それでは、みなさん良いお年を。

1.Dedicated
2.The Angry Man
3.Honky Tonk Party
4.Running Donky
5.Boomerang Baby
6.Demure Damsel
7.My Gypsy Dance
8.Three Blue Stars
9.On This Beach
10.Crazy Driving
11.Sweetest Of All
12.Blue Sky In Your Eyes

2022年12月

追悼、島村文彦さん

【2012年7月15日、島村さんの誕生日に撮影】

 

当ブログは、エレキ・インストについてのものですが、今回は極私的な内容になります。
ご了承ください。

大瀧詠一さん関連のライターとしても知られる島村文彦さんが、今月6日に逝去されました。

今年の春に食道癌であることがわかったそうなのですが、周りにはほとんど明かしておらず、私もまったく知りませんでした。

島村さんとは、かれこれ25年以上のお付き合いになるのですが、私の在籍するブルー・ホライズンにとって、最もお世話になった方でした。

アルバム『エレキのウィンターランド』は、島村さんの在職されていたレコード会社からのリリースでしたし、アルバム・タイトルも島村さんが考案されたものです。

バンドのライブにはたくさん足を運んで頂きましたし、ご自身が主催するイベント”ONE WONDERFUL NIGHT”にも何度も出演させて頂きました。

音楽面では厳しいお言葉も頂きましたが、人生相談にも乗って頂き、兄の様な存在でした。

今後島村さんが私の音楽を聴いてくれることは叶いませんが、彼が納得してくれる曲を作るのが目標です。

島村さん、今まで、本当にありがとうございました。

 

向こうでも好きな音楽とビールを存分にお楽しみください。


 ※当ブログ内で島村さんが関連している記事一覧

2006年9月10日 ONE WONDERFUL NIGHT VOL.29

2007年7月15日 ONE WONDERFUL NIGHT VOL.31

祝☆アゲイン2周年『Eleki-Inst a go-go! Vol.8』

ライブ・レポート「yanさん、You've Got Friends」

海の日イブのエレキ・インスト・パーティー!!

ブルー・ホライズン結成20周年記念ライブ@東中野YES


THE SURF COASTERS / RISING (2016)

『エレキのウィンターランド』リリース20周年ライブ@東中野YES

2022年11月

Dr.K PROJECT / DIAL”M”FOR MURDER(2002)

 

今年もあと2ヶ月。
早いですねぇ〜。

さて、今回は20年前の2002年にリリースされた、徳武弘文さん率いるDr.K PROJECTの作品をご紹介!

実はこのCD、私が徳武さんのマネージャーを務めていた時期の作品でして、制作の経緯など覚えております。
まぁ〜簡単に言うと、徳武さん自らが「Dr.KのCD出したい〜!」ということで出したんですけどね(笑)。

レーベルは、アコースティック・アルバム『不思議な話』と同じTAMT。
スタジオは当時のホームグランドであるEGM。
今聴いても良い音しております。

このレコーディングで特に印象に残っているのが、徳武さんがお付き合いのあった元ランチャーズの堤光生さんが、個人的に開発されていたアンプをレコーディングに使用させて頂いたことです(写真)。

このアンプが、とんでもなくいい音(響き)がしたのを覚えています。

 



またペダル・スティールの尾崎孝さんが参加していることで、いわゆるギター、キーボード、ベース、ドラムだけじゃない、音世界が堪能できます。

収録曲全てが良く練られていて、エレキ・インスト好きにはたまらない作品になっていますので、ぜひ聴いてみてくださいね!

それでは、また。

1.DIAL”M”FOR MURDER
2.BRILEY PARKWAY
3.LIKE ATTRACKS LIKE
4.WHEN YOU WISH UPON A STAR

2022年10月

ギター・マガジン / 怒涛のサーフ奏法、完全攻略(2022)

 

 

だいぶ時期を逸してしまいましたが、ギター・マガジン8月売りの9月号にサーフ・ギターの特集が組まれておりました。

エディ・ウガタ氏の機材紹介に始まり、中村俊雄氏によるサーフ・バンドの系譜について、そして中シゲヲさんの奏法解説と完璧な構成。

下のYouTube動画と連動しているので、ぜひ併せて観ておくんなさいまし〜。

なお、個人的には、特集最後のディスク・ガイドから辿ったApple Musicのプレイリストに、福岡のサーフ・バンドTHE WHYSが入っていたのが胸キュンでした。

 

 

 

 

 

それでは、また。

2022年9月

広瀬香美 / シーズン・イン・ザ・サン(1997)

 

 


なぜ、このブログで広瀬香美さんなのか?
しかも、チューブの代表曲のカバーを?夏だから?

実はこれ、私=杉本がザ・サーフコースターズと共に、レコーディングへ参加した唯一の作品なのです。

どのような経緯で参加に至ったのかは、よく覚えていないのですが、当時サーフコースターズのメンバーが流動的だったことが理由の一つだと思います。

25年経って改めて思うのは、中シゲヲさんのサーフ・ギターが死ぬほどカッコイイということ。
最高です!!
僕も対抗意識丸出しで、ボブ・ボーグル直系のベースを弾いていますが・・・(笑)。

今思い出したのは、リハの冒頭では、ボ・ディドリーのジャングル・ビートだったと思います。
それを「やっぱり8ビートのサーフ・ロック的なノリにしようよ」となり、このアレンジに落ち着いたと思います。

ザブスクでも聴けるので、ぜひご一聴を!

Apple Music

それでは、また。

2022年8月

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