ライブ・レポート「yanさん、You've Got Friends」 | エレキ・インスト・ア・ゴー・ゴー!

ライブ・レポート「yanさん、You've Got Friends」

photo:01

ライブレポート「yanさん、You've Got Friends(One Wonderful Night Vol.41)」
2011.5.28@武蔵小山アゲイン

 このブログも18回目。ディスク・レビュー中心に進んでますが、他にもライブ・レポートや楽器の事など取りあげたいテーマはたくさんあるんです。

 てなワケで?今回は先日自分が出演したライブについて記しておきます。

 このライブはyanさんという、昨年5月に亡くなられた方を偲んでのライブ。yanさんはプレイヤーではなく、お客さんなのですが、この日の出演者の各ライブに足しげく通って下さった方であり、ライブだけでなく、打ち上げにも延々とつきあってくださり、時にはデキあがった出演者の介抱から、お会計までやって頂いた(笑)素晴らしい方なのです。

 杉本自身、ライブからは一年以上遠ざかっていましたが、主催のしまむーさんよりお誘い頂き、yanさんの供養になるのであればと、何曲か参加させて頂くことにしました。

 当日のメイン・アクトはプリン隊(仮)で、そこにいろんなゲストが参加する形式。

 結果、杉本が演奏した曲は、歌モノ含め計5曲だったのですが、最初の「ハート・オブ・ゴールド」はシビれました。滅多に弾かないギターを、中シゲヲさんをバックに弾いたんですから(笑)。

 以前、徳武弘文さんを前にこの曲を弾いた時も緊張しましたが、それ以上に緊張したかも(笑)。しかも事前のリハやサウンド・チェックは一切なく、ギターも借り物。ギターはThe WHYsのルイコさんよりモズライトを貸して頂いたのですが、実際本番でギターを手にしたら、まさかの(使う予定にしていた)フロント・ピック・アップが死んでるという、ロケンなギターでした(笑)。その場で、別のギターを借りるという方法もありましたが、ライブの流れを止めたくなかったので、リア・ピックアップだけで演奏することに・・・実際演奏してみると、音色の問題より、モズライト独特のネックの感じにアダプトできず、必死に指板を押さえる2分??秒という感じでした(笑)。

 そんな恥ずかしい一曲を乗り切った後は、本来のベースに戻り、The WHYsのルイコさんと共に加山雄三ナンバーの「クレイジー・ドライヴィング」と「ブラック・サンド・ビーチ」を演奏。コレは楽しかった!

 そんな前半が終わり、後半はサーフ・コースターズがドラム・レスのアコースティック編成で、「Adventures In Paradox」と「Fly Up」のを演奏。特に「Adventures In Paradox」はyanさんお気に入りの曲だったそうです。後半部分のベースのリフレインがいつ聴いても印象的。「Fly Up」もシャッフル・ビートでのインタープレイが盛り上がったなぁ~。

 最後は、プリン隊(仮)とゲストの玉川裕高さんによる「You've Got Friends」により幕を閉じたのですが、このイベントの発起人=夕暮コウさんの歌がとても切なく、こんなに切ない「You've Got Friends」は、初めて聴いた様な気がします。しかしながら、yanさんへの想いが伝わるあたたかいパフォーマンスでもありました。

 自分が参加したライブの中でも特に印象的なライブになったと思います。

 それでは、また。

2011年5月