モンテッソーリのエレメンタリーで使用されるタイムライン
小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。
よろしければ自己紹介もご覧ください。
腰を痛めたと書いてから、沢山の方にご心配をおかけして申し訳ありません。メッセージをいただいた皆さま、温かいお言葉をありがとうございます。まだ長くPCには向かえないのですが、少しずつお返事を書かせていただいています。ブログ記事はストック記事を少しずつアップしていきたいと思っています^^
今日は、モンテッソーリ教育のエレメンタリー(小学校教育)について、いつもとは趣向を変えて、Q&A方式でいってみたいと思います。
前回の記事でも書いた通り、母にとってエレメンタリーなしには語れないモンテッソーリ教育。
自分の周りの環境を、今という時間を感覚的に吸収してきた幼児期とは違い、自らの想像力を使って抽象的な物事も理解し、過去、現在、未来を行ったり来たりする学童期。「これは何?」と名称を知りたがっていた幼児とは違い、「なぜ?」「どのように?」が質問の中心となる小学生。
果たして、これらの小学生のニーズに応えるためにモンテッソーリの小学校教育とはどのような形で展開されているのでしょう。
個人的な感想ですが、母が学んでみて一番大きく違うと感じたのは教師の役割でした。モンテッソーリ教育では教師のことを「モンテッソーリガイド」という呼び方をします。子どもに知識を注ぐのではなく、子どもに案内するのがモンテッソーリガイドの役目です。英語では“teach”ではなく、“inspire”という表現がよく使われます。
どのように子どもに案内をするのか?
モンテッソーリガイドの基本的な役割は『ストーリーテラー(語り手)』です。無味乾燥な知識を伝達するよりも、無文学社会から文化や価値を伝える手段として用いられてきたストーリーテリングという手法の方が、いつまでも子ども達の記憶にも残ることが実証されています。毎年年度初めに「グレートレッスン」と呼ばれるストーリーテリングの手法を用いたお話を、チャートや実験などを用いて行われるのも、ストーリーテリングが学童期の子ども達にとっての学び方に最もフィットしているからなのでしょう。誰かに一方的に知識を与えられるよりも、自ら情報を選び取りたい思考の独立を望んでいる小学生。彼らが必要なのは教師よりもガイドなのだと感じます。
グレートレッスン(“Great Lesson”)とは何か?
子ども達にこの世界についての感動と興味を呼び起こすために、「宇宙のはじまり」「生命のはじまり」「人間のはじまり」「文字のはじまり」「数のはじまり」と呼ばれる「5つのグレートストーリ」を総称してグレートレッスンといいます。この5つの大きなストーリーを伝えた後は、それぞれの子どもの興味に従ってキーレッスン(“Key Lesson”)と呼ばれるもう少し詳しいレッスンを与えていきます。「大から小の流れ」がベースのモンテッソーリ教育。ここでも、この流れが守られています。
キーレッスン(“Key Lesson”)が与えられた後は?
グレートレッスンとキーレッスンで種まきがされた子ども達は、ここからさらに探求してみたいことについて“Independent Work”と呼ばれる自己活動へと進みます。グループ活動としてさらなる学びのために校外学習を計画する子もいれば、書籍でのリサーチに進む子もいれば、専門家にメールでアドバイスを求める子もいます。それぞれがニーズにあった手法で探求していく自己活動こそが、モンテッソーリのエレメンタリーの醍醐味だと感じています。
いかがでしたでしょうか。
日本の小学校とは大きく違うモンテッソーリの小学校教育。
我が家が魅せられている理由が少し伝われば嬉しいです♡
家庭に落とし込むのは、至難の業ですが、この試行錯誤の道こそに価値があると信じている母(笑)。
一歩前進して三歩後退を繰り返しながら、ゆっくりと我が家のペースで行きたいと思います^^;
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