私の防災・その72 雨の季節と新しい避難指示 | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

私の防災・その72 雨の季節と新しい避難指示

今年は梅雨入りが早いガーン

早く始まったからといって早く終わるわけではないらしく、雨の時期が長く続くと考えられてますね。


大雨による

土砂災害や水害にも警戒

が必要です。


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非常時の備えしてくださいね!

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雨による災害から身を守る為には、何よりも
事前避難が重要です!

避難のためにやるべきことは
1・ハザードマップの確認
2・避難先の検討
3・避難準備
4・避難指示、河川の水位変化などの情報確認
5・避難行動

となると思います。

1~3迄は事前に、今すぐにでも出来ることですので、是非大雨が降る前に見直し、検討をしてください。

1・ハザードマップの確認

まずは何と言ってもハザードマップの確認が重要です。

自宅や職場などのある場所のリスクを確認してください。

土砂崩れや浸水被害が想定される地域に入っている場合は、災害の種類、被害想定を詳しく確認しましょう。

浸水被害の場合は水の高さも確認が必要です。
床下浸水のレベルなのか、2階の軒下まで浸水するのか等、水がどこまで来るのかに寄って避難先、避難行動が変わってきます。
想定される水の高さより高い居場所でなければ身の安全は確保できません。

避難先のリスクと避難経路の道路状況も大事なポイントです。
事前避難した避難所が浸水したケースもあります。
避難の途中、水が溜まっているアンダーパスに車のまま進入して水没してしまうこともあります。

2・避難先の検討

被害を避けるためには事前避難が重要ですが、避難先は行政が開設する避難所だけではありません。
ハザードマップで自宅のリスクが低いと確認できたのであれば、自宅を避難先にすることが出来ます。
在宅避難と言う考え方で、コロナ禍では密を避ける意味でも、推奨されています。
在宅避難ならライフラインの断絶に備えておくだけで、基本的にはいつも通りの生活が出来ますから、一番望ましいですよね。
浸水被害の想定される地域でも頑丈な建物で水が来ない高さがあれば、在宅避難で良いと思います。

リスクが高い場合はその場所を離れて安全な場所に避難する必要があります。
安全な場所にお住まいの親戚などの家、ホテルなどの宿泊施設、避難所等ですね。
行政が開設する避難所は住民全てを受け入れるキャパシティはありません。

避難指示が出て避難所に向かったら既に一杯で断られたケースもあります。

出来る限り、避難所に集中せず分散避難することが大事です。

広範囲に大きな被害が出ると予想される場合は、被害がないと思われる離れた場所に避難する広域避難も推奨されています。
江戸川区のハザードマップの表紙には「ここにいてはいけません」と、千葉や埼玉方面に広域避難するよう呼び掛けの言葉が書かれています。

参考までに⬇

大きな河川の大規模氾濫の場合、水がひくまで長期間身動きが取れなくなることも想定されます。
助けが来る迄にも時間がかかることが予想されます。
もしも在宅避難を選択するなら、外に出られなくなった時のために充分な備蓄をしておいてください。

大きな河川の大規模氾濫の被害想定される地域にお住まいの場合、木造住宅だと流失の危険があります。
鬼怒川が決壊した時など、木造住宅がそのままや壊れながら流されていく映像を見たことがあると思います。
浸水する水位だけでなく、流失のリスクにも注意してくださいね。

避難先がバリアフリーである等、配慮を要する場合はあらかじめ避難先が対応しているかも確認しておいてくださいね。

福祉避難所と言う言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、福祉避難所は災害発生後に必要に応じて開設される場合が殆どで事前避難の為に開設される避難所は特別な施設ではなく、一般の方も避難する公共施設のことが多いです。

出来るだけ、知り合いの家や宿泊施設等、配慮を受けやすい避難先を見つけておいた方が良いと思います。

他に避難先が見つからず行政の避難所に避難する必要がある場合、あらかじめ行政に問い合わせて自分が避難しても大丈夫な避難所を探しておいてください。

参考までに⬇

3・避難準備

在宅避難の場合は上でも書いた通り、長期間のライフライン断絶に備えておく必要がありますが、別の場所に避難する場合でも自宅の備えは必要です。
避難先から戻った時、自宅の被害状況次第では在宅避難に切り替えることになります。

その時に備えが何もなかったら、とても困りますよね。
大規模災害の後は物資も不足して必要なものを手に入れるのに長蛇の列を作ることになります。

ライフライン断絶に備える備蓄は全てのご家庭でしておくべきことです

行政の防災備蓄は最低限のものでしかありません。

ご自宅に被害が出て助けが必要な方々に充分に行き渡るようにする為には、被害がなかったり小さかった方々は出来るだけ行政の防災備蓄をあてにしない必要があります。

在宅避難をせす、別の場所に避難する場合は非常持ち出し袋(リュック)や避難の為の荷物の準備が必要です。

非常持ち出し袋(リュック)は地震や火事など緊急性の高い避難の際に必要となりますので、必ず準備しておいてください。

雨の被害想定での事前避難の場合、緊急避難とは異なり、荷造りも余裕を持って出来ます。
非常持ち出し袋(リュック)以外にも、着替えなど避難先で必要と思われる物を用意してくださいね。
水害の場合、自宅に戻れるまでに時間がかかることが予想されますし、自宅の被害によっては、置いていったものが全て水を吸って使えなくなります。
その事を頭にいれておく必要はあると思います。

被害を少しでも少なくするために出来ることは他にもあります。
家電製品など持ち出せないけど生活に必要なものや大切なものは出来るだけ高い場所へ移動しておきましょう。
1階が浸水しても2階が無事なら、そこで生活できるかもしれません。

参考までに⬇

4・避難指示、河川の水位変化などの情報確認
5・避難行動

この二つは連動していますので、まとめて書きます。

今日から警戒レベルと避難情報が見直され避難指示に一本化されました。
今までは「避難準備情報」「避難勧告」「避難指示」等細かく別れていて分かりにくいとの声を受けて変更されました。


⬆画像はNHKのサイトからお借りしました。

今までは「避難勧告」で避難することになっていましたが、実際には危険が迫っていて場合によっては避難することの方が危険な状況になっている「避難指示」がでるまで避難しない方が多くいました。

 今後は「避難指示」が出たら全員が身の安全を確保できる場所にいることを求められます。

上にも書いた通り
「避難指示」が出た=「行政の避難所に行く」ではありません。

警戒情報が出されたら、再度自分のいる場所のリスクを確認し、移動する必要がある場合にはその為の準備をし、最新の情報をチェックして避難すべきタイミングを逃さず避難してください。

我が家のように障害者や高齢者がいる場合は警戒レベル3の「高齢者等避難」が出されたら避難開始です。

その他の方々は警戒レベル4の「避難指示」が出されたら避難開始です。

ですが、実際には避難情報が出されるのが遅く、河川の決壊など被害が出てから発令されたこともありますので、河川の水位変化などの最新の情報をチェックして、避難情報にだけ頼るのではなく、危険な兆候を感じたら即座に避難開始した方が良いと思います。

警戒レベル5の「緊急安全確保」が出た時には、避難の為に外に出ることの方が危険な場合がありますので、その時その場で出来る一番安全な行動をとってください。
出来るだけ高い部屋や、崖から離れた側の部屋に移動するなどです。

参考までに⬇

地震と違って水害は予測が出来る災害と言えます。

自分と家族を守る為に早め早めの準備と避難をお願いします。