私の防災・その36 分散備蓄で水害に備える | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

私の防災・その36 分散備蓄で水害に備える

熊本県の球磨川氾濫の被害の大きさが徐々に見えてきましたね。
そして、今回の水害では事前避難の難しさを改めて突きつけてきたように思います。

金曜日の夜、住民の皆さんが眠りにつく頃までは雨は本降りではあるものの、警報レベルではなく、24時間の予想雨量もそこまで多くなかったようですね。
これならいつも通りに寝ても大丈夫だと思ったのに、就寝後に一気に雨量が増えて大規模な氾濫が起きたようです。

前の記事に垂直避難する時には非常用の水なども身近に用意しておくことをすすめました。
ですが、水害で被害が出る地域にお住まいの方は出来るだけ普段から自宅内の高い場所に災害対策の備蓄をしておいて欲しいなと思います。

今回のように急に水嵩が増して氾濫が起きたら、自宅内であっても身体一つで安全確保するしかなくなると思われます。
非常持ち出し袋を用意されている方でも、大抵は地震の時にすぐ持ち出せるように玄関近くに置いていらっしゃるのではないでしょうか。
1階の寝室で寝ているときに水が来て2階に逃げなければならないとき、2階以上に寝室がある場合でも、水が押し寄せている中でわざわざ玄関までいって非常持ち出し袋を取り出すことは難しいと思います。

我が家の場合は寝室は2階ですので、1階玄関の非常持ち出し袋を取りに行くことは出来ないだろうと考え、急な災害時に備えて1階と2階に分散させて備蓄をしています。
重たい水の大部分や普段使いの食料の日常備蓄は1階のキッチン回りでしていますが、保存水2箱と長期保存の非常食、非常用トイレセット、洗剤やトイレットペーパー等の日用品のストックは2階に纏めておいています。
大型ペットボトル10本位に水道水の汲み置きも。

被災時に便利なカセットコンロセットはキッチンに置いていますが、それとは別に食料の温め用に水で発熱する非常用のヒートパックも非常食と一緒に置いています。

2階も危ないときには屋上に避難することになりますので、玄関用ほど充実してはいませんが、もえもえ用に最低限必要なものだけ入れた予備の非常持ち出し袋も1つだけですが用意してあります。

予想を超えて急に水が襲ってきたときには、まず優先するべきは勿論身の安全です。
色々取りに行ったり持ち出したりする余裕も無いかもしれません。

ですが、平時に余裕のあるときに何か出来ることはきっとあると思いますし、それが家族を救うかもしれません。

先ずは自宅で被災する事を我が事として想定し、自分達で出来る備えを具体的に考えることが大事だと思います。