私の防災・その35 垂直避難する時には | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

私の防災・その35 垂直避難する時には

大雨による被害が出てしまっていますね。
役場や消防本部とも連絡がとれない自治体も複数あるようで、被害の全体像や詳細はまだまだ掴めていないようです。

新型コロナウイルス感染を恐れて、自宅避難を選択されて被災された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
夜に入り、被災された方々がどの様に過ごされているのかとても気がかりです。
ライフラインが断絶してしまったところも多いことでしょう。
助けが何時来るのかわからず、不安なまま夜を過ごされているのではないかと思うと心が痛みます。

雨の季節はまだ続きます。
他人事とは思わずに避難のあり方を見直して欲しいと思います。

特に自宅等の2階以上に避難をする事を選択する場合、身の安全を確保するだけではなく、その後のことも想定しておいて欲しいと思います。
水害で自宅周辺が水没するなどして自力では脱出できない状況になった場合、水が引くか消防や自衛隊が救助に来るまでその場で耐えなければならなくなります。

でも、大規模災害であればあるほど、救助が来るまで時間がかかることを覚悟しなければならなくなります。
救助する人達だって、命は大事です。
助ける側の安全が確保できる状況にならなければ助けにいくことはできません。
被災した方々が多ければ救助する人手も足りなくなります。
救助を待つ間は自力で何とかするしかないのです。

大事なものや水、非常用の食料品、非常用トイレ等、自分が避難している場所に備えていますか?
逃げ出すときに履く靴なども準備しておかないと裸足で瓦礫だらけの道を歩かなければならなくなるかもしれません。

頑丈な建物の2階以上にいればとりあえず命は助かるかも知れませんが、災害は発生したらそこでおしまいではなく、むしろそこからが生き延びるための戦いが始まると言えるかもしれません。

我が家では水害の危険が迫ったら自宅外に避難する心づもりでいますが、避難する時には自宅が被災しても2階が無事ならそこで避難生活が出来るようにしたいと考えています。
ですから、可能な限り在宅避難生活に必要な備蓄や大事なもの(電化製品含む)を2階に運んでから避難しようと旦那と話し合っています。

今現在大変な状況にある方々は少しでも早く安心して過ごせるように、また、今後も起こり得る災害を他人事とは思わずに一人でも多くの人が備えてくれることを願います。