私の防災・その17 台風対策再検証と次回の避難方針 | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

私の防災・その17 台風対策再検証と次回の避難方針

今回の台風19号ではありがたいことに我が家は被害が出ずに終わりました。
今回、我が家は「在宅避難」を選択したわけですが、台風による被害の大きさを見るにつけ、今回の我が家の選択で本当に正しかったのかと思うようになりました。

改めて旦那と今回の台風対策の再検証と次にまた大きな台風が来たときの避難について話し合いました。

今回は

1・事前の台風情報などから強い雨を降らせるメインの雨雲が我が家付近を通らない見込みであること
2・自宅の災害対策が備蓄含めてしっかりしてあったこと
3・事前避難のために開設された避難所が遠かったこと
4・避難所が少し古い施設で設備面ももえもえの介助をするのにはやや使いにくく、もえもえも慣れていない場所だったこと
5・我が家が浸水するとしたら大きな河川の氾濫の場合のみで、立地条件などからして氾濫するとしたら恐らく台風が過ぎてからの方が高いと思われること

以上のことから「在宅避難」を選択したわけです。

ただ、今回の「3・避難所が遠かった」を理由に避難しなかったことは間違った判断だったのではないかと思います。

近くの避難所が開設された時に既に雨風が強くなってしまっていたら、もえもえ連れて避難するのは危険すぎるでしょう。

やはり「避難するなら雨風強まる前の安全な内に」です。
車で旦那に往復してもらってでも避難することを考えるべきだったと反省しています。

しかも、今回、私達の見落としていたことがあることに後から気付きました。
台風の前日に発表されていた避難所は遠いところばかりだったのですが、台風の雨風がまだ強くない時間帯に自宅から比較的近く、もえもえも何度も行ったことがあって、設備面も問題なく過ごせる施設が追加で避難所として開設されていました。

ここが開設されたと知っていたら多分迷わず避難していたでしょう。

市の防災情報メール(防災無線と同じ内容が配信される)に登録していたので、メールによる情報を確認しつつ過ごしていたのですが、この避難所の開設情報はメールでは届きませんでした。

市内の我が家から離れた中小河川の氾濫危険性が高くなって、避難勧告が出されると同時に別の避難所が追加で開設された情報は来ていたのですが。

後から市のTwitterには開設情報が出ていたことに気付きましたが、その時には既に台風が再接近していて風が強まり、外に出るのは躊躇われる状態になっていました。

市の対応も問題があると思います。
情報は必要としている人のところに届いてこそ活きた情報となります。

災害弱者といわれる人達は情報弱者である場合も多いです。
高齢者等はTwitterなんてやったことない人の方が多いでしょう。

また、災害時要配慮者リストも作成されているはず(もえもえも既に登録済み)ですが、登録の書類を提出してから現在まで実際にどのタイミングでどんな支援が受けられるのか全く連絡ありません。
今回もリストな基づく個別での呼びかけや安否確認も来ていません。
我が家の場合は私達親が基本的には同行していてもえもえ単独で行動することが無いので良いのですが、避難するにも支援が必要な独り暮らしまたは要配慮者のみの家族構成の方々はどうすれば良いのでしょうね。

行動するにはやはり正確な情報が手に入ることが大事です。

旦那との話し合いでも、情報収集方法として、防災メールのみを頼るのではなく、Twitter、LINE、市のホームページ等複数の手段を使うことにしました。

我が家の場合、予想されるのが内水氾濫位なら自宅での在宅避難が正解だと思います。
二階で過ごすこと前提に必要なものを事前に2階に運んで一階の浸水対策を済ませておきます。
水が引くまで数日かかったとしても、それまで2階で耐えられるように備蓄もしています。

でも、次回大きな河川の氾濫が予想された場合には自宅を離れて避難することを前向きに検討しようと思います。
特に今回追加で開設された避難所ならもえもえ連れていても避難しやすいと思うので、開設情報に気を配り、開設されたら早めに避難しようと思います。

命だけを守るなら自宅屋上でも出来るかもしれませんが、雨風が強い中でもえもえと屋上で助けを待つのはやはりかなりの危険性を伴います。

また、助けに来てくれる人達だって救助の訓練をしているとはいえ、万能のスーパーマンじゃないのですから、危険を犯してまで助けに来てもらわなきゃいけない状況を作るというのは、やはり人としてよろしくないのではないかと思います。

自分の身を守ることは他の人を危険に晒さないと言うことでもありますね。

反省しつつ、また来るかもしれない大きな台風に心身物資共に備えておきたいと思います。