昨日、無肥料栽培地にトマトの種を蒔きました。
蒔いたのはポンデローザっていう昔ながらのトマト。
青臭くて糖度は低いけど、とても懐かしく美味しいトマト。
甘いトマトも好きだけど、プロが作らなければ本当に高糖度なトマトなんて難しい。
なので、毎年この懐かしい味がするトマトを作っています。
3月8日に容器に種蒔きしましたが、
例年ならば自宅で発芽させる場合、
常時付けっぱなしにしていたPCやモニターの熱を利用して発芽させていたのですが、
その後の節電対策でPCはスイッチを切ることにしています。
なので、陽当たりの良い場所においていましたが、発芽せず・・・。
仕方なく、苗床を作って種蒔きすることにしました。
苗床にするのは白菜を育てていた場所。
一昨年からエン麦を使って肥料を抜き、その後はナスと白菜を作っていた場所です。
正確にはこの場所の白菜は幼苗時に虫に食べられて生育しませんでした。
↑の写真の手前に見えるのはモロヘイヤ。
種がこぼれまくっていますので、トマトと一緒にモロヘイヤも発芽すると思います。
▼この場所は雑草の処理とかはしていません。
なぜ、こんなに雑草が少ないのだろう?
マルチは去年の9月に剥がしました。
雑草の種が飛んできても不思議ではありません。
なのに生えていない?
土の表面が掘れているのは土の堅さを調べるために足で蹴った跡です。
▼今までになく土が柔らかくなっているのが目で見ても解ります。
私の畑は雨が降るとドロドロのネチャネチャで、晴れ間が続いて乾くとカチカチ・・・。
それは今でも変わっていません。(有機肥料を入れている圃場はカチカチになります。)
▼手で掴んで崩してみました。
かなりフカフカです。
不耕起畝では土がフカフカになると聞きますが、
それは雑草を生やしていた場合の話だったでしょうか・・・?
この場所には雑草は数える程しか生えていません。
堆肥もカキガラも肥料も天然腐植やアヅミン等の腐植酸を含む資材も当然入れていません。
何故にココまでフカフカになったのか?
▼トンボでならすだけでベッドの出来上がり。
いつもならカチカチで、耕さないと苗床に出来ませんでした。
それがトンボで軽くなでるだけで平坦になります。
その感触の心地いい事と言ったらありません。
私が過去に私の畑で一時的に経験したフカフカの土は、
耕耘機で耕した直後であったり、モミガラや堆肥等をドッサリ入れたために
有機物とその周囲に出来る空気を含んでいるからこその一時的なフカフカの土でした。
特に表面は雨が降るとカチカチになります。
ひび割れも起きます。
今回は何度も雨に打たれているにも関わらず、それが全く無く驚いています。
と言う事で、種蒔きをします。
▼トンボで溝を付け
▼トマトの種をいれて、足で踏んづけました。
水はやりません。
踏んづける事により上がって来る水が充分にあるからです。
▼さらに板を乗せて踏んづけて弓を張り
▼ビニールを被せて出来上がり。
今年はくん炭を利用した地熱アップは行いません。
なぜなら今年は播種が遅かったと言う事と、
俗説ですが、肥料を抜いて土素エネルギーが伝わりやすくなっていると考えたからです。
土素エネルギーとは故岡田茂吉さんの自然農法の考え方です。
●水素エネルギー
(水をつかさどる月から来るエネルギーで 潮の干満や体内生理など)
●火素エネルギー
(太陽から発せられる熱や光のエネルギー)
●土素エネルギー
(地球の奥から伝わる作物にとって最も重要な土のエネルギー)
圃場の肥料が蓄積され肥毒層が出来ると言われています。
肥毒層をなくす事が出来れば土素エネルギーが伝わるとされています。
しかし、それが真実かどうかはよくわかりませんが、そこに賭けてみます。
※過去に記事にした事があります。→クリック
今回は種蒔きよりも、土がどうして変わったのか?
その部分に驚き、考えさせられました。
単に肥料を入れていないだけで柔らかくなると言うのなら、
作付けをしていない場所や人が踏んづけない場所は常にフカフカですからね。
やはり、耕した跡でマルチを張って土が落ちついた頃にマルチを剥がして放置する・・・
放置する事により、マルチの中の団粒化構造の中の細かい砂の粒子が
団粒構造の隙間をすり抜け、長期間かけて畝の下方に落ちる。
本来ならば、表層に出て来てヒビ割れを起こす軽い粒子が底に沈む。
それで、フカフカになったのでしょうか?
逆に土が堅くなる場合は、固い土を耕した直後は団粒化は出来ていない。
あるいは今までの団粒構造がある程度崩れるために雨とともに重い粒子が下に沈み、
細かい粒子は雨とともに表層に現れて粘土状となり、乾けば土を堅くする・・・。
そんな感じでしょうか?
石川セリ 「フワフワ・WOW・WOW」
今日もいい天気。浮かぶ綿雲♪
土がフワフワ気分はWOWOW♪
まさに今の気分そのものです。^^