【マンガ感想】
『コーセルテルの竜術士~子竜物語~ 2巻 (石動あゆま)』
コーセルテルの竜術士~子竜物語~ 2巻 (IDコミックススペシャル ZERO-SUMコミックス)
石動 あゆま 一迅社 2011-01-25 by G-Tools |
過去記事はこちら → コーセルテル竜術士(連載終了) 1巻 2巻 3巻 4巻
コーセルテル竜術士物語(連載終了) 1巻 3巻 4巻 5巻 6巻 7巻 8巻
【あらすじ】
卵がえりした子竜たちは、ゆっくりゆっくりできることを増やしていっています。それぞれ得意なことを見つけたり、好きなことを見つけたり、すくすく成長中♪そんな中、マシェルの妹であるフアナがコーセルテルにやってきました! フアナはすぐにみんなと仲良しに!でもナータだけは不安をかかえているみたいで…?大人気ほのぼの子育てファンタジー、第2巻発売!
ほのぼの子育てファンタジー。
暖かいストーリー展開に、丁寧なキャラクター描写、そしてほのぼのとした世界観。
読むたびに癒してくれる、そんな作品なのです(^^ゞ。
さて、誤解が無いように最初に書きますと、仕切り直しということで、2巻表示されておりますが、
この作品は、実質的『コーセルテル』の14巻目に当たります。
つまり、前作・『コーセルテルの竜術士』と『コーセルテルの竜術士物語』を読んでいないと、
当然ながら、面白さ半減は間違いないです。 興味のある方は前作から読んでくださいませ。
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ここからは、2巻の感想。
2巻では、いつも通り竜達の日常が描かれつつも、『ミリュウ』の妹・『フアナ』がコーセルテルへ
やってくる話が描かれたり、火竜術士・『イフロフ』と補佐竜・『メオ』が二人きりで話しをするという話など
が描かれております。
そんな2巻の注目話は、やはり火竜術士・『イフロフ』と補佐竜・『メオ』のイベントかな。
このイベントは、『メオ』が武術訓練での試合の優勝商品として『イワノフ』が作った“剣”を手に入れた
ことから始まりまして、このイベントを通して、『イフロフ』が“剣”を作らなくなった理由が描かれたり、
『イフロフ』が『メオ』に族長としての心得を教えたり、『イフロフ』が火竜術士を引退する時期が明確に
判明したりと、多くのイベントが発生することとなりました。
(↑火竜術士を引退する時期を明確に決めた『イフロフ』)
そのイベントの中で注目したい部分は、やはり『イフロフ』の引退時期が判明したところですね。
『イフロフ』が引退するというイベントに関しては、前作・『コーセルテルの竜術士物語8巻』に少しだけ
描かれていたイベントでありましたが、引退時期に関しては不明でありました。 不明であった原因と
しては、やはり『竜術士の交代=今コーセルテルにいる子竜達全員が里へ帰る』という決まりごとが
あるためだと思われまして、子竜達のこともあるので、すぐに日程を決めることができなかったのだと
思われます。
そんな引退時期が、今巻でついに発表されることとなりました。
『イフロフ』の引退するとなると、『メオ』・『リタ』などの子竜達は全員、火竜の里へ帰ることとなります。
そして、新しい火竜術士に『アグリナ』が選ばれ、新しい火竜の子竜がコーセルテルにやってくることに
なります(恐らく、ここら辺の詳しい状況に関しては、いずれ本編で詳しく描かれていくと思われます)。
個人的に、『メオ』や『リタ』のような特徴的なキャラクターがいなくなるのは非常に寂しいところですが、
『アグリナ』の成長が描かれるのは非常に楽しみですし、新しい火竜の子竜が登場してくることで
新しい展開が期待できそうで非常に楽しみです。
まあ、『イフロフ』の引退時期が夏の精霊が来る前ということで、すぐに引退するわけではなさそうですし、
お別れイベントとして多くのイベントが描かれていくと思われるので、それらも期待したいですね。
次巻も楽しみです。
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【総評】
上記のイベントから判るとおり、当分の間は、火竜家が物語の中心を担いそうですね。
竜術士の交代自体、まだ本編で描かれたことのないイベントでありますから、どのように交代が
描かれていくのか非常に気になります。 次巻も楽しみです。
点数的には
88点
です。
ちなみに、今巻には、おまけとして、過去の小冊子で発表されたミニ設定集が収録されております。
ファンならばお見逃し無く・・・。
では、ここまで。