『コーセルテルの竜術士物語 6巻』の感想 | まんが栄養素

まんが栄養素

漫画のコミックス感想を中心に運営中です。
少年マンガ・青年マンガ・学園マンガ・ファンタジーマンガ・4コママンガなど、結構幅広く感想を書いております。

【マンガ感想】

 

『コーセルテルの竜術士物語 6巻 (石動あゆま)』

 

4758053448 コーセルテルの竜術士物語 (6) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
石動 あゆま
一迅社 2008-04-25

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → コーセルテル竜術士(連載終了) 1巻  2巻  3巻  4巻

               コーセルテル竜術士物語(連載中) 1巻  3巻  4巻  5巻

               コーセルテルのつめあわせ(小冊子)

 

 

【あらすじ】

少しずつ進みはじめる、補佐竜計画!!
コーセルテルの竜術師物語、待望の最新刊登場ですっ♪
コーセルテルは今日も一日、にぎやかです☆

 

 

ほのぼの子育てファンタジー。

前作・『コーセルテルの竜術士』から数えると、遂に大台の10巻目となりました。

暖かいストーリー展開に、丁寧なキャラクター描写、そしてほのぼのとした世界観。

読むたびに癒してくれる、そんな作品です(^^ゞ。

 

----------

 

さて、ここからは6巻の軽い感想です。
 

 

【第38話・第39話:風向きが変わる時】

突然、ミリュウの母親からミリュウに、

「ミリュウへ 妹がいるよ 跡継ぎにする?」という内容の手紙が来ることから始まる話。

 

今まで取り上げられることの少なかった『風竜』にスポットを当てた作品で、

竜術士としてのミリュウと、補佐竜としてのジュンの関係を描いた作品であります。

 

コーセルテルの外へ行きたいと願うミリュウと、

その思いを感じ取りそのときが来るまでは笑顔で暮らそうとするジュン。

 

ジュンの気持ちと、ミリュウの気持ちを描ききった素晴らしい話でして、

改めて、2人の関係の強さを感じたストーリー展開でした(^^ゞ。
 

 

【第42話:ひかりまたたく】

今まで取り上げられることの少なかった『光竜』にスポットを当てた作品です。

モーリンとラスエルの特殊な夫婦関係と、マリエルの補佐竜になる話を、

コーセルテルの特別なしきたりをベースに描いております。

 

真っ直ぐなマリエルと、そのマリエルを周りで支えている補佐竜たちの描写は素晴らしく、

今後は、マリエルも補佐竜の一人として、活躍していくことになりそうですね(^^ゞ。

補佐竜となることで、責任感が生まれ、成長するという描写が描かれると嬉しいです。

まあ、リリックとのバランスを考えて、今のままでも全然OKですけど(笑)。

 

 

【第44話:みんなの竜術】

何度も言うようですが、私は『ロービィ×エリーゼ』の関係が大好きです(^^ゞ。

そして、今巻、わずか6ページほどですが、この2人の話が描かれておりまして、

購入して以来、その話を何十回と読み返しております(^^ゞ。

 

ロービィに出会う前のエリーゼは、暗竜の中でも、唯一孤独だったと思うのです。

ラルカにはウィルフ(郵便屋さん)がいて、ナータにはマシェルがいる。

彼女が一族の足跡を知りたがっていたのも、一族の元に行ってみたいと思ったのも、

彼女自身、孤独から逃げ出そうとしたからこその行動だと思うのです。

 

そういうことからも、ロービィとの出会いというのは彼女にとって、素晴らしい奇跡のようなもので、

彼女が一族の足跡を知りたがっていたのも、一族の元に行ってみたいと思っていたことも、

 

ロービィ 「この大地の上ならどこへだってぼくが連れていってあげるっ」

      「一緒に行こうねっ」


とのロービィの言葉で、今となっては、全て過去のこととなったのだと感じます。

ロービィの「一緒に行こうね」という言葉が良いですね(^^ゞ。

この言葉により、エリーゼはコーセルテルでの居場所を手に入れたのだと思います。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白かったです。

6巻は、上記以外に、マシェルによる『補佐竜計画』や、『大地の精霊・クレイベル』の新登場など、

今後の展開に大きいな影響を与えそうなイベントが多く描かれました。

 

点数的には

92点

です。

 

個人的には、『ロービィ×エリーゼ』を描いた6ページだけで、値段分の価値があります(笑)。

ぜひとも、これからも1巻に1話でいいので『ロービィ×エリーゼ』のイベントを入れて欲しいです(^^ゞ。
 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ