【マンガ感想】
『絶対可憐チルドレン 15巻 (椎名高志)』
椎名 高志
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【あらすじ】
超能力者の存在が当たり前になった21世紀に、“超度7”の最強エスパーが舞い降りた! かわいいけれど性格難ありの10歳児、薫・葵・紫穂の行く末は、地球を救う天使か、滅ぼす悪魔か…!?
毎度、同じことを書いておりますが、主なあらすじとしては、
このマンガの世界には、少数ですが突然変異で超能力を持っている『エスパー』がおり、
その『エスパー』と『人間』との共生と対立を描いている作品です。
主人公・皆本光一は、あるとき、10年後にエスパーを殺す事ができる『高出力熱線銃』で、
自分を慕ってくれている『エスパー・明石薫』を撃ち殺す(?)という未来を知ってしまい、
ひたすらその『最悪の未来』に向かわないように悪戦苦闘する、ということを中心に描いています。
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ここからは15巻の感想。
15巻は、『薫』と『パンドラ』との接触と、『皆本』が子供に戻ってしまうという長編2本を収録。
『薫』と『パンドラメンバー』との接触は、『薫の能力+性格』をパンドラメンバーに知ってもらい、
『薫』が後のリーダーの素質があることを理解してもらうための兵部少佐が演出した話でして、
『ザ・チルドレン』の3人にしか使えなかった超必殺技・『トリプルブースト』を、
『薫』と『パンドラメンバー』で力を合わせて発動させてしまいます。
このイベントにより、『パンドラメンバー』は『薫』のリーダーとしての素質を認めたと同時に、
『薫』が『パンドラ』のリーダーとして戦うこととなるという未来の姿が描かれてしまいます。
兵部少佐による『薫』攻略がドンドン進んでいるようです。
そして、『皆本』が子供に戻ってしまう話。
この話は、正体不明の記憶強盗により『皆本』の記憶が10年間失ってしまいますが、
その状況を見ていたパンドラの兵部少佐が何故か皆本の治療を始めます。
その兵部少佐の催眠治療により、皆本は子供の姿に戻ってしまい、
皆本は子供時代に経験できなかった『満足いく小学校生活』を過ごすこととなります。
兵部少佐の能力により、このまま子供の姿のまま過ごすことを勧められますが、
『ザ・チルドレン』の3人によってその計画は阻止されます。
もし、このときに皆本が『ザ・チルドレン』により救出されなければ未来が変わっていたのかも。
いや、助けられたことで、順調に『最悪の未来』へ向かっていると解釈するべきなのかな。
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【総評】
とりあえず、今巻で小学生編が終了のようですね。
次巻からは新展開に入りそうです。
点数的には
88点
です。
では、ここまで。