『絶対可憐チルドレン 14巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

絶対可憐チルドレン 14巻 (椎名高志)

 

4091214657 絶対可憐チルドレン 14 (14) (少年サンデーコミックス)
椎名 高志
小学館 2008-09-18

by G-Tools

 

 

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【あらすじ】

超能力者の存在が当たり前になった21世紀に、“超度7”の最強エスパーが舞い降りた! かわいいけれど性格難ありの10歳児、薫・葵・紫穂の行く末は、地球を救う天使か、滅ぼす悪魔か…!?

 

 

毎度、同じことを書いておりますが、主なあらすじとしては、

このマンガの世界には、少数ですが突然変異で超能力を持っている『エスパー』がおり、

その『エスパー』と『人間』との共生と対立を描いている作品です。

主人公・皆本光一は、あるとき、10年後にエスパーを殺す事ができる『高出力熱線銃』で、

自分を慕ってくれている『エスパー・明石薫』を撃ち殺す(?)という未来を知ってしまい、

ひたすらその『最悪の未来』に向かわないように悪戦苦闘する、ということを中心に描いています。

 

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今巻は、やはり前巻から続いている『皆本』と『ザ・チルドレン』との出会いがメインですね。

 

この話は、『皆本』が『ザ・チルドレン』の担当になるまでの軌跡が描かれている話でして、

ある事件をきっかけに、『皆本』と『ザ・チルドレン』との出会いのエピソードから、

『皆本』と『局長』と『柏木』の出会い、『須磨貴理子』と『ザ・チルドレン』の複雑な関係、

そして、『皆本』と『ザ・チルドレン』が絆を深め、『皆本』が担当者になるまでが描かれました。

 

この話で特徴的に描かれたことは、『皆本』と、過去の『チルドレン』の担当者との違いですね。

過去の『チルドレン』の担当者は、『チルドレン』のことを危険な化け物・危険分子と判断し、

電気ショック付きのリミッターで強制的に抑えるなど、人間として扱うことしなかったのに対し、

『皆本』は、この我侭な『チルドレン』の考え方を理解し、ちゃんと女の子として扱っております。

このことで、『皆本』は『チルドレン』からの絶大な信頼を受けることとなりまして、

その信頼は過去編が終わった現在も、進行形で続いております。

 

 

ということで、今巻で、過去編も終わりまして、

その次の次の話で『薫』が『パンドラ』と本格的に接触するというイベントを描いております。

このイベントで、久しぶりに話が前に進みそうな雰囲気がしますね。

さすがに、これ以上の引き伸ばしはできないという判断でしょうか?

楽しみです。

 

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【総評】

良い意味で、現状維持。

アニメ化されたことで、今巻のおまけも、かなりの量です。

作者のサービス精神は素晴らしいものがありますね(^^ゞ。

 

点数的には、

90点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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