『絶対可憐チルドレン 4巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『絶対可憐チルドレン 4巻 (椎名高志)』

椎名 高志
絶対可憐チルドレン 4 (4)

 

速いペースで単行本が出ていますね。

結構、編集部的にも力が入った作品なのかも?

 

 

【あらすじ】

超能力者の存在が当たり前になった21世紀に、"超度7"の最強エスパーが舞い降りた! かわいいけれど性格難ありの10歳児、薫・葵・紫穂の行く末は、地球を救う天使か、滅ぼす悪魔か…!?

 

 

今巻は、『破壊の女王』のこと『薫』を強くプッシュした内容でした。

今巻ではっきりとヒロイン(主役)に決まった感じですね。

未来では、3人のヒロインの中で今のところ彼女だけが『裏切る』ことが

はっきりと決まっているので、このプッシュはタイミング的に完璧ですね。

(↑覚えてないけど、全員『裏切る』でしたっけ?)

 

『(最悪の)未来は決まっている』

 

という設定は、良い所もあれば悪い所もあると思います。

このまま少しずつ未来が変わって『あの未来』が変わるのか、

少しずつ未来が変わっていくことが『あの未来』へ繋がっていくのか、

読者としてもここが一番興味があるところだと思います。

個人的には後者であってほしく、様々な兵部の作戦が伏線になりつつ、

一人ひとりエスパー達が裏切っていく・・・。

そして、最後に残ったのが『薫』。

少女から大人になった彼女が下した判断は・・・・『あの未来』。

とかいう展開になったら、個人的に最高です(^^;。

この『未来が決まっている』という設定は、

色々と妄想ができて本当に楽しいですね。

 

 

さて、本編では『薫(破壊の女王)』以外も、

『葵』にも『光速の女神』というあだ名が付きました。

あだ名があるということは彼女も将来的に裏切ることになるのだろうけど、

彼女の能力って本当に補佐的な要素が強すぎて相変わらず微妙ですね。

彼女が主役になれない理由って性格だけではなく能力も関係あるのでしょう。

何かしらの強力なプッシュと新能力(応用)を見せてほしいところ。

 

そしてラストにアメリカのエスパーが登場。

このことによってさらに世界観が広がりそうです。

ただ、最強キャラが3人共に日本にいるということと、

最後の敵も日本人ということでわざわざ出す必要があるのか、少し疑問。

まあ、世界中のエスパーが裏切るということになりそうで、

世界観を広げる意味はありそうですが・・・。

(個人的に無理に広げる必要はないと思うけど)

 

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どんどん面白くなっています。

シリアスの中にコメディタッチがあるという万人受けしそうなマンガです。

連載がどれくらい人気あるのか知りませんが、

サンデーなのでかなりの長期連載になるのではないでしょうか?

なので、興味ある方は早めにチェックしておいた方がいいかもです。

おまけマンガも充実していますので、お楽しみも多いです。

 

この4巻までの展開は、90点くらいでしょうか。

『エスパー』というサイコチックな話が嫌いではない人には、

ぜひともオススメしたい少年漫画ですね。

 

 

では、ここまで。