いのちの先
数日前ある方の訃報を知りました詩人の谷川俊太郎さんもう10数年前になりますが谷川さんがお話しされる場に伺ったことがありますそれは静岡のある病院が主催された介護についてのセミナーでした当時母を看取って、まだまだ色んな想いを引きずっているまま、今度は父の老いと向き合っている頃で、谷川俊太郎さんのお話しをお聞きしたいと開催を知ってすぐに申し込んだことを思い出しました谷川さんの訃報を受けて当時のメモを紐解いてみるとそこにはこんな谷川さんの言葉がメモされていました死ぬまでは科学死んだ後は次元が変わる老いー歩いていれば、Google MAPなんか見なくてもいつかはここに着いているみんなついておいで死後計画をもやもや立てるのが面白い魂は残るのだろうか?死んだら全ては無では無とは何か?UFOを疑ってる?いる?いない?どちらが人生楽しい?体は衣類死ぬ時に脱ぐメモを見てあの日対談されていた壇上でのお姿が昨日のことのように思い出されましたわからないことはわからないと話されつつもそのことを掘り下げてわかりやすいことばで表現しようとされていた谷川さん体という衣類を脱いで今は自由になられてどこにいらっしゃるのでしょういのちの先はどんな世界ですかあれから10数年の間どんなふうに生きることを見つめ続けてこられたのかGoogleMAPではなく谷川俊太郎さんが残された詩を道標にここからの道のりを歩みたいと思いますご冥福をお祈りします