自分の伝えたいことがちゃんと伝わっていない。
そんな経験がありませんか。
伝いたいことがきちんと伝わることが、コミュニケーションの目的です。
自分が伝えたいことをわかってもらないと、コミュニケーションが成立しません。
また、変な誤解を生んでしまうこともあります。
上手な伝え方をすれば、自分のいいたいことをわかってもらえます。
そして、変な誤解を防げます。
では、どうすれば伝えたいことが伝わるのでしょうか。
ポイントは3つです。
1.前提となる情報を共有する
これから話すことについての情報を共有しておかないと、何を話しているのかさっぱり理解できません。
自分が知っていることでも、相手は知らないということがあります。
「いきなり割り込まれて腹が立った」
と突然いわれても、どこで何に割り込まれたのかわかりませんよね。
自分は食事をするために列に並んでいたとします。
そのときに割り込まれて腹が立ったことを伝えたいです。
でも、食事をするために出かけて、店で列に並んだということを話を聞く人が知らないと、何をいっているのか話の内容がわかりません。
まずは、情報を共有します。
前提となることがわからないと、話の内容を理解できないので、これから話すことについての情報を伝えましょう。
2.結論を先にいう
結論を先にいった方が、話の内容がわかりやすくなります。
結論に達する前にこんなふうに長々話していると、何をいいたいのかわからないです。
「今日、電車に乗ったら込んでいてさ、通勤するのが大変だったよ。もうへとへと。それから○○があって・・・。それで傘を忘れてどこかに忘れてきてしまったんだよ」
この人が言いたいのは、「傘をどこかに忘れてきた」ということです。
その前に電車が込んでいたなどいろいろ話していて、聞いている方は話の方向が見えません。
これでは、いいたいことが伝わらないだけでなく、聞いていて嫌になってしまいます。
結論を先に伝えておけば、話の方向がわかります。
そうすると、理解しやすくなるし、安心してその先の話を聞きやすくなります。
3.相手にわかる言葉を使う
相手の理解力にあわせた言葉を使いましょう。
理解できない言葉を使っては、英語ができない人が英語で話しかけられているようなものです。
カタカナ言葉、専門用語はわかりにくいので、その人が理解しているのか把握しておく必要があります。
私はアジェンダ、コミットなどいわれても、よくわかりません。
カタカナ言葉は日本語にするとわかりやすくなります。
専門用語は、簡単な言葉に変えましょう。
ただし、知っている人に簡単な言葉を使うと、バカにしているように受け取られてしまうことがあります。
伝えたいことをわかってもらうためには、前置きをする、結論を先にいう、相手にわかる言葉を使う。
この3つが大切です。
上手なコミュニケーションができると、話す方も聞く方も嫌な気持ちになりにくいです。
そして、よい関係を作っていけるようになるはずです。