こんにちは。
昨日は予想外の大雨に降られ
久しぶりに足元がずぶ濡れ。
長靴のありがたさをしみじみと感じました。
皆様もお気をつけてお出かけください。
初めましての方は、お読み頂く前に
こちら(およみ頂く前に♡)をどうぞ♫
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さて、少し前から
イギリスへの旅を記事にしています。
☆イギリスとフランスの違い
☆イギリス旅〜かの有名な靴の聖地ノーザンプトンへ〜
今日はその続きをば。
イギリスとフランス、今も写真を
編集していて、改めて
この似て全く非なる二つの国を
思っていました。
まず大地、空、空気の色からして
違うのですもの。
これこそイギリスの青と緑。
この空気感は間違いなくイギリスのものです。
爽やかさとクラシカルな雰囲気が
足される気がします。
この日、我が家は私たち夫婦が住んでいた
懐かしい土地を訪ねました。
あの時は夫婦二人であちこち
自由に旅行したものです。
以前はこの真ん中にハンギングバスケットが
飾られ、街は花で華やかでしたが。
少し経済状況が悪いのかしら、
と心配になりながらも、
愛した街を懐かしく歩きます。
住んでいた家を訪ねてみたり・・。
公園を訪ね、そこで遊ぶ
娘達を感慨深く眺めたり。
英語があると安心します。
美しい庭園。
王室もゆかりのこの地。
懐かしさがこみあげます。
フランスではいろんなことに
疲れる場面もよくありました。
夫がいつも
「妻を早くイギリスに連れていってあげたい」
と言ってくれていましたが、
イギリスに来て心から
癒されるのを感じました。
そんなことを思いながら
思い出したことがあります。
当時よく共に過ごしたり
フットパスを一緒に歩いたり、
日本へも訪ねて来てくれた
イギリス人夫婦のことです。
その英国紳士が話してくれたこと。
ある遠足のバスでイギリス人についての
話になったのです。
その時彼はこのように話してくれました。
「Grace、例えば、
とても仲の良い友人が運転する車の助手席に
君が乗っていたとする。
その車が速度オーバーで事故に
あったとするね。
その時、友人を守ろうとして嘘をつくか、
それとも友人が速度オーバーをしていたと
正直に話すか。
君ならどちらかい?
イギリス人というのはね、
正直であることを
美徳としているんだ。
友人を守るよりも正直であることの方が
大事なんだよ。
イギリス人とはそういうものなんだ」
と彼は誇らしく話してくれ、
私はそのバスの中で感銘を受け、
イギリス人がさらに好きになったのを覚えています。
当然、彼はそういありたい、という
理想を話してくれたとも言え、
彼が話したのは国民としての精神論で、
日本人が武士道を話すような
イメージだったのではないかとと思います。
現代の日本人が皆揃って
武士道を貫いているかといえば
そうではないように、
イギリス人だってそうでない人もいる。
でもイギリスに脈々と流れて来た
メンタリティには
そんな部分があるんだろうなと思います。
現代のイギリスもフランスも移民が多く、
いろんな国の影響を受けていますし、
さらに、どの国も等しく、若者は皆、
国の文化離れをしていると思うので
イギリスも今はどうかわかりませんが、
フランスでは
平気で嘘をつかれることや適当な回答に
辟易した部分もあったので、
イギリスのそんな話を思い出すと
そういう面ではやはりイギリスの
メンタリティが好きだなぁと思ってしまう
私なのでした。
イギリス人の友人たちも
いつも呪文のように言っていましたっけ。
「正直であることがとっても大切!」
夜は当時何度も夫婦二人で
通ったタイレストランに行き、
そこに娘たちがいるのが
不思議な気持ちに。
そして、この旅に電池切れで
止まっていた腕時計を持参した私。
懐かしい時計修理やさんで
その時計の歩みをリスタートさせました。
その時計を見ると
あの土地でまた動き出したんだなと感慨深く
思います。
ニールズヤードレメディーズの
店頭に書いてあった言葉。
もしあなたが良い考えをしていれば
それは太陽の光のように
あなたの表情を輝かせ、
そしてあなたはいつでも
素敵に見えるのです。
と言ったような内容。
(恥ずかしい訳で恐縮です)
まだまだ旅は続きます。
愛すべき、かくも違う
イギリス人とフランス人
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