日本にはなくてフランスのママにはある「負担」とは?  | 子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

イギリス、パリ、東京、現在ウィーンに暮らす駐在妻です。
「美しき青きドナウ」を見ながら子供とドタバタ暮らす
「忙しきクスミBBA」(笑)がウィーンで美しいものを探し、
新たなる価値観や文化の違いに興味を持ちながら暮らしています。
英仏回顧録、旅行記、収納等も♡

こんばんは。

今日はバテた一日でした。

 

初めましての方は、お読み頂く前に

こちら(およみ頂く前に♡)をどうぞ♫

 

 

***

 

さて、以前こんな記事を書きました

 

ないない尽くしのフランス
日本の幼稚園のママは大変!
と感じたその理由
 
働くママの多いフランス、
そして見事に出生率を回復させ
今や子だくさんのフランス。

 

そのフランスにはそれを支える

親への負担を減らす合理的なシステムが

あると感じます。

 

入学式、卒業式はもちろん、

授業参観も運動会もない、

せいぜい発表会が年に一度程度あるかないかで

PTAなんてもってのほか。

 

ベルマークのこまかーい作業なんて見たら、

フランス人なら「は?」と言ってすぐ

帰ることでしょう笑。

 

(役員は一応ありますが、

そもそも学校行事が少ないので

やることは日本のように多くなく、

負担は多くないのです。)

 

 

日本が「当然」と思えば、

「さみしい」とも思えるかもしれませんが。

フランス人にはそれが「当然」なのです。

 

 

 

ただ、日本人からすると・・

 

一つだけ日本より確実に大きな

「負担」があります。

 

それは。

 

小学校4年生くらいまでは

朝も帰りも親が子供を学校まで

送迎をする点です。

 

 フランスの親はそれを負担とは思っていないと思いますし、むしろそれは子どもを守るために

当然のことと思っていることと思います。



働くフランス人が

それらをどうマネージしているかというと、

朝はたいてい、仕事にいく前の父親か母親が

子供を学校まで送り届けます。

 

送迎時に校門前で

親がごった返す、というのは

フランスでは日常の光景です。

 

帰りは、ベビーシッターやヌヌ、

学生のアルバイトや祖父母が

迎えに来ていました。

 


そういう文化があってこそ

成り立つものかもしれませんね。

 

卵が先か、鶏が先か議論でもありますが。

 

 

 

 

日本からするとある意味では非常に合理的で

学校に対する親の負担は必要最小限に

抑えられているフランスですが、

フランスのママだって

楽をしているわけではなく、

働きながらシッターのやりくり、

子供の習い事の送迎、

子供との時間、

一生懸命生きています。

 

 

 

でも。

 

面白いなぁと思うのは、

子供の送迎、という毎日のことで

今の日本人だったら負担に感じる点については

フランスでは「当然」のことなのです。

 

 

「安全に対する意識」

ここは譲れない、「当たり前の」親の

義務なのでしょうか。

 

 

 

フランスに着いた当初、

友人から言われました。

 

「誘拐が多いので気をつけて。

特に女の子は「人身売買」のようなことも

あるらしいから。」

 

と。真偽のほどはわかりませんが、

そんなことを聞き、

子供が先に走っていって、

角を曲がるような時には

角を曲がって子供がいると安心したくらい、

いつも緊張感を持って暮らしていました。

 

 

そんな私が日本に帰国して

子供たちが一人で登下校したり、

放課後もひとりで歩いている様子を見て、

驚き、、怖い!とすら

思ってしまったわけです。

 

日本で育った私ですら。



でも、

そんな安全な国に生まれたというのは

とても幸せなことだし、

安全がそのように守られている

日本のシステムには私たちは

心から感謝をできることなのだとも思います。


 

 

フランスでは学校の送迎だけでなく、

放課後も小学生などが子供だけで

歩いている姿は全く見かけません。

 

いつでも親と一緒。

 

 

 

娘も帰国してこう感想を述べました。

 

「ママ、日本の子は

みんな一人で歩いているよ!すごいね!」

 

 

 

 

フランス人のママ友に、

 

 

「日本は子供達だけで行くのよ。

中には電車に乗って登校する子もいるわ。」

 

というと、

 

「楽でいいわねぇ、

でも危なくないのかしら。

あ、でも日本は安全な国なのかしらね?

私には考えられないけれど。」

 

 

と言われたこともありますが。

イギリスも同様に送迎必須でした。

 

 

 

日本は安全面の意識は

そこまで高くないのでしょうか。

 

昔とは違って、結構危ないことも

多い昨今の日本だけれど、

 

 

諸々のシステムが整っていない日本で

まさか「親の送迎」なんて言われた暁には

親からはブーイングの嵐になるのかも、

と想像したりします。

 

 

価値観って面白いですね。

 

 

PTAのベルマークとかトイレ掃除とか、

そういうのは親が負担するのが

当然になっているけれども、

 

子供の安全とか、命に関わるようなことには

親の負担がないというのも、

思えば不思議なものだなぁと

最近ふと思ったりしました。

 

 

ちなみに我が家の娘は集団登校がないので、 

やっぱり不安です。 


 

ながーくなりそうなので、

今日はここら辺で切り上げてみますウインク

 

 

 

フランスでは絶対に起こらないこと。

今日の記事と関連した、

先日日本で遭遇したある事件?も

またご紹介出来ればと思います。

 

イタリア側アルプスの

逆さマッターホルン!

 

美しきかな、恋い焦がれた絶景、マッターホルン!

この旅行記も途中でした・・汗

 

***

 

💖最近たくさん読んで頂いた記事です💖

 

フランスで恥をかかないために
フランスと日本の接客業の違い「お客様は神様!?」
 
「君のお嬢さんは4歳だよ!」
フランスのサービス
 
日本だったらすぐクレーム?
フランスのカフェのギャルソンの態度が悪い理由
 
☆Maman GRACEが黙っていない
〜あなたはどこの国から来たの?〜

 

☆「あなたの好きなようにすれば良いのよ」

日本人を苦しめるメンタリティ

 

ないない尽くしのフランス!

日本の幼稚園ママは大変!と感じた理由

 

パリのママンは母親失格? 

日本とフランスを考える

 

☆「みんなと一緒でなきゃ・・」

そんな日本人はこんな風にして作られる

 
帰国前日の大パニック まさかの事件・・
フランスらしい駐在の〆?
 

マダムの紡ぐ言葉

〜私にできることしかできないし、したくないの〜

 

フランス人がたくさん子供を産める理由

 

駐在妻の暮らし 〜本当のところ〜

 

☆日本と違うフランスの保護者会
出生率の高いフランスの男性のパフォーマンス
 
☆フランスの自由からヒントを得たら・・

 

***

 

お読み頂きありがとうございました。

ゆっくりお休みください。

今日も1日お疲れさまでした。

 

***

 

ドキドキドキドキ応援よろしくお願いいたしますドキドキドキドキ

更新の励みになります。

1日に1回各ボタンを押して頂くと、

ポイントに反映されてランキングが

上がる仕組みになっています。


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

 

 

宝石ブルー宝石ブルークリアな暮らし宝石ブルー宝石ブルー収納について、時々

以下のブログで綴っています。

ご興味がありましたら

お立ち寄りください!

宝石ブルー宝石ブルークリアな暮らし宝石ブルー宝石ブルー