2018年12月29日~2019年1月5日 スキー旅行 北イタリアピエモンテ州 セストリエーレ
の続きです。
2019年1月3日の夜は更けて・・・・・1月4日午前5時、またもや窓の外の大声にたたき起こされました。
イタリアの夜?早朝?は暑苦しすぎますね。
実際の気温は、1月2日からの寒波襲来で日中最高気温ですら氷点下でした。明け方ともなれば氷点下10度前後だったはずなのですが。
この朝は白ブーダンを使ってスパニッシュオムレツを作りました。ジュネーブから持ってきたのは5日には賞味期限が切れちゃうから。今日中に食べきってしまわなくちゃ。
もともと、昼は外食、夜は自炊の予定でした。
ところが、長女ガル 昼は山上で、夜は街のレストランを希望。
最初からわかっていたら、買い出しをしなかったのにねえ。
うっかりイタリアの美味しいハムやソーセージ、買っちゃったじゃない。
こちらはガルのお気に入り。ボローニャのモルタデッラ。中心にが入っているのは初めて見ました。
スキー教室もこの日が最終日。
前の夜、ガルは、先生にプレゼントをしたいのだと張り切ってカードを作っていました。
先生からは日本語(漢字)で名前を書いてほしいとリクエストされたのだそうです。
ガル 「『バーバラ』ってかいて♪」
ロット 「これでいいかなあ?どう思う?ソニック 『馬亜馬』 『ラ』はどうしよう?」
ソニック 「『ラ』は『羅生門』の『羅』でいいんじゃないかなあ?『透き通る薄い絹織物』なら女性名に使っても優雅できれいでしょう。」
螺鈿の『螺』(巻貝)とか、『裸』よりはいいんじゃないかな?
問題は『バ』か。さあ困った。意外に音読みで「バ」と発音する漢字って少ないんですよね。
女性に「婆」は使えません。もうこの際、馬でいいや。
ロット「カードらしい紙が無いけど、どうする?コピー用紙じゃいくらなんでも・・・。あ!このお菓子の箱、使えないかな?」
ガル 「わあい。」
箱の中にびっしり絵を描き、馬亜馬羅と書いていたガル。
ガル 「あ、わすれずにはこをもっていかなくちゃ。」
ソニック 「ちょっと待った!レッスン中に荷物になると先生も困るでしょう?おかーさんが、お迎えの時に持って行きます。」
クリーニング屋さんも、行くならこの朝がラストチャンスです。洗濯ものをまとめてGO!
お迎え時間になりました。
あ、あの小さい子の団体さんかな?
集合して何か話してるねえ・・・・。
プロのカメラマンさんじゃなくて悪いけど、ガルちゃんとお父さんの記念写真。
はい、チーズ。
先生にガルからのプレゼントをお渡ししました。ガルは(*^-^*)顔。
先生も喜んでくださいました。
先生、荷物になったらごめんなさ~い。
驚いたことに、先生は私と同い年。もっとお若いかと思ってました・・・・。
この日はスキースクールの隣のカフェで軽くお昼を食べることにしました。
メニューに迷ったらミラネーゼ(ミラノ風カツレツ)にしておけばまず間違いありません。安定の美味しさ。
ガルはさっさとデザートに。
ロットはガルを連れて山の上へ向かいました。
私は宿に戻り、荷造りです。
クロゼットやチェストの中身は、最後の着替えを残してスーツケースに詰め直します。
あ、ガルちゃんの予備の着替えは、リュックに詰めてね。
冷蔵庫の中身も整理して、明日の朝必要なものを残して、ゴミ捨てに行きます。
手洗い用の洗剤もそろそろ荷物に入れてしまおうかな?
それとも、夕方に最後の洗濯をしようかな?
続く。
ところで・・・・実は、「ミラネーゼ」についてロットと食い違いがあったことが発覚しました。(苦笑)
ロット 「ミラネーゼって、要するにとんかつだろ?豚肉だよな。」
ソニック 「本来なら仔牛肉のはずだけど、スキー場ではたいてい鶏カツよね」
スキーリゾートで頼んだ「ミラネーゼ」はいつも鶏カツだったような気がするんだけどなあ。
直近のセストリエーレはもちろん、2月に行ったピーラも、チロルに行った時も・・・。
ロット 「そんなはずはない!豚肉に決まってる!俺がローマで食べたのは豚肉だった。スキー場のも豚肉だったはずだ。」
ソニック 「そうかなあ。だってウィンナシュニッツェルって、確か、仔牛肉だよねえ。あれ、ミラネーゼがオーストリアに伝わった料理じゃなかったっけ?それに、スキー場では鶏って表示があったけどなあ。」
ロット 「鶏って表示があったのなら鶏だろうけど、ウィーンはともかく、ミラノは豚肉だろう。調べてみろ。日本語版じゃダメだ!イタリア語版で」
まあいいや、グーグル翻訳使えば。
確認した結果、ミラネーゼの正式名称は「cotoletta alla milanese コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」
ソニック 「cotoletta ってことは、骨付き肉?」
フランスのお肉屋さんで、côte と言えば、牛の骨付きロース肉や骨付きリブ肉のことです。côteletteは仔牛や仔羊、豚肉の骨付きロース肉や骨付きリブ肉。
本来はウィンナシュニッツェルと同様、仔牛肉を使うもののことだそうです。
違いは、ウィーンは骨無し、ミラノは骨付き。そういうことみたいですね。