子どもに言うことを聞いてもらうことと、子どもに幸せに生きていってもらうこと。 | ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

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大阪を拠点に活動中。発達障害児を育てるお母さんに向けて「信じて見守る子育て」を発信しています。元毒親。息子の発達障害をきっかけにコーチングを学び、起業しました。「気質」×「コーチング」×「方眼ノート」でありのままの子どもを認めて伸ばす子育てを伝えています。

今日は質問から入ります。

あなたは
お子さんに自分の言うことを聞いてもらうのと
お子さんが幸せに生きていってもらうのと
どちらを望みますか?

今その望んだ方向に
子育てはできていますか?

 







親の言うことを聞く子どもは
親にとっては子育てが楽です。

でも
それでは自分で考え行動する子は
育ちません。

自分の言うことを
聞いていれば人生すべてうまくいくんだ。

とは
おそらく思っていらっしゃらないと
思いますが
お子さん自身が自分で考えて
行動するよりは
まだましな結果になると思って
言うことを聞くようにさせている方は
多いと思うのです。





人の言うことを
素直に聞いて行動するって
大事なことではあります。

せっかく何かを学んでも
誰かからアドバイスをもらっても
素直に聞いて行動しなければ
効果が出なかったりしますからね。

でもそれは
そもそも自分の中に
軸があって
「私はこうなりたい」
を叶えるために
今自分の中にないものを
誰かに教えてもらい
それをその通りに素直に実践することであって
どうなりたいのか
どうしたいのか
の部分まで
誰かの言う通りに
なることではありません。

 







だからまずは
お子さんの話を否定せず
とことん聴いて
「私はこうなりたい」
「こうしたい!」
をいっぱい引き出してほしいのです。

そして
その「なりたい」「こうしたい」を
叶えるために
何をするのか
質問してあげてください。

できれば
「きっとできるよ」など
応援と励ましの言葉を
たくさんかけてあげてくださいね。

そもそも
「私はこうなりたい」

聴いてすぐ出てくるとは
思わないでくださいね。

言っても反対されない
笑われない
安心できる関係性でないと
子どもはそう簡単には言ってくれませんから。





「こうなりたい」
が出てきて
そのために「これをする」
も出てきたのに
一向に行動する気配がない。

そんなときは
「するって言ったでしょ!」
ではなく
繰り返し
「こうなりたい」
「こうしたい」
そのために
「これをする」
を聴き
応援することを繰り返します。

一度「やる」と
言ったくらいで
人がすぐに変わらないのは
自分自身のことでおわかりですよね。

だから
ほんのちょっとでも
「できた」ことを見つけて
言葉にして返してあげるのです。

 


うまく一人では着られなかったとしても

・自分で着ようとした

・前と後ろがあっている

・あとちょっとでできるようになる

など伝えられることはたくさんあります。





何度も何度も
夢を語り
そのための行動を語り
今できることを
一緒に取り組んだりして
それを繰り返していく。

そして
当たり前のことであっていいので
「できた」を見つけて
本人に言葉で伝えていく。

もちろん
うまくいかないこともあるけれど
それを次の行動のばねに
変えていけるのも
応援する言葉がけや
「次はどうしたらいいと思う?」
という質問をして
また考えて行動していきます。





そういう積み重ねがあってはじめて
子どもは
行動できるように
なっていくのです。

誰でも最初のうちは
言葉にしていても
自分自身の中でも
半信半疑です。

何度も繰り返して
言葉にしていくうちに
やっと気持ちが追い付いてきて
いずれ自分から行動するように
なっていきます。

けれど
無理に言わされた夢や行動計画なら
何度言っても
自分の心に響かないので
言うだけに終わりますから
ご注意を。

 







そうやって
自分の夢に向かって
自分で行動できるようになっていくと
幸せな人生はどんどん近づいてきます。

そもそも「幸せ」の定義を
どこに置いているかによって

ここまでの話って
納得感は違うと思いますけどね。

あなたにとって
幸せな人生って
どういう人生のことですか?

具体的に言葉で
説明できますか?

そのために何が必要だと
思いますか?

あなたはそもそも
自分が定義している「幸せ」を
叶えていますか?

もしまだ叶えていないのなら
まずは自分の幸せを
叶えるのが先です。

そこをあきらめて
お子さんの方に
注意が向いてしまうと
自分が叶えられなかった夢を
お子さんに託したり
押し付けたりしてしまいますからね。

あなたの夢は
あなたが叶えるものであって
お子さんの夢ではありません。





さいごに。

誰かの言うことを
素直に聞けるのって
その人との信頼関係があるから
なのです。

親の言うことを聞く子は
親との信頼関係が
築けている子です。

では
親との信頼関係は
どうやって築いていけるのか。

そこはまた明日
書いていきますね。

 


 

 

 

 

 

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ありがとうございます。

 

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