今日は…、
看護学校時代に、
仲が良かった友人が…、
会いに来てくれました
飛行機と電車とバスで…
彼女と最後に会ったのは…、
私が、
天国の旦那を、
在宅介護している時。
今から…10年前になるのかな
私は、
すっかり忘れていたけれど…
彼女はこんなことを
覚えてくれていました
彼女が会いに来てくれた日、
私は…、
脳腫瘍の手術を4回経て…、
自宅に帰って来ていた旦那と
共に…、
車で彼女を、
駅に迎えに行きました
自宅に行くまでに、
地元では有名なパン屋さんに
寄りました。
そこで…、
友人と、
私…、
それぞれが、
パン屋さんのトレーを持って、
パンを選んでいたら…
旦那が…、
私のトレーを、
すかさず持ってくれたのです
病気になる前の旦那。
私に重たい物は、
絶対に持たせないようにしてくれた旦那が…。
4回も開頭手術をして、
脳の一部を取り除いたけれど…
そこには、
元の優しい旦那が居ました
そこまでは、
私の記憶でしたが…、
そこから先が、
あったようなのです
友人
「あの後、
私のトレーまで、
持ってくれたんだよ〜
そんな旦那さんの姿を見て、
かずママは…
女の子には、
重たい物は、
持たせたくないんだよね
って…、
旦那さんに話しかけていて…、
なんて素敵な夫婦なんだ
って、思ったよ
2人とも、
優しいなぁって…。
脳の病気をして、
脳の一部を取り除いたのに…、
優しさとか、
人の本質は、変わらないんだなって思ったよ。
そんな旦那さんに、
寄り添うかずママも、
素敵だなぁ〜って、
思ったし」
そんな記憶は…、
私にはありませんでしたが…、
言われてみたら、
そんなことがあったかもと、
思い出してきました
旦那は…、
優しい人でした。
病気になっても…
優しい人でした。
その病気は、
脳の機能を奪い、
性格までも変えてしまう病気であるのに…、
それなのに、
優しさは、
失いませんでした。
でも…、
病気の進行と共に、
やはり変化は現れ…、
私には、
その変化してしまった旦那の姿の記憶が、
色濃く残っている状態だったので…
忘れてしまっていました
そうだ!!
私の旦那は…、
めちゃんこ優しくて…、
優しくて…、
優しい人だったんだ
そんな大切なこと…、
なんで忘れてしまっていたのだろう…
ごめんねぇ、
旦那〜。
私のブログは、
その時の状況と自分の気持ちと向き合いながら書き綴っている、
35歳、
絶望未亡人這い上がり物語
です。
【かずママとは…】
・23年目の現役看護師
・グリーフ専門士
・グリーフカウンセラー
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【死別後のあれこれ】