脳腫瘍についての続きです⤵︎
1、脳腫瘍の良性と悪性について
腫瘍組織から、
病理学的分類や遺伝子診断に
基づき、
悪性度（グレード）が
診断されます。
グレード1は良性腫瘍で
手術で取り除くことができると
再発の危険は少ないです
例えば…
髄膜腫、下垂体腺腫、神経鞘腫
頭蓋咽頭腫は
基本的には良性で転移することは
ありません
（例外もあります）
また…
グレード2〜4は悪性脳腫瘍で
グレードが上がるにつれて
腫瘍の増殖速度が速くなり
悪性度が増します
例えば…
神経膠腫（グリオーマ）、
中枢神経系悪性リンパ腫
2、脳腫瘍の治療について
体の状態や年齢、
患者様やご家族の希望なども含めて検討していきます
良性腫瘍は、
手術で切除できるものが多く
完全に切除すれば、
治癒が期待できます
（切除できない場所、場合もあります）
悪性腫瘍は、
腫瘍の種類や悪性度に応じて
手術や放射線、
薬物療法を組み合わせていきます
約8年前、33歳で
1番悪性度の高い
神経膠芽腫の旦那の場合、
手術、放射線、
薬物療法（抗がん剤治療）
をしました
しかし今は
神経膠芽腫に、
電場腫瘍治療システム
（オプチューン）
という治療法が
行われる場合があるようです
（2018年から保険診療で治療できるように
なった）
電場腫瘍治療システムは
頭皮に電極パッドを4枚貼り
低周波の交流電場を
持続的に発生させて
脳腫瘍細胞の分裂を阻害する
治療法です
手術、放射線療法と併用して
行われる化学療法（テモゾロミド）が
終了した患者さんに
維持療法として行われる
治療法です
（まだ、オプチューンをやっている病院は
限れます）
約8年で…
抗がん剤（テモゾロミド）が
保険適用になったり
オプチューンという
新たな保険適用の治療法が
適用されてきました
しかし、
神経膠芽腫を治す薬は
やはりまだありません
維持療法、
再発を遅らせる治療に
すぎません
どうか1日でも早く…
神経膠芽腫の治療薬が開発される事を…
今までと変わらずに
願うばかりです
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