コールセンターのクレーム対応で調子を崩す人が多い | kyupinの日記 気が向けば更新
2024-05-27 06:33:31

コールセンターのクレーム対応で調子を崩す人が多い

テーマ:精神科一般

商品のクレームを受け付けるコールセンターで働くことは、精神科患者さんにとってかなりのストレスである。

 

おそらく電話で対応する際、顧客はコールセンターの相手が見えないことも大きく関係している。見えると言いにくいこともあると思うからである。

 

僕は商品に何らかの瑕疵があった時、お店にクレームを言のもかなりストレスになる。損になるとしてもできれば言いたくない。クレームを言う方も疲労困憊するからである。また子供の頃、母親からそういうニュアンスのことを教えられた。

 

その意味で、相手に面と向かって縦横無尽に大声でクレームを言える人は、そのあたりの心の構造はどうなっているのだろうか?と思ったりする。

 

あんなに叫んでストレスにならんのか?などである。

 

非正規雇用で一定期間しか働かない女性患者さんには、クレーム対応のコールセンターで働くことを避けるようにいつも助言している。あっという間に調子を崩すのが見えているからである。

 

また、時にクレーム対応をする商品そのものが詐欺的なこともあり、クレームも凄まじいと思うが、コールセンター的にどのような順番で喋り、やり過ごせば良いのか、マニュアルがあったりもするらしい。

 

また最近は顧客のクレームの言い方も辛辣だったりするため、同じコールセンターで働き続けているお局的な年配女性から酷いイジメを受けることもあるという。やはり長期に言葉の毒を浴び続けると、どこかに発散しないと済まないんだと思う。

 

そもそも、このタイプの仕事は希望する人があまりいないため、実際入職してみたら、コールセンターの仕事だったという話も聴く。

 

全くメンタルを病む人には、どこに落とし穴があるかわからない、といったところである。

 

参考