kyupinの日記 気が向けば更新

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kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)
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SSRIは本来、体重増加のメカニズムを持たない

SSRIにはリフレックスや旧来の3環系、4環系抗うつ剤に比べ体重増加のメカニズムを持たない。

 

例えばプロザックは当初やせ薬として使われたほどである。SSRIの中では唯一パキシルのみ多少の体重増加の薬理作用があるが、これ以外のSSRIに比べとりわけ体重増加させているように見えない。

 

フルボキサミンなどが摂食障害などに使われやすいのは1つは薬のために体重増加がないことも挙げられる。(その他、摂食障害の人たちには強迫症状が合併しやすい)

 

SSRIで体重増加したとしたら、1つはうつが改善し健康的な経過で体重増加したことが考えられる。過去ログでも精神病が改善すると脳のエネルギー消費が減り体重増加すると記載している。

 

一般にうつ状態が改善すると食欲が改善し体重増加する傾向がある。

 

もしSSRIで過食が頻回に起こり体重が著しく増えていったとしたら、SSRIによる衝動性が増すといった良くない作用(SSRIが合っていない)が生じたことも考慮される。

 

旧来の抗うつ剤とSSRIの相違の1つに、旧来の抗うつ剤が身体的な副作用(口渇、眠さ、便秘、肥満など)が出やすいのに比べ、SSRIは時に精神面に裏目の作用が出現することが挙げられる。旧来の抗うつ剤には、意外にこのタイプの裏目がない。(うつを治療しようと思って、かえってうつが悪化するなど)

 

参考

統合失調症の患者さんの体重が増加する意味について

モーズレイのガイドラインに推奨されている体重増加が生じにくい抗精神病薬

 

障害者の就労に対する心構えについて

障害者枠で就労した際、仕事内容、上司、同僚に自分に合わないと思ったら、積極的に上司に相談する。その後、環境調整して改善しないなら退職も考えること。精神面の悪化を来す時はなおさらである。(無理はしない)

 

本来、根気強さ、信念を曲げないことは日本的は良いことだが、障害者就労ではそこまでメリットにならない。何事にも柔軟に対応すること。

 

障害者雇用で働くことはリハビリ治療の1つなので、そういうスタンスで就労を考える。

 

上のように思う理由は、障害者雇用で精神症状が悪化する人が少なからずいるからである。今は働ける人が少ない時代なので、辞めたとしてもすぐに仕事は見つかるものだ。

 

ただし、次の仕事も同じようなことになることもある。(最初に戻る)

 

シオマネキ

 

 

福岡市マリンワールド海の中道のシオマネキ。シオマネキは片方のハサミが非常に大きい。これはオスだけでメスは大きなハサミを持たない。上は約1分ほどの短い動画。ピンと伸びた目に注意。

 

シオマネキは日本国内の北にはいないらしい。比較的暖かい海に生息するカニである。

 

 

これは2分14秒ほどの動画。このシオマネキも左手が大きい。器用に右手で泥をすくって何か食べている。最初のシオマネキも2番目のシオマネキも利き腕は右手である。実はシオマネキは全て右利き(つまり左手が大きい)わけではなく、左利きのシオマネキもいるらしい。80%は右利き?

 

上の動画では向かって左方向に歩いていくが、最後あたりで別の2匹のシオマネキに遭う。上のシオマネキが手前に避けている。

 

最後にメスのシオマネキが出てくるが、ハサミの大きさの左右差がほとんどない。

 

 

 

天然のペリカン

 

 

オーストラリア、ゴールドコーストのマリーナミラージュで撮影。正確に言うと、マリーナミラージュとヴェルサーチホテルの通路の真下にいた野良ペリカン。周囲にシーガルが数羽いる。

 

ペリカンは結構大きくて、しかも運動神経も鈍そうである。すぐに飛び上れないみたいな。オーストラリアは野良の大きな鳥たちが結構無警戒で歩いているのが驚きである。

 

ここは誰かがエサをやるような場所ではない。ペリカンはざっぱーんといった感じで水を飲んでいるように見える。何かエサを採っているのかもしれない。

 

仕事の日は薬を強めにしてほしいと言う希望

これはある患者さん本人の内服薬に関する希望である。この言葉の続きは、「お休みの日は少なくて良いです」である。

 

つまり仕事のある日はむしろ薬が多い方が良いと言っているのである。その薬もセレネースとかエビリファイである。

 

ちょっと考えると逆に思うかもしれない。この言葉は、抗精神病薬が精神病状態の精神に対しどのような役割を果たしているかよく表している。

 

その患者さんによると、仕事の日に少なめの薬だと、

 

○新しい職場でテンポよく仕事がこなせない。

○研修が理解できない。

○時間が経つと記憶がない。

○仕事が進まない。

○上司や同僚に言葉をかけられ時にすぐに言葉が出ない。

 

などの状態になると言う。つまり薬を減量すると脳内がまとまらないのである。おそらく軽度の困惑状態のように思うが、これが更に悪化すると亜昏迷に至る。その状態だと出勤さえできない。

 

薬を飲むと眠いが、仕事中は緊張するのかバランスが取れており仕事ができる。その方が顔つきもはっきりしている。

 

一方、お休みの日など家にいるとぼんやりしていても構わないので、仕事の日の半分の量で良いらしい。抗精神病薬が精神病の治療薬であることがよくわかる話だと思う。

 

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