kyupinの日記 気が向けば更新

kyupinのブログへようこそ。

このブログは精神科全般、旅行、音楽、スポーツなどについての日記です。始めて既に10年以上経っているため、過去の記事には、現在のルールに沿わないものがあります(適応、処方制限など)。精神科に関する疑問は過去ログのどこかに記載していることが多いので検索してみてください。(○○ kyupin でググる)

kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)
kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

ウィルスは高度に進化した生命体

学生時代、授業で「ウィルスは高度に進化している」と言う話を聴いた。ウィルスは生物の細胞内でしか生きられないが、極めて賢く、遠い未来まで自分を残せる仕様になっている、という意味である。

 

細胞内でしか生きられないので、致死率が高いウイルスは生き残れない。その生物が死滅してしまうと自分も死ぬからである。今回の新型コロナは、たいして重くならない人も多いようで、罹患していても動き回れるため感染が広がってしまう。また、未だに潜伏期さえよくわかっていない。このようなタイプのウイルスは感染者が増えるばかりで、なかなか封じ込められないように思われる。

 

これは国難と言ってよい事態だが、精一杯、楽観的に考えると、新型コロナは基本的に風邪ウイルスなので、日本国内の気温が上がり雨が降り始めると、ウイルスの活性度が下がり新規感染者が減少していく経過もあると思われる。

 

現在の国内の感染者の分布を考えると、気温が低い北海道が極めて多く、西日本、九州沖縄はさほど感染者が出ていない。人口密集地の大阪や広島に感染者がほぼ出ておらず増加する気配もない。

 

世界的には、東南アジアのインドネシアに感染者が出ていないのも不思議である。真夏のオーストラリアとニュージーランドも当初に感染者が出て以来、新規感染者がいない(クルーズ船帰国者は除く)。ニュージーランドも中国人観光客がかなり多いが未だにゼロである。

 

オーストラリアは驚くほど中国人観光客が多い。数年前にメルボルンから70㎞?ほどの田舎にブルーペンギンを見に行ったら、ブルーペンギンより中国人の方が遥かに多かった。ブルーペンギンは朝、海に狩りに行き、夕方、海から上がり1㎞~4㎞ほどの距離を夫婦で歩いて巣に帰る。1群れ、30匹~50匹で帰るのでペンギンパレードなどと呼ばれる。このパレードが何度も繰り返されるのだが、観光に来ている中国人が圧倒的にペンギンの数より多いのである。

 

なお、日本人は僕たち夫婦を含めたった4人だった。中国人の経済力侮りがたしである。

 

インフルエンザと新型コロナは同じではないが、流行のあり方はインフルエンザの流行が参考になる。日本では今でもインフルエンザは寒く乾燥する時期に流行する。ところが亜熱帯の東南アジアでは、インフルエンザは雨が降る時期に増えるというのである(インフルエンザは年中出ている)。

 

これはちょっと日本と逆に見えるが、東南アジアの人たちは雨が降ると室内にいることが多く、密集性が高まることもあるのかもしれない。狭い場所が危険性が高いのは、クルーズ船の感染者数を見れば明白である。

 

今年の日本の冬は暖冬だったためか、インフルエンザの流行は散発性になり、爆発的な流行は見られなかった。しかし特に死亡数をマスコミが発表する感染症ではないので、一定の死亡者は出ていると思われる。

 

中国の武漢だが、内陸に位置しなんとなくモンゴルに近いように錯覚するので、かなり寒いように見えるが、緯度的には鹿児島県より南である。武漢の映像を見る限り2月でも雪が降っていない。また揚子江?が流れているため結構湿気が多いらしい。

 

過去の新型インフルエンザ(鳥インフルエンザなど)がどうなったかというと、今でも紛れて流行している。新型インフルエンザは一般の?インフルエンザ同様に扱われるようになり問題にならなくなったのである。

 

ただし、インフルエンザはインフルエンザウイルスそのものが増えて致死的になるわけではなく、合併症で重症化する。しかし新型コロナはウイルス自体が爆発的に増えて死に至らしめるのである。

 

その意味ではウイルス増殖を阻害する抗ウイルス薬は治療的だと思う。最近、特別に新型肺炎にアビガンが使われる話が挙がっているのは、この薬理作用に期待しているのである。

 

抗ウイルス薬が有効で重症化率が下がるとわかれば、現在の日本のパニック状態はかなり緩和するように思う。

免疫力を高めるサプリメントのことなど

いよいよ新型肺炎が、日本中で大流行しかねない状況になってきた。今日は感染症の予防策についての話。特に「感染症を防ぐ」という視点で免疫力を高めるサプリメントを挙げてみたい。僕は全てを知っているわけではないので、今回、出てこないものもたくさんあると思う。

 

さて、免疫力を高めることは間接的に精神疾患にも好影響を及ぼす。逆に言えば、精神症状が悪いと免疫力も下がると思う。ただし、免疫力を高めてもそれで精神疾患は治りはしない。

 

〇エゾウコギ酒

過去ログにも出てきているが、エゾウコギ酒は免疫力をかなり高め、特に初めて飲むような人はなかなか風邪を引かない。そもそもコロナウイルスは一般的な風邪ウイルスの1つである。エゾウコギを飲み始めたら数年間は風邪を引かないくらいなので推奨できるサプリメントである。(過去ログも参照)。ただし、いったん感染してしまった人は、エゾウコギを飲んでも、そのために治りそうにない。あくまで予防的なサプリメントだと思う。

 

エゾウコギの良い点;安価なこと。

悪い点:お酒の飲めない人は難しい(お茶の作り方もある)。急に言われても明日できないこと(しばらく漬け込まないといけない)味が悪い。

 

〇マヌカハニー

これは知っている人もいると思う。感覚的にはエゾウコギの方が効果が高い。ニュージーランド製が基本である(詳細は検索してください)。

 

マヌカハニーはハチミツだが見た目、少し黒かったり、白い粉が混じっているように見えるものもあり色彩的にもハチミツっぽくない。商品により見た目がかなり幅がある。マヌカハニーはクレゾールと殺菌力が比較される。感染を防ぎ免疫力を高めるサプリメントである。オーストラリアではUMFのある水準以上は医薬品扱いで消費税がかからない。

 

アマゾンで買えるが、可能ならUMF15+以上を買いたい。逆に言えばUMFが低いものは買う価値がない。このスコアが高いほど効果が高い(殺菌力)。UMF10+でも良いかもしれないが自信なし。20+とか25+はより高価な上に商品数も少ないので勧めできない。僕は最高25+を買ったこともある。UMFと異なるMGOという数値で評価されることもあるが、MGOの数値は詳しくない。検索すればどこかに換算表が出てくると思う。使い方だが、ヨーグルトなどにさじ1杯分加えて飲んだりする。難点は高価なこと。

 

良い点;味が良い(ハチミツなので)。子供でも飲みやすい(1歳未満禁忌)。アマゾンですぐに手に入りその日から使える。

悪い点:高価なこと。UMF15+250gで4000円くらいする。数年前まで今の半額だったが、テレビか何かで紹介されたのか知らないが、人気が出て急に価格が2倍になった。

 

なお、エゾウコギやマヌカハニーを始めて何日目から効果を享受できるか不明である。少なくともしばらくしないと効果発現が安定しないと思われる。おそらく、ツムラ、クラシエの漢方で、エゾウコギやマヌカハニーに及ぶ効果があるものはない。

 

〇プロポリス

名前だけは知っている人が多いのではないかと思う。プロポリスはミツバチが巣を作る際に用いる粘着性のある物質である。プロポリスは西洋ミツバチにはあるが、日本ミツバチにはないと言われている。このプロポリス成分は微生物やウイルスからミツバチの巣を守り腐敗させない役割を果たしている。

 

オーストラリアにはマヌカハニーやプロポリスの専門店があり、そこに勤めていた日本人の女性と話したことがあった。彼女はプロポリスを飲んでいるのでマヌカハニーは使わないと話していた。マヌカハニーとプロポリスはミツバチというキーワードは同じだが、異なるものである。マヌカハニーは植物が重要だが、プロポリスは植物に依存しない。また服用した際の効果の実感が異なる。

 

過去ログでは、サプリメントは漫然と使い続けると効果が弱まると記載している。強力なエゾウコギでさえ、使い続けると遂には飲んでいても風邪を引く。つまり周期的に休薬すべきなのである。その空白の期間に何か別の免疫を高めるサプリメントを使うと良い。エゾウコギはうつにも多少は治療的だが、マヌカハニーやプロポリスにはそれがない。

 

プロポリスはやや大きめのラグビーボールの形状をしている(商品によると思うが)。味はなく飲みやすい。うちの嫁さんがプロポリスを飲み始めて、冬場アカギレができやすかったのが全くできなくなったという。肌に良いというが、エゾウコギにもマヌカハニーにもこの効果がないか乏しい。嫁さんは使い始めて5年くらいで突如風邪を引いたので、やはり使いっぱなしはダメなんだろう。

 

僕はマヌカハニー派でありプロポリスは使わなかったが、ある日マヌカハニーを休薬することにし、プロポリスを始めてみた。

 

結果;数か月使ったら、朝、顔を洗う時の肌のすべすべ感に気付いた。嫁さんも同じ意見なので、おそらくコラーゲンやプラセンタと同じような効果があるのだと思う。プロポリスは美容系のサプリメントという印象だが、免疫にも良いと言われている。西洋ミツバチの巣が腐敗しないのはプロポリスのためと言われているので、何らかの効果はあると思われる。いつもオーストラリアから取り寄せている。

 

良い点;やや錠剤が大きい以外は味もなく、悪いにおいもなく服薬しやすい。1か月に1300円くらいのコストなのでそこまで高価ではない。1日50円以下。

 

悪い点:どのくらい免疫を高めるのか今一つわかりにくい。肌が良くなるので、効果の実感が持てるタイプのサプリメントだと思う。

 

まだあると思うがこれで終わり。

 

参考

激うつ、パニック、慢性疲労の人

エゾウコギ

エゾウコギの煎じ茶

エゾウコギの銘柄と効果について

エゾウコギによる風邪の治り方

エゾウコギ Q&A (前半)

エゾウコギ Q&A (後半)

 

三毛猫

 

先日アップした三毛の仔猫。ちょっと変わった模様だと思う。

 

 

既に避妊手術を終えている。(左耳がカットされている)

 

 

この仔猫は純粋に野良猫の子。

 

例えば市営団地入居の抽選で当選したなどで、ルールで飼えなくなり、ここに捨てに来るという。ここは地域ネコの巣窟だから。(ネコおばさんの談話)

 

 

 

えっ?

この仔猫とは、違うネコじゃないの。

アキラ先輩の「仕事のやりがい」についての話

 

 

今日は、このブログではあまりないような記事。フィリピン在住のユーチューバー、アキラ先輩のお話。僕のブログの読者さんはアキラ先輩の動画は見たことがないと思うので、彼の簡単なプロフィールを紹介。

 

彼はもともとゲーム会社で、ゲームの製作や必要な人材を集めてくるなど、会社の経営になくてはならない人物だった。彼はストックオプションなどを貰える役職だったが、経営者ではなかった。

 

ある日、彼の会社が上場することになった。つまり自分の会社の持ち株が株式市場で売れるようになったのである。上場した結果、彼は株を売却し2億円を得る。重要なのはこの続きで、この2億円を元手にFXで11億円という大金を儲けたのである。(この詳細は彼の他の動画にある)

 

なんと、その11億円は浪費の結果、全て失ってしまったのである。今回のエントリは、この経歴がどうとか言うのではなく、上の動画の彼の話である。

 

現在、彼はフィリピンで仕事をしており、フィリピンにしては十分な報酬を得ているようである。彼には2名の子供もいる。

 

上の動画は、「日本的な仕事のやりがいとは何か?」という話である。いろいろな意味でとても味わいがある?と思った。語りも良いし、エンディングもなかなか良い。

 

医師の立場から見ても、この動画は考えさせられる話だと思う。下書きも見ず淀みなく話ができるのもうらやましい。

 

彼ほどの語りの力量があれば、自分の診察にも生きて、パワーアップできるのにと思う。

 

また、精神科医に限らないが、医師の仕事とは何なのか?、他の仕事と何が違うのか?となど普段、あまり考えないことに気づきを得ることができる。

 

このタイミングでこの動画をアップしたのは、中国で新型肺炎を治療していた医療関係者が少なからず亡くなっていることがある。また日本でも既に医療従事者(外科医)に感染者が出ている。

 

まだ2000年になる前だが、沖縄で深夜、離島にヘリコプターで脳外科医?を運んでいる途中に墜落し全員死亡する事件があった。この結果、誰もヘリコプターに乗るという医師がいなくなったのである。

 

治療はしてあげたいが、命まではかけたくないと言ったところだと思う。そういえば、最近、移植臓器を乗せたヘリコプターが墜落し、乗っていた医師も大けがをするという事故が起こっている。

 

医師は「やりがい」と言う言葉がフィットする職種だと思う。

 

過去ログでは、僕は子供がいないので、もし精神医療がつまらないものだったら、とてもモチベーションが続かなかっただろうと記載している。

 

新型肺炎と精神科病院について

今回は、中国、武漢から始まった新型肺炎と精神科病院の話。このようなことはテレビや新聞でも話題にすらならない。

 

ここ数日のニュースを見ると、武漢からの帰国者やクルーズ船だけでなく、数週間前から既に日本国内でヒトからヒトへの感染が始まっているようである。

 

数年前、日本国内でもし新型インフルエンザのパンデミックが起こったら、精神科病院患者はどうするのか?と言った議論があった。

 

ここで整理したいが、その地域で精神科病院入院患者さんを入院を前提とした身体疾患を治療する場合、搬送できる総合病院は限られている。精神科に入院しているほどの精神症状がある患者さんは、総合病院内で精神科が併設されているとか、対応できる医療環境がないと引き受けてくれないのである。

 

例えば大人しいタイプの認知症やうつ病くらいだと総合病院でもおおむね問題ないと思われる。そういう患者さんでも拒絶する(基本受けない)総合病院が大半である。このようになる背景には、何か病院内で起こったら責任はだれがとるのか?といった問題も関係している。

 

うちの病院では、リエゾンで行っている総合病院でかなりの範囲の患者さんを受けてくれるので助かっている。ここがリエゾンを行うことの大きなメリットの1つだと思う。

 

リエゾンの医療サービスは結局は病院同士のギブ・アンド・テイクになっているのである。

 

引き受けてもらうとは言え、できるだけ迷惑のかからない程度の患者さんを搬送するようにする。このように記載すると、もし新型インフルエンザが精神科病院内で大流行したら、とんでもないことになるのがわかるであろう。

 

行政からの要請は、もし新型インフルエンザのパンデミックが起こったら、精神科病院患者さんは(どこの総合病院にも搬送せず)精神科病院内で治療してほしい、と言ったものであった。

 

実際のところ、それしかないようにも思う。

 

精神科医や病院職員は、命をかけて病院内で治療をしないといけないのか?と言う苦情が出たのは言うまでもない。というのは、ノロウイルス患者やインフルエンザ患者さんが院内で数名出ても大変なことになるからである。

 

精神科病院に長期入院する患者=病棟内の生活に援助や介助が必要なので、職員は自然に濃厚接触になる。

 

また、患者さんも衛生面など決まったルールを守れるだけの精神症状のレベルに達しない人たちが多いことも、悲惨な状況になりやすいのである。

 

 

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>