kyupinの日記 気が向けば更新

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このブログは精神科全般、旅行、音楽、スポーツなどについての日記です。始めて既に10年以上経っているため、過去の記事には、現在のルールに沿わないものがあります(適応、処方制限など)。精神科に関する疑問は過去ログのどこかに記載していることが多いので検索してみてください。(○○ kyupin でググる)

kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)
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2018-06-24 13:29:16

今夜、日本vsセネガル戦

テーマ:サッカー&スポーツ

 

今日の記事は、サッカーとネコのハイブリッドで。

上は、先日出会ったノラネコ。草むらから顔を出してました。

 

今日、深夜0時から日本vsセネガル戦が行われる。第1戦のコロンビア戦は夜9時からだったので、パブリックビューイングも広く行われた。今回は0時からの上、明日月曜日は仕事の人が多いので、どの規模で行われるのかわからない。東京などは終わる時間は終電を過ぎている。

 

 

昨夜、0時から韓国vsメキシコ戦を観戦した。このような組み合わせの場合、もちろんアジアを応援する。オセアニア地域だが、アジア予選を戦っているオーストラリアも同様である。

 

この試合、メキシコは第1戦、ドイツに勝つ大金星を挙げており調子も良いし、韓国が勝つ可能性は低かった。韓国のグループはドイツ、メキシコ、スウェーデンの同組で、明らかに日本より厳しい。初戦のスウェーデン戦に勝つか引き分けるとなんとか道が開けるといったところだった。ところが、VARでPKを取られスウェーデン戦はそのまま0-1で負けてしまった。

 

日本が初めてワールドカップに出場(フランス大会)する前、韓国は毎回のようにワールドカップに出場していたが、当たりが強いのはまだ良いとしてプレーが荒いと言う評価だった。今もアジア予選では、プレーが荒い国に入る。今回、初戦でPKを取られた上、第2戦ですぐにPKで失点している。

 

サッカーは1点取られると、そのまま0-1で終わりかねないスポーツなので、PKを取られやすいのは負けやすいのと同じだ。そのまま最後まで観たが、2点目を取られて、この試合は同点も厳しいといった感じになった。

 

 

このメキシコ戦、韓国は終了直前、ソン・フンミンが大砲のようなミドルを決め、負けたものの一矢報いた。ソンフンミンはプレミアリーグのトッテナムに所属し、1シーズンで10点以上ゴールできる選手である。彼が1点入れなかったら、もしかしたら今大会無得点で終わりかねなかった。最終戦がドイツだからである。

 

なお、ドイツ戦でまたPKを取られたら、ワードカップのグループリーグで全てのチームにPKを献上するという珍しい記録を作ることになる。

 

 

今夜の日本のセネガル戦だが、強敵でまだまだ決勝トーナメントは厳しい道のりである。日本は北アフリカの国々、エジプト、チュニジア、モロッコなどは勝てなくもないといった印象を持つ。彼らは、アフリカと言ってもアラブ系の血も入っているようで、中東のアジアチームに近いからである。しかしそれ以外のナイジェリアや今回のセネガルは、運動能力が日本人に比べ遥かに優れており、戦術で何とかするほかない。

 

 

 

思うのだが、1列にナイジェリアと日本選手を並べ100m走をしたら、勝てる日本選手っているのかしら?

 

なお、ナイジェリアチームのユニホームはデザインが優れており、大人気なんだそうだ。上のビデオでは、まさに運動能力の高さで決めたスーパーゴールが観れる。

 

 

 

上はセネガルの初戦、ポーランド戦。

 

この試合、ポーランドはいまいち集中力がないというか、フィットしていなかったのでどちらのチームも真の実力がよくわからないゲームだった。ポーランドはロシアの隣国なので、もう少しホームのコンディションになっているのではないかと思ったがそうでもなかった。

 

それでも、ポーランドがロシア大会で全く勝てないなんて、想像しにくいのよね。

 

 

 

 

 

 

2018-06-22 18:00:21

レクサプロの処方量および併用状況

テーマ:レクサプロ

2017年12月に自分の外来患者さんのサインバルタの処方量分布や併用状況をアップしている。今日、外来患者さんのサインバルタ処方人数を調べると47名であった。約半年前から更に6名増えており、ちょっと驚いた。なお、この47名にはリエゾンは含まれていない。

 

今回、レクサプロの処方量および併用状況を調べてみた。サインバルタとレクサプロは自分の持ち患者さんでは処方数の多い抗うつ剤である。統計は約95%は網羅しているが、リエゾンおよびレクサプロだけ処方している人は含まれていない。(例えば、レクサプロ10mgのみ服薬し、ほか内科薬も含め何も服用していない人。統計を取るまでもないため含まれていない)

 

また入院患者さんのレクサプロ処方人数を調べてみると、偶然であろうがなんと0名だった。レクサプロは強力ではなく、副作用的に服用しやすいことが特徴なので、たまたま入院患者さんに処方者がいないのも納得できる。

 

処方用量分布(全27名)

20㎎ 7名

15㎎ 1名

10㎎ 12名

5㎎  7名

 

これを見ると、10㎎以下で処方されている人が多い。全体のほぼ3分の2である。レクサプロは剤型的に20㎎まで処方しやすい抗うつ剤だが、10㎎処方と20㎎処方は感覚的にはかなり相違がある。その理由は、10㎎処方では悪化時に「レクサプロを増量する」という選択肢がとれるからである。20㎎処方だと、悪化時に他の薬を追加せねばならない。(抗うつ剤に限らないが)。その意味では、上記の15㎎処方はそれなりに意味がある。

 

普通、レクサプロが10㎎服用できた人は20㎎は服用できることが多い。したがって不安定なのに10㎎を維持するのはナンセンスだと思う。また、上記の分布では5㎎処方の人たちが7名もおり、自分にとっては5㎎剤型はあった方が良い。

 

レクサプロ処方患者さんはうつ状態、うつ病だけでなく、社会不安障害の人たちも含まれることもあり単剤処方の人が多い(抗うつ剤というカテゴリー内)

 

サインバルタ併用

サインバルタ  30㎎  1名

サインバルタ  40㎎  1名

サインバルタ  60㎎  2名

 

リフレックス併用

リフレックス   15㎎  1名

リフレックス   30㎎  1名

 

その他

トリプタノール  50㎎  1名
アモキサン    25㎎  1名

 

レクサプロ処方者は全27名中、8名は他抗うつ剤の併用となっており、サインバルタが最も多いのがわかる。一部は変更中の人もいると思われる。なお、ルール上、レクサプロを含む3剤併用処方はない。

 

サインバルタは強力だが、特にノルアドレナリンによる副作用もあり、たとえば尿閉、著しい発汗などがあると処方できないか、増量できない人たちがいる。そのような人はSSRIで代替するが、レクサプロくらいでうまくいくなら良い。レクサプロは少なくとも、サインバルタよりは服薬できる人が多い。

 

人によると、深いうつではサイバルタ服用で仕方がないが、安定してくるとレクサプロで十分という人がいる。サインバルタは効くのは効くが、イライラ感の原因になるらしい。(これもたぶんノルアドレナリンによる作用)

 

その人にとってレクサプロは安定的であり、特に重くないときはレクサプロを希望する。この人は、この2剤はサッと入れ替えられ離脱などの問題も生じない。また、重いうつ病の際にサインバルタ60㎎が必要なのに、安定してくると、なぜかレクサプロは5~10㎎で良い。この病状の重さによる処方変更は意味がないわけではなく、切り替え時にインパクトが大きく奏功しやすいことがメリットである(特にサインバルタへの切り替え)。

 

このようなことから、レクサプロは入院するほどではない中程度以下のうつ病に広く使われる抗うつ剤だと思う。また、フルスイングになっていないことも特徴だと思われる。

 

参考

サインバルタの抗うつ剤併用状況

 

 



 

 

 

2018-06-20 00:20:45

日本vsコロンビア、2-1で日本勝利

テーマ:サッカー&スポーツ

 

 

日本は戦前の下馬評を覆し、コロンビアを2-1で下した。日本は南アフリカ大会も直前の親善試合で負けまくっていたが、本番で2勝し決勝トーナメントに進んでいる。今回も「本番では勝つ」同じパターンになった。

 

今回は試合が始まってすぐにコロンビア選手が退場になる幸運に恵まれた。香川はいかにもPKを外しそうだったが、ほぼ真ん中に蹴って決めた。こんな時、遠藤や本田は外しそうにないが、香川は冷や冷やする。あの場面でPKを決めるのは容易ではない。

 

試合序盤に1-0になったが、それ以降、相手が積極的に攻めて来ず、また日本もリードしていることもあり、受けている感じで凡戦模様になった。しかし、たまにコロンビアの速いカウンターからピンチになった。コロンビアの前半のパス回しは日本より速く動きもキビキビしていた。

 

そしてシミュレーション気味のフリーキックを取られ、何と同点に追いつかれたのである。序盤に1人少なくなったチームがたまに勝つこともあり、もしワールドカップのような大舞台でそれが起こったら、日本は大恥だった。

 

後半、日本が長くボールを支配したものの決定的場面は少なく、このまま1-1で終わる可能性もあったが、なんとか大迫がヘディングで決勝点を決めた。この試合の出来は大迫は良く、一方、香川はそれほどではなかった。序盤を除いて、フィールドにいるかどうかもわからないほど。

 

まあ、なんとか勝ってよかったと言ったところ。今大会、アジアは負けているだけでなく、ろくにゴールすらできない出来である。韓国、オーストラリア、サウジアラビアは零封されており、イランも1-0で勝つには勝ったが、1点は相手のオウンゴールだった。(間違い。オーストラリアは1-2で負けている。1得点はPK)

 

 

スタジアムで、「大迫半端ないって」の旗を持って来たサポーターがいた。その旗に書かれている中西君は実際とそっくりなのが大笑い。上のインタビューは約10年前のもので、1度過去ログで紹介している。2-6で負けた直後のもの。

 

上の中西君は関西大学に進学し、今は銀行員なんだそうだ。上の動画は全く傑作というか、今日の結果もあり日本サッカーの歴史の一齣になった。(監督さんのコメントに注意)

2018-06-17 14:57:19

読者さんのアメブロメール

テーマ:精神科受診マニュアル

このアメブロはもうすぐ12年目を迎える。今回、1通のメールを紹介したい。○○さんから毎年1回くらい、近況のメールをいただいていた。(過去に読者のアメブロメールを本人に了解を得ず公開したことは1度もない)

 

○○さんはこのメールが始まった2006年7月頃はまだ読者ではなかった。しかしかなり前だと思ったので、「だいたい8年前くらいですよね」と言うと、本当にそうだった。実のところ、過去のアメブロメールはほとんど全てが消えてしまっており、過去にどのくらいメールが来て、どのくらい返信したかわからなくなっている。

 

このブログは最初の1~2年くらいは訪問者数に増減があり一定していなかったが、更新は今よりずっと多かったのでコメント欄は活発だった。現在は更新頻度が落ちたし、新しい話題も少ないので一時より訪問者は減っていると思う。

 

今回の読者さんにはたいしたことはアドバイスしていない。実はそんな感じで改善した人たちが意外にいる。うまく表現できないが、アドバイスと直接に関連がない不思議な経過で良くなっているといったところである。

 

この度、このメールを紹介したもう1つの理由は、○○さんの文章の雰囲気がとても良いこと。本当に○○さんは文章力あるよ。


差出人:○○さん
日付:2018年06月06日 15:11
件名:Re:Re: kyupin先生 いつもお世話になっています。


<<大変お忙しいかと思いますので、返信は不要です>>

kyupin先生

返事ありがとうございます。○○です。学生時代から20年近く、この病気と闘ってきました。最初は原因も分からず全国の病院をあちこち回り、現在住んでいる**に来てからも、大学病院、県病院、精神病院、心療内科をあちこち回りましたが、適切に治療して頂けませんでした。
 
一番ひどい状態の時は、3年間寝たきりでした。ここ7年間で病院は4か所変わっています。「もう、自分で勉強して治すしかない」と思い、ベットに寝たきりになりながらあらゆる本を読み漁り、インターネットで調べたりしている時に、見つけたのが先生のブログです。先生の文章を夢中になって拝見しているうちに、感覚としか言いようがないのですが、この先生に連絡をしようと、初めて勇気を振り絞ってメールを出しました。

 

それが全ての始まりでした。よく、チャンスは前髪(opportunity seldom knocks twice) と言いますが、そのことわざを本当の意味で理解できるのは、それを実際にやってみた時だと思います。

 
先生の処方に従って、薬を変更しながら治療しているうちに、今までの状態が嘘のように変化して、日常生活がほとんど普通に送れるようにまで回復しました。今でも信じられないのが正直な気持ちです。病気になってからは、学生時代に描いていた未来は全て消え去り、人間関係も崩壊しました。それでも、今こうして毎日前向きに楽しく生きることができているのは、全て先生のお蔭です。そして助けを求めるメールを送ることができた、ブログのお蔭です。

 
先生のブログは、メールなどの直接的な場合はもちろんですが、何とか病気を治そうと必死になっている患者さんには、精神的に安心するという意味だけでなく、考え方や物事の捉え方を良い方向に持っていく治療的な側面が含まれていると思っています。先生のブログに救われている患者さんはたくさんいます。そして私も人生を救われた患者の1人です。これからも先生のブログが、多くの患者さんの助けとなることを信じています。


梅雨に入りじめじめした天候が続きますが、先生もどうかお身体を大切になさって下さい。

 

 

 

2018-06-13 23:32:53

同伴者がいないとわかりにくい精神症状

テーマ:精神科受診マニュアル

今回は前回の続きのような記事である。

 

精神科外来では誰か家族なり友人が同伴していないとよくわからない精神症状がある。

 

例を挙げると、双極2型の軽躁状態。

 

ある患者さんは軽躁状態になると急にボランティアに目覚め、あちこち遠くまで出かけ、実際にボランティア活動をする。この「○○状態になるといつもボランティア活動をする」状態が、果たして精神科的に疾患性があるのか?と思うかもしれない。

 

精神科の診察室では、双極性障害にはプレコックス感がないし、「この人は少なくともうつではないですね」くらいで、普通に受け答えしている限り精神科的に健康な人と見分けがつかない。

 

しかし、友人なり家族が同伴していると、普通のボランティア活動の人とは異なる情報が得られる。その人はボランティア活動に行くと自分勝手な行動が多く、現場で指示するリーダー的な人を押しのけて自分が仕切ろうとするため、大変な迷惑をかけているという。また度々現場の他のボランティアとトラブルを起こし、時にパトカーが出動するほどになる。これは現場にいる人にしか、その精神障害の詳細や規模がわからない。本人が語らないからである。(もちろん自ら話す人もいるが、あれは自分が正しかったという判断になりやすく、トラブル的な表現が曖昧。)

 

良く考えると、甚大な災害、戦争などは気分の高揚をもたらすため、それまで低空飛行だったとしても躁転のきっかけになりそうである。災害、戦争は脳内のノルアドレナリンやドパミンが高まり、一般の人でも気分の高揚がみられることが知られている。

 

このようなメカニズムがあるからこそ、甚大な災害時、家族を失っても悲哀感が少し遅れて生じるのだと思う。

 

また東北の震災時、避難所の高齢者にてんかん発作が多く起こったと言われている(DMAT(災害派遣医療チーム)がデパケンをばら撒いたと言われる)

 

これは避難所ではゆっくり休めないとか不眠になるなどもあるが、ノルアドレナリンの上昇もいくらか関与しているように見える。

 

そう思う理由は、ノルアドレナリンやドパミンを上昇させる向精神薬はけいれんの副作用が多いからである。例えば、ルジオミールはてんかんに禁忌で、ブプロピオンも高用量でけいれんが生じやすい。ただしコンサータはけいれんの副作用は生じうるが、てんかんに禁忌とまではされていない。

 

このようなことから、双極2型の精神症状は社会的なものが大きく関与することがわかる。その人の社会的な問題を語れる人が同伴しないと、その人の精神症状の程度が良くわからないのである。

 

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