2018年度「COP24」にて:その8 | Just One of Those Things

Just One of Those Things

Let's call the whole thing off

科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。地球温暖化対策の報道のデータ版です。
 
前回は、国連版の「温室ガス30年に25%減必要 パリ協定目標達成で分析~排出量が過去最多「今の対策では増加続く」」から、アメリカ版の「温暖化で屋外就労が困難に…労働への影響 米政府報告書~山火事~トランプ大統領「信じない」」、世界版の「世界の平均気温 今年は観測史上4番目の高さに~猛暑が原因で失われた労働時間 世界で1530億時間」、国内版の「地球温暖化の被害軽減へ 「気候変動適応計画」を閣議決定~温室効果ガス排出量 4年連続減るも減少幅」を取り上げ終えました。
 
今回は、「2018年度「COP24」の序章編」、「2018年度「COP24」の開幕にて」、「2018年度「COP24」にて:その1」、「2018年度「COP24」にて:その2」、「2018年度「COP24」にて:その3(この日はお休み?)」、「2018年度「COP24」にて:その4(停滞?)」、「2018年度「COP24」にて:その5(難航?)」、「2018年度「COP24」にて:その6」、「2018年度「COP24」にて:その7(閣僚級会合が始まる)」に続く、その8です。


 

----------------------------------------------------------
COP24 国連事務総長 交渉加速を要請 「残りの時間少ない」
2018年12月13日 5時25分 NHK

地球温暖化対策を話し合う国際会議「COP24」で、2020年以降の国際的な枠組み「パリ協定」のルールを決める期限が迫る中、国連のグテーレス事務総長は、会期中にルールを採択することができなければ、温暖化を食い止める最後のチャンスを逃すと述べ、交渉を加速させるよう各国に迫りました。
 
ポーランドで開かれている「COP24」では、「パリ協定」の実施に必要なルールの採択を目指し、11日から閣僚級による交渉が行われていますが、各国が削減目標を国連に提出する際に、先進国と発展途上国との間にどのような差をつけるかなどで議論が平行線をたどっています。
 
こうした中、国連のグテーレス事務総長が12日に演説し、交渉では重要な政治的な論点が解決されていないとしたうえで、「パリ協定」のルールの採択に向けて残された時間は少ないと警告しました。
 
そして「この機会をむだにすれば温暖化を食い止める最後のチャンスを逃してしまう」と述べ、交渉を加速させるよう各国に迫りました。
 
また、会合では、原田環境大臣も演説し、「『パリ協定』の目標達成のためには今すぐ行動に移す必要がある。共に人類最大の課題に取り組もう」と結束を呼びかけました。
 
会期が残り2日となる中、各国が妥協を見いだせるかが焦点となっています。
----------------------------------------------------------
 

先進国と発展途上国の差をつける時期はとうに過ぎていると思われ、今は差をつけるのではなく、ケース・バイ・ケースで対応しなければ、手が付けられなくなると思うのですが・・・。

 

発展途上国でも先進国並みに発展した国も多いでしょ。すべての国が先進国並みに発展するのを許すほど地球は人類に優しくないです。

 

森林を伐採して街を開くたびに、自然の二酸化炭素の貯蔵量が減っていきます。

 

「人類、すべての人々の望みをかなえるほどの地球資源はなかった」とのネイチャーの姉妹誌に研究の論文が過去に出ています。

 

事務総長のお写真には、呆れ顔が拝見できます。

 

----------------------------------------------------------
「早期の温暖化対策を!」 COP24で研究者が講演で訴え
2018年12月13日 6時30分 NHK

ポーランドで開かれている地球温暖化対策の国際会議「COP24」の会場で、温暖化による海面上昇をテーマにしたシンポジウムが開かれ、研究者が海面が上昇すれば、特に島しょ国で被害が大きくなるとして対策の必要性を訴えました。
 
シンポジウムは、アメリカのNGOなどが開き、中米・カリブ海の島しょ国、バハマ出身の研究者が国連の専門機関IPCC=気候変動に関する政府間パネルの予測を基に講演しました。
 
IPCCは、世界の平均気温が産業革命前に比べ、1.5度上昇した場合、海面が今世紀末までに最大で77センチ上昇すると予測しています。
 
研究者は、海面が上昇すれば、特に島しょ国で被害が大きくなり、高潮が内陸まで押し寄せたり、大雨の時に洪水の範囲が広がったりすると指摘しました。
 
そのうえで「海面上昇は少しずつ起きている。『パリ協定』の目標を守り、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする時期を早めなければ、島しょ国は大変なことになる」と述べ、温暖化対策の必要性を訴えました。
 
■高まるプラスチック問題 日本製品にも関心
 
「COP24」では、化石燃料から作られるプラスチックの問題にも関心が集まっていて、会場では、使用するプラスチックを大幅に減らした日本の製品などが紹介されました。
 
石油から作られるプラスチックは、燃やすと温室効果ガスの排出につながるほか、世界で廃棄が増えていて、深刻な海洋汚染などを招いています。
 
「COP24」の会場では12日、プラスチックの問題に焦点を当てたイベントが開かれ、インドネシア政府の担当者が、一部の自治体でレジ袋の制限などプラスチック製品の規制に乗り出していると説明しました。
イベントを主催したインドネシアのシンクタンクの女性は、「海洋汚染は国境も越えるので、世界でプラスチックの対策を話し合う必要がある」と話していました。
 
一方、日本のパビリオンでは、東京のベンチャー企業が、プラスチックの使用量を4割ほど減らしたペンや食器などを紹介しました。
 
粉末にした石灰石を混ぜることでプラスチックの使用量を減らしたということで、会場を訪れた人たちが興味深そうに製品を手に取っていました。
 
山崎敦義代表取締役は「プラスチックごみへの意識は年々高まっている。今後も環境に優しい商品作りを続けたい」と話していました。
----------------------------------------------------------
 
基本的に、現在に至っては、「誰誰のせい」ではなく、「人類が生き残る術を」と考えなければならないかと・・・。現在食している美味しい飲食ものも、取れなくなり、なくなるのですから・・・。
 
プラスチック代替製品は、12日のブログでたまたまHPを見つけて取り上げましたが、NHKの報道まで取り上げられるほど、成功したようですね。
 
----------------------------------------------------------
温暖化進むとワインの味は…? 味を予測しCOP24で試飲体験
2018年12月13日 7時00分 NHK

ポーランドで開かれている地球温暖化対策の会議「COP24」の会場では、将来の温暖化の影響を感じてもらおうと、一風変わったワインがふるまわれました。
 
ボトルのラベルに「2050」と記されたこのワイン。世界的なワインの産地、フランスのボルドー地方の生産者が温暖化が進むと2050年にどのような味になるか予測して造りました。
 
多くの人に温暖化の影響を身近に感じて対策につなげてもらうことがねらいです。
 
生産者によりますと、温暖化が進めば、ボルドー地方では夏に気温が上昇し、雨が少なくなると予測されていて、ぶどうの実が成熟せず、風味が損なわれるなどの影響が出るおそれがあるということです。
 
こうした状況に合わせるため、気温の上昇や干ばつなどが起きているスペイン南部のアンダルシア地方やアフリカ北部のチュニジアで収穫されたぶどうを混ぜ合わせて造ったということです。
 
このワインを飲んだ男性は「後味が苦いし、香りは最低で、温暖化を食い止めるために行動しなければならないと思った」と話していました。
 
ワインの生産者の娘は「温暖化が進めば、仕事も何もかも失ってしまうかもしれない。このワインを通して温暖化の具体的な影響を感じてもらいたい」と話していました。
----------------------------------------------------------
 
当然、それまで普通に飲めていたお酒も飲めなくなってくることかと思います。そして農産物も・・・。
 
んー。温暖化が進んでいるのが関係しているのかはわかりませんが、現在鹿児島では、サツマイモなどに二種の病原菌で被害が出ています。
 
これまでの研究では、これまでアフリカなどで限られていた病原菌やウイルスなどによる病が、温暖化でこれまで発生していないところで出てくることが考えられています。
 
----------------------------------------------------------
サツマイモピンチ 広がる病原菌、鹿児島で2割が被害
野崎智也、大崎浩義
2018年12月13日14時57分 朝日新聞デジタル

 鹿児島県は11日、サツマイモのツルや根を腐らすなどの被害を出す「サツマイモ基腐(もとぐされ)病」(仮称)と「サツマイモ乾腐(かんぷ)病」の2種類の病原菌を確認した、と発表した。県病害虫防除所によれば、作付面積の約2割で被害が広がっているとみられるという。農林水産省によれば、鹿児島県の2017年のサツマイモ収穫量は、国内最大の28万2千トン。
 
 被害の報告は収穫が始まった今年8月ごろから11月ごろにかけて相次ぎ、薩摩半島の南部や大隅半島などで広がっている。これまで報告例があった「つる割れ病」に加え、新たに2種類の病原菌が確認された。原因を調査中で、被害のあった農家に対して苗床の消毒など呼びかけている。
 
 近く生産者や市町村の担当者らを集めて現地説明会を開く。(野崎智也、大崎浩義)
----------------------------------------------------------
 
 
NHK以外を見てみますと・・・。
 
 
NHKの他は報道が上がってないようですね・・・。
 
勿論、このシリーズは、閉会するまで続きます・・・。
 
昨日、温暖化についての報道がNHKがありましたので、この記事とは別に、後ほど取り上げます。
 
 
※多忙につき、相変わらずブログでの対応が遅れていますことを、心からお詫び申し上げます。
 

 

ペタしてね