2022年11月半ばに行った栃木と福島の温泉二人旅のシリーズ。
最終日、3日目の行程に入ります。
まずは2日間の行程リンク集からどうぞ。
<初日>
<2日目>
朝の温泉にもしっかり入り、宿にはチェックアウトぎりぎりまでゆっくりさせていただいた。
そして湯ノ花温泉を訪れたらセットで必ず訪れたいのが木賊温泉。
木賊温泉には「岩風呂」と「広瀬の湯」の2つの共同浴場があったが、「広瀬の湯」は2021年4月に閉業。
現在は「岩風呂」のみとなってしまった。
その「岩風呂」は川の増水などで何度も流されては復活を遂げてきている。
前回は流された後で建物が無く、完全露天風呂状態の際に訪れている。
詳しくはこちら↓をご覧ください。
今回は建物も復活したと聞いていたので、その状況でいただくことに。
再訪ばかりのお話が続くけれども、良い湯は何度来ても楽しいということで
前回はこの入口↑に料金箱があったが、この時はここにはなく、建物に設けてあった。
専用駐車場に車をとめ、そこから徒歩で川に向かって数十メートル下がる。
やがてまだ真新しい湯小屋が見えてきた。
何度も建て直しをされている現地の方の思いをしっかり受け止めて、ありがたくいただきます。
10時過ぎに到着。
基本的に24時間入ることができる。
木賊温泉 共同浴場 岩風呂
建物は無人。
料金箱に協力金200円を入れる。
余裕のある方はぜひもっと入れましょう。
こちらの浴場は混浴だけれども、女性用の脱衣室も設けられている。
湯あみ着の貸し出しもあるようなので、今まで躊躇されていた女性の方も是非入っていただきたいものです。
男性の脱衣所は浴場内の川側の棚。
浴槽は縦に2つ連なるように造られているのはむかしから変わらず。
先に明かすと、足元から自然湧出している場所は奥の浴槽の一番奥あたり。
なので基本的には奥の浴槽で過ごすことにした。
前回に訪れた際は分析書が掲げてなかったが今回は掲げてあったので、その辺は詳しくいきましょう。
無色透明な湯は源泉名が「木賊共同湯」。
源泉温度43.8度、pH8.4の単純温泉。
成分総計は0.3471g/kg。
自然湧出で54.3リットル/分の湧出量。
完全かけ流しにて使用されている。
成分の数値を簡単に抜粋。
陽イオンはナトリウムが87.3mg、カルシウムが11.0mg。以下カリウム2.1mg、リチウム0.7mg、マグネシウム0.3mgなど。
陰イオンは塩化物が93.9mg、炭酸水素が44.0mg、硫酸が29.1mg。以下ふっ化物7.0mg、炭酸6.9mg、臭化物0.3mgなど。
非乖離成分はメタケイ酸59.7mg、メタホウ酸4.3mg。
溶存ガスで遊離硫化水素が0.5mg。
総硫黄は0.47mgぐらいとなる。
奥の浴槽の温度を測ってみると。。。
43.5度と湧出の温度とほとんど変わらない。
湧出現場あたりからはプクプクと湧き出しているところが観察できる。
コクのあるタマゴ臭があり、同じくコクのあるタマゴ味でまろやかな口当たり。
てっきり単純硫黄泉と思っていたが、単純温泉の値でもここまでくっきりな硫黄感があるのが素晴らしい。
しっかりとしたツルスベ感が相変わらず素晴らしい
何度入っても素晴らしさを実感できるこちら。
次回は久しぶりに近くにある井筒屋さんにも行きたいものだ。
木賊温泉 共同浴場 岩風呂
福島県南会津郡南会津町宮里字湯坂1986
0241-64-5611 (南会津町観光物産協会舘岩支部)
24時間
入浴料 200円以上
<源泉名:木賊共同湯>
単純温泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
43.8度
pH8.4
成分総計 0.3471g/kg
54.3リットル/分(自然湧出)
無色透明
コクのあるタマゴ臭あり
コクのあるタマゴ味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
足元湧出
完全かけ流し
2022年11月入湯
※数値はH27の分析書より