松島温泉 乙女の湯 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2022年11月、2泊で栃木と福島の湯などを巡ったお話シリーズの続き。

いつものように、ここまでの行程はこんな感じです。

 

温泉パン 直営店(朝食)

パインズ温泉ホテル大田原

佐久山温泉 きみのゆ

 

予想以上に良いお湯だった「佐久山温泉 きみのゆ」の後はまたさくら市へ。

実は営業開始時間を間違えて先に行きながら入れず、後回しにしていたのが目的地「松島温泉 乙女の湯」。

東北本線の蒲須坂駅から北東へ数キロほど。
田んぼが連なる長閑なエリア、軽く丘を上った感じのところにある。

 

 

実はこちら、一般的な温泉施設なのに以前より何度もフラれているのですわ(^^;

この日みたいに営業時間を間違えたことが過去に1回、コロナ禍の仕切りで弾かれたことが2回。その内1回は要予約の貸切風呂のみと言われて、すでに予約はNGだったり。

 

 

そう、こちらコロナ対策が非常にキビシイ仕様となっており、〇〇県からの方お断りみたいなのをしばらくやっておりました。

それも内容が変わったりするので、直前にしっかり調べない悪いクセでヤラれてしまった始末。

ちゃんと最新情報を調べて行けばフラれることなんてないんですよ。もう~。

 

2022年11月の状況でこんな感じ↓。

 

 

ね、キビシイでしょう。

これによると本日の営業は大浴場11時からになっているけど、実際は12時からだって。

2023年現在はおそらくこんなことはないとは思いつつ、行かれる方は一応最新の状況は確認された方がよいと思います。

 

 

12時からということで10分前に到着し、どうせならフライングオープンアタックだ!

 

 

松島温泉 乙女の湯

 

 

 

10分前だったけれども館内には入れ、体温など所定の検査をすればフライングで入浴OKと相成りました。

 

 

受付周りの写真が撮れてません。

入浴料土曜のこの日は950円。平日なら900円(平日16時以降は750円)。

素泊まりの宿泊も可能。

現状の営業時間を整理すると、加温が不要な時期(夏季)は11時~21時半

加温をする時期(冬季)は12時~21時半

夏季は9月末までという文字も見えるので、冬季扱いだったのかも。だったらコロナ云々の表記は間違ってるやん。

定休日は月曜

以前は食事処の営業があったが、現在は休んだままになっているみたい。

 

まあ入浴できることになったので良しとし、館内へ。

 

 

フライングの甲斐あってか、土曜の昼というのに全然お客が見えない。

 

大広間はコロナの仕切りがややこしそうなイメージがあったので、外から観察のみ。

 

 

廊下を浴場へ急ぐ。

 

 

浴場は男女別に内湯と露天風呂が1つずつ。

 

 

「浴室、脱衣所共に携帯電話使用禁止(スマホ・パット含む)」との掲示あり。

撮影禁止という表記ではなく、ぼくは通信機能のないデジカメ派なのでここはクリアとさせていただきました。屁理屈かもしれないけど。

さらになんと約30分間独り占めイヒ

土曜の真昼間なのに、これはいったいどうしたことでしょう。

相方に聞くと女湯も似たような感じだったみたい。

 

それでは浴室内へ。

広い窓から差し込む陽の光がまぶしい。

 

 

シックな感じにまとまった浴室で、洗い場は広くとられており、空いていると実に居心地が良い空間。

創業がいつか分からないけれどもできてから20年ぐらいは経っていると思われ、その割にはきれいな感じ。

 

 

シャワー付きカランからは源泉は出なかったはず。寄り写真を撮ってないので。違ったらごめんなさい。

→カランからは源泉が出ていたというご指摘をいただきました。時間があったのにチェック漏れでした(^^;

 

シャンプー類がボトル1つだけというのが料金の割にはシンプルな気もするけれども、個人的には全然問題なし。

 

隅↑に見えるタライ↓。

 

 

かけ水用の水がホースでかけ流されている状況。

水風呂の代わりということでしょう。

後程詳しく見ていくけれども浴槽の湯はぬるめだったので、このかけ水は使用しなかった。

 

洗い場スペースはもう少しある。

 

 

椅子や桶が一か所にまとめられているスタイルは公衆浴場っぽくて好きかも。

 

それでは浴槽。

数人がゆったりと入れるサイズ。

 

 

僅かに黄色がかった透明な湯は源泉名が「乙女の湯源泉」。

源泉温度42.2度pH9.3アルカリ性単純温泉

成分総計0.351g/kg

動力揚湯で425.9リットル/分というかなりの湧出量がある。

すでに「佐久山温泉」とも似ている部分のある源泉でしょう。

 

この湯を基本は完全かけ流し、寒い時期は軽く加温してかけ流している。

 

 

オーバーフローはご覧の通り↑、ザンザンとした量照れ

 

浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

38.3度と山梨のぬる湯みたいな不感温度に近い状況。

これはいくらでも入っていられるでしょう。

 

 

源泉の成分数値を簡単に抜粋。

陽イオンはナトリウムが61.2mgで大半。以下カリウム3.1mg、カルシウム0.7mg、アンモニウム0.5mg。

陰イオンは炭酸水素が一番多くて53.7mg、次点が炭酸の43.5mg。以下塩化物16.6mg、硫酸とふっ化物が1.3mg、硫化水素0.4mgなど。

非乖離成分ではメタケイ酸が167.5mgのみ。

pH9.3の高アルカリ性、重曹泉系というには炭酸水素は少ないが、炭酸イオン43.5mgはなかなか特筆に値するのでは。

この総計でメタケイ酸が167.5mgも相当な割合。

つまり数字からしてとろみツルスベの美肌系は約束されたようなものウシシ

 

一番湯状況もあってか、湯口周りには泡が浮いていた。

 

 

源泉からは淡いタマゴ臭あり。

 

 

淡いタマゴ味ももちろん。

 

湯口の温度を測ってみると。。。

 

 

41.8度と分析書の源泉温度に近い。

加温していない気もする温度。

 

そして最大の特徴は浴感。

 

 

とろみのある強いツルスベ感がたまらない照れ

とろとろ具合だと佐久山温泉よりも強いか。

 

そして細かな泡付きもしっかりある。

 

 

写真はうまく撮れなかったけれども(^^;

 

それでは露天風呂エリアへも。

 

 

使用源泉は同じ。

こちらもしっかりかけ流し。

 

 

露天風呂の浴槽温度を測ってみると。。。

 

 

37.0度とさらにぬるく、完全に不感温度。

永遠に入っていられるやつ。

 

 

お湯の印象は内湯と変わらない。

湯口の温度を測ってみると。。。

 

 

40度ジャストと内湯より低かった。

 

露天風呂ももちろん、とろ~りツルスベニコ

 

 

ようやく入れたこちらの湯、噂にたがわぬ極上湯でありました。

この辺は名湯が多いですぞ。

 

 

 

松島温泉 乙女の湯

 

栃木県さくら市松島900
028-682-226

入浴料 950円(土日祝及びハイシーズン) 平日は900円(平日16時以降は750円)

夏季 11:00 〜 21:30(お湯を温めない期間)
冬季 12:00 〜 21:30(お湯を温める期間)
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日が休業)

 

<源泉:乙女の湯源泉>

アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性・高温泉)
42.2℃

pH9.3

成分総計 0.351g/kg

動力揚湯 425.9リットル/分

微々黄色透明

淡タマゴ臭あり

淡タマゴ味あり

とろみのある強いツルスベ感あり

細かな泡付きあり

完全かけ流し(冬期は少し加温)

 

2022年11月入湯

※数値はR2の分析書より