2022年11月、栃木から始める温泉旅シリーズ、その2。
喜連川で食べた朝食に温泉パン、その後は大田原市へ移動。
温泉好きの中ではお馴染み、那須塩原エリアで発行している「おもて那須手形」の無料入浴枠がまだ残っていたので、その中から目指したのが「パインズ温泉ホテル大田原」。
ホテルだけに宿泊施設ではありつつ、温泉の他にレストラン、そしてプールもあるスポーツクラブにも力を入れているらしい。
国道461号線沿いにある。
10時15分過ぎに到着。
パインズ温泉ホテル大田原
温泉利用は日帰りだと10時~24時。
この手の施設で24時まで立ち寄れるのは珍しい。
ちなみに宿泊すると6時~24時。
サイトから定休日はわからなかったが、「おもて那須手形」には2・5・8・11月の末日が休みとなっている。
実際は要確認で(理由は後述)。
立寄り入浴料は700円。
おもて那須手形で無料にて受付完了。
土曜の朝だったがチェックアウト直後ぐらいだったからか、館内に人は少ない。
BGMがモダンジャズ、いきなりファラオ・サンダース
それでは男湯へ。
先客は一人。
途中で何分か独り占め、その後にまたお客が入ってきた。
浴室内はこちら↓。
想定よりは小規模な浴場。
反対側にはサウナと水風呂がある。
水風呂は常時かけ流し状態ではなかったと記憶。
サウナも使用せず。
洗い場もこじんまり。
カラン&シャワーからは真湯、真水だったか。よくわからなかったが湧出量を見る分には源泉使用ではなさそう。
さて、こちらの施設を選んだ理由は「おもて那須手形」の紹介ページに源泉かけ流しの文字があったから。
ところがそうとは言えない状況だったのでした。
微黄褐色透明な湯は源泉名が「癒しの湯温泉」。
源泉温度34.1度、pH8.6のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.316g/kg。
動力揚湯の湧出量は25.4リットル/分。
この湯を加温・循環で使用。
オーバーフロー用の溝↓があるが、ここから一向に溢れないんですわ。
だがしかし、浴槽の縁にある溝からは少しながら溢れ出しがあったりする。写真↓はわかりにくいけれども。
これは基本的に湯口からこぼれた湯が排出されているように見え、循環併用もあるかもしれないと思いつつ、断言はできないか。
少なくとも吸い込みと吐き出しの穴はしっかり浴槽内で確認。
第一湯口からの投入量がかなりあるのに浴槽からオーバーフローしないんだもの。
まあ湧出量も多くないのでかけ流しにできないのならそれは仕方ないとは思うものの、おもて那須手形のかけ流し表記を見て来たのだからちょっと納得がいかない。手形で無料入浴だから表立って文句は言えないが!言ってるか。
そういうわけで、手形にあった定休日もそのまま鵜呑みにできないという結論。
皆さんはご自分でご確認ください。
成分の数値を簡単に抜粋。
陽イオンはナトリウムが57.0mgでほとんどを占める。以下カリウム2.5mg、カルシウム0.7mg。
陰イオンは炭酸水素が45.0mg、塩化物が23.9mg、炭酸が22.1mg、硫酸が12.4mgなど。
遊離成分はメタケイ酸が142.3mgと総計の割にかなり多い。メタホウ酸は7.0mg。
アルカリ性だし、炭酸イオンもそこそこあるし、メタケイ酸も多いし、浴感も期待してしまいそうなのだけれども。。。
湯口で消毒の塩素臭がごく僅かにあり。
そして味にも淡く塩素が乗ってしまっている。
浴槽に浸かっている分にはほとんど気にならないレベルではあるかな。
数値から期待するツルスベ感はなく、自然なスベスベ感レベル。
湯使い的にはちょっと残念な感想となった。
同じ大田原市の与一温泉やホテルアオキみたいにはいかなかったな~。
とはいえ無料入浴させていただいたので、そこはありがたい。
次はやはり大田原市からもう1湯。こちらはなかなかに良い湯だった
パインズ温泉ホテル大田原
栃木県大田原市新富町2-3-33
0287-20-0811
立寄り入浴料 700円のところ、おもて那須手形(1100円)で無料入浴
10時~24時(日帰り入浴)
<源泉名:癒しの湯温泉>
アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性・高温泉)
34.1度
pH8.6
成分総計 0.316g/kg
25.4リットル/分(動力揚湯)
微黄褐色透明
消毒の塩素臭ごく僅かにあり
消毒の塩素味淡くあり
自然なスベスベ感あり
加温・循環・塩素イン
2022年11月入湯
※数値はH28の分析書より