まずはさくら市にある人気施設へ向かうが、リサーチ不足で定休日
それではと、大田原市にある「与一温泉」へ向かった。
宿泊もできる宿だが、日帰りでの入浴も広く受け入れている。
訪問するまでは、日帰り施設と思っていたぐらい。
訪れたのは4月の頭あたり。
栃木の桜は七分咲きぐらいだった。
与一温泉
どうせなら開店ダッシュをしたかったが、結果的に寄り道となったため、着いたのは10時半近く。
与一温泉の名は間違いなく大田原市ゆかりの武将、那須与一から来ているのであろう
急がずに建物の周りを散策。
実に頼もしい内容が掲げられており、否が応にも期待が高まる
立寄り入浴料は500円。
以前は700円で夕方から500円という設定だったようだが、いつからか終日500円となったようだ。
それではさっそく浴場へ。
先客は少し居るのは想定済。
それでは浴場へ。
メインの大浴場と小さな水風呂、そして露天風呂がある。
カラン&シャワーは5人分だったか。
洗い場の広さは十分なのだが、ゴチャゴチャしているのは小さな浴槽があるからである。
こちらは水風呂。
おそらく真水であろう。
と言ってサウナはなかった。
源泉ではないとは言え、冷熱交互入浴の楽しみはある
メイン浴槽に戻ろう。
ほぼ無色透明~ごく僅かに黄味がかった源泉は、源泉名「与一温泉」。
湧出地は宿から東南に60mのところらしい。
源泉温度45.6度、pH9.1のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.498g/kg。
1114m掘削の動力揚湯で、330リットル/分の湧出量がある。
温度、湧出量の期待通り、加温・加水なしの完全かけ流し
オーバーフローもザンザンとかなりある。
単純温泉だが存在感はバツグンであり、床の沈着もご覧の通り。
分析表の数値では現れない内容があるのだろう。
内湯の浴場は広く、10人以上が楽に入れる規模。
投入量も多いため、湯は常に新鮮だ
完全かけ流しで浴槽内温度が40.5度。
ちょいぬるめ極上の温度である
極上は温度だけではない。
淡いアブラ臭、淡いタマゴ臭がある。
僅かなアブラ味、淡いタマゴ味、淡い塩味がする。
そしてツルスベ感がしっかりある
pH9.1のアルカリ性でもあるが、炭酸イオンが36.7mgあるのも要因だろう。
いずれにせよ総計が0.5gほどの単純温泉とは思えない存在感だ。
似たような写真で失礼。
ツルスベ感だけでなく、多くはないが細かな泡付きも確認できた
浴槽の中を通って、露天の入口へ。
露天も十分に広い。
使用源泉は同じ。
同じく完全かけ流しのため内湯よりかは温度は低く、38~9度ぐらいだろう。
内湯よりも細かな泡付きが断然多い
オーバーフローもしっかりあった。
僅かに黄味がかっているのが分かるであろう。
湯口はここ↑だけではない。
打たせ湯でないのだろうが、まあ温度も熱くないし、打たせ湯にしたくなるのは分かる。
この御仁、ぼくが内湯・露天と入っている間、この場所から全く動こうとしなかった(^^ゞ
それだけ極上湯なのである
思っていた以上にトロトロの極上源泉、しかも新鮮な状態を完全かけ流しで楽しめる。
オススメの1湯となったことは間違いない。
そんな素晴らしい源泉をお持ち帰りできる様、温泉スタンドがあった。
現金では駄目で、プリペイドカードが必要なのでご注意。
桜のほかに、椿も咲いていた。
遅めの朝湯を堪能し、塩原エリアへ向かった。
与一温泉
栃木県大田原市佐久山3123-2
0287-28-2321
立寄り入浴料 500円
<源泉:与一源泉>
アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性・高温泉)
45.6℃
pH9.1
成分総計 0.498g/kg
1114m掘削・動力揚湯
330リットル/分
ほぼ無色透明~微々黄色透明
淡アブラ臭、淡タマゴ臭あり
微アブラ味、淡タマゴ味、淡塩味あり
しっかりしたツルスベ感あり
細かな泡付きあり(露天で多量)
完全かけ流し
2016年4月入湯
※数値はH12の分析表より