第341話
こんにちは
菊水千鳳です
鶴岡八幡宮の《源平池》での出来事は、不思議体験日記第326話に書きましたが、今回はもう少し詳しく書いていきます。
鎌倉へと向かう日の早朝のことでした。
待ち合わせ時間に間に合うように、少々 慌ただしく部屋で支度をしていたら、《源頼朝》さんがスーッと部屋の中を通り過ぎていきました。
俺
『あ、通り過ぎて行っちゃった……
俺が忙しくしているのを見て遠慮されたかな?』
と思いながらも、出発の準備をしていたら
今度は《北条政子》さんがお見えになりましたが、俺はそのまま支度を続けていました。
約15分もの間、政子さんは部屋の同じ場所に正座して座ったままでした。
政子さんは少しうつむき加減で、たった一人でため息混じりで、何やら考え込んでいるご様子でした。
気にしながらも出発準備を終えました。
家を出るのと同時に、政子さんは去っていかれました。
ㅤ鶴岡八幡宮に到着したときには、
早朝のことはすっかり忘れていました。
鶴岡八幡宮で有名な《源平池》……
参道を挟んで、
《源氏の池》と《平家の池》に
分かれています。
最初に《平家の池》を見に行きました。
足を踏み入れた瞬間、得体の知れない暗い空気を感じたのと同時に、池に浮いて出られずにいる平家の魂の集合体を視てしまいました。
マイナスの気配が圧縮されて、狭い空間に閉じ込められたもの……
平家の魂たちでした。
これだけの数の魂が浮かばれずに
今もここに縛られていようとは……
魂たちが悪さできないように
幾重にも結界が張られているかのようでした。
同行者のC君は、平家の一人にここで憑依されてしまいました。
この日はC君は全く霊視することができなくなりました。
俺は苦しそうなC君を見て、C君は昨夜 寝不足だったために、辛い顔をしているのかと思っていました。
俺の方は神々サイドの霊視に集中していましたし、C君とは別行動のような形となってしまいました。
C君が《平家の池》で、平家の落武者の一人に憑依されたのを知ったのは、この日の夕方でした。
C君は、辛い表情で参拝をためらったりする場面もありましたが、本人は憑依に気づいていて何とか頑張ってくれていました。
夕食をしっかりとり、気力体力を回復してすぐ、帰宅する車内の後部座席で除霊(浄霊)を行うことにしました。
ㅤ先ずは、霊の反応を見るために《除霊》体勢に入ってみました。
C君の肩に触れ、開始してみたものの、中々エネルギーが入りにくい状態…
入っていくものの、何か違う感覚が跳ね返ってきました。
この時、C君の口から平家の落武者が口を切り出しました。
落武者
【 違う!……違うぞ……それ(=除霊)ではない……安泰(あんたい)と救済を頼む……】
C君
『除霊ではなく、違うやり方でお願いします。救済で』
俺
『了解!今から浄霊に切り替えるよ』
最初は《破邪の神》と繋がり、除霊を開始してみましたが、今度は
俺の中で《光の神》と繋がりました。
救済のため、《アフラマズダ》という光の根元神と繋がりました。
救済だけだと防御や攻撃が軟弱になるので、それに備えた 破邪の神と同時に繋がっていることが必要です。
安泰と救済を込めた浄霊を開始。
落武者
【 そうだ……それだ……
長らくあそこ(=池)からは抜け出せぬ……
ワシはこの者(C君)に目をつけ
依り代になってもろうた……
さもなくば縛られたまま あの場所から全く動けんかった……
お主らに頼みがある……ワシらの仲間を……あそこに囚われたまま……動くこともできんのだ……
そのためにお主らを選んだ……頼む………救済の手を……そのための準備をしてほしい……お願い致す……】
こう言い残し、平家の魂は離れていきました。
まるで伝達者の役割のようでした。
意外な展開に全員で驚きましたが、どうやら、今回の参拝はこれのために呼ばれたのかもしれません。
北条政子さんが、朝方 ため息混じりで、どこを見ているのか分からないような眼差しをされていたことを思い出しました。
実は、北条政子さんは源氏繁栄祈願成就のために源平池を作らせたようです。
詳しくは霊視しませんが、何らかの理由により、破れた平家の魂たちが池に取り残され、あのような結界の中に幽閉されてしまったのではないでしょうか。
800年以上もの長きに渡る時を越えて今……。
追加)
ここまで下書きを書き上げたあと、仕事へ向かいました。
源頼朝さんと、奥さんの北条政子さんが仕事中に現れました。
他にも源氏武士団の一行が現れ、メッセージをいただきましたが、仕事中だったので書き留めることができませんでした。
源頼朝さんの父、義朝さんも来られ、数えきれない源氏武士が駆けつけてくれました。
源頼朝さん
【 ワシらはこの手で幕府を開くことができㅤ今もこうして生き続けㅤ語り伝えられる地位を得た
敵ではあったがㅤ平家に対する弔いの気持ちを抱いている
宜しく頼む…】
とのことでした。
《平家の池》に囚われの身に陥っている平家の武士たちに対し、政子さんの目は潤んでいました。
何とも言えない深い思いが政子さんの瞳から溢れ出ていました。
北条政子さん
【 安(やす)んずる世界に
連れて上げてほしい】と。
最後は集まった数の源氏武士団全員が、成仏を願う気持ちを俺に分けてくれました。
それは俺の中に集まり、一つの球体となりました。
さながら太陽のようでした。
彼らの思いをしっかり受け止めました。
この太陽は癒し、浄化、慈悲のエネルギーの塊でした。
機会を見て、準備を整え、スケジュール調整をしてから赴く予定です。
12はこちらからもご参照できます。
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