(前回記事の続き)
北海道鉄道発祥地の旧・幌内線廃線跡を走る遊覧鉄道
三笠トロッコ鉄道
鉄道記念館駅(旧 幌内駅)を発車したトロッコ列車は、約2.7km、片道約15分かけて、折返し地点の初音町駅(旧 幌内線 三笠駅付近)に到着。
隣にはオープン型トロッコ客車が留置
「21号車 そよかぜ1号」
「24号車 シリピリカ号」(手前)
三笠版DMV型、蒸機機関車風の「ミカサ97号」(OTOGI WORKS製)
コントロールカー(メロン号)
緑色の車両のようなものは、北海道・剣淵にかつてあった「万歳(びば)からすスキー場」で使用されていたリフトコントロール小屋だったもの。将来は車輪を取り付け車両として走らせるそう。
ここ初音町駅は、運転体験用トロッコの発着場。様々なトロッコ車両が停まっている。
朱色の車両は「16号車 ラピタ8号(ジープ型)」
三笠トロッコ鉄道用に製作された30Kgレールの転車台
手前の黄色い車両は、「17号車 ラピタ9号」
枝分かれしていた初音町駅構内を過ぎると、線路は単線に。
「三笠トロッコ鉄道幌内本線」
旧・幌内線貨物支線の幌内駅(現在の駅名は鉄道記念館)を起点として、三笠駅(現在の駅名は初音町)までの片道約2.7kmの廃線路上にスタッフが運転するトロッコ列車を往復運行。
また運転体験用トロッコが初音町駅を起点とし、小池坂駅までの区間を往復する。
鉄道ショップ「カラマツトレイン」による委託運営。
湿気の少ない北海道の夏は、林の中を走ると涼しい風が通り抜ける。
最後尾の北見営林署の元・温根湯森林鉄道客車に乗車。走行中でもオープンデッキに出られる。
復路の編成は、
前からオープン型トロッコ車両2両+動力車+元・温根湯森林鉄道客車の4両
客車最後尾のオープンデッキからの後方展望
客車内。前には動力車。国鉄凸型ディーゼル機関車のようにスタッフは横向きで運転。
客車内には冷房はなく、窓上部が開く。
天井には、国鉄旧型客車の流用品らしき天井灯
三笠トロッコ鉄道幌内本線の路線図
線路を横切る小路
森にはエゾゼミが鳴く。
★動画↓↓
※2022年(令和4年)8月上旬