JR函館本線 森→長万部
森駅で20分間の長時間停車(16時27分〜16時47分)をする、函館本線普通列車の長万部行き
石谷(いしや)信号場。近年は利用者は殆どおらず、2022年(令和4年)3月廃駅になった。
この先にある本石倉(ほんいしくら)駅も2022年(令和4年)3月廃駅になった。
石倉(いしくら)駅
落部(おとしべ)駅
野田生(のだおい)駅
長万部発・砂原支線経由函館行き普通列車とすれ違い
山越(やまこし)駅
今から約9年後の2031年(令和13年)には、八雲駅の手前に、北海道新幹線の新八雲駅(仮称)ができる予定。
八雲(やくも)駅
八雲駅は、現在、北海道最西端の駅。八雲周辺は酪農が盛んな地である。
山崎(やまさき)駅
黒岩(くろいわ)駅
黒岩駅の次に北豊津(きたとよつ)信号場があるが、ここもかつては駅だった。
国縫(くんぬい)駅
中ノ沢(なかのさわ)駅
17時57分、終点の長万部(おしゃまんべ)駅到着
特急「北斗18号」札幌発・函館行きと交換
側線には、老朽化したキハ40などの置き換えとして、現在続々投入されている新型のH100形電気式気動車が停まっている。
函館本線山線区間(長万部〜小樽間)と、室蘭本線(長万部〜東室蘭間)は、新型のH100形気動車に既に置き換え済みで、今はキハ40形気動車やキハ150形気動車は走っていない。
キハ40形気動車の脇を転線するH100形気動車
H100形気動車の愛称は「DECMO(デクモ)」
ローカル輸送を担う新旧気動車
長万部駅の普通列車発車時刻表。どれも本数は少ない。
函館本線下り(ニセコ・倶知安・小樽方面の通称 山線)は4本、函館本線上り(森・函館方面)は6本、室蘭本線下り(洞爺・伊達紋別・東室蘭方面)は4本のみしかない。
長万部駅は、かつては鉄道の拠点駅で、広大な構内には機関区や車掌区などもあった。しかし今は広い構内は閑散とし寂しい限り。
跨線橋から函館方面を望む。
札幌方面を望む。
函館本線山線(ニセコ・倶知安・小樽方面)は、この先で左にカーブし、本線から分岐する支線のよう。札幌方面に向かう特急「北斗」や貨物列車は、この先直進する室蘭本線を行く。
長万部駅は特急列車が主体(赤字の列車)。普通列車はどの方面も列車本数が極端に少ない。倶知安・小樽方面に向かう函館本線(通称 山線)は、今や優等列車も貨物列車も通らず、単行のワンマン気動車が一日4本走るのみ。
このJR函館本線山線は、
政府・与党申合せ(長野新幹線開通(北陸新幹線部分開通)以降、新たに建設する新幹線と並行する在来線はJRの経営から分離するという申合せ)に基づき、
2031年(令和13年)の北海道新幹線札幌駅延伸時に、長万部〜小樽間の山線区間全部が廃止になることが決まった。
地元市町村は存続を模索したが、国や北海道(現知事)は一貫して鉄道存続に消極的だった。
こうした背景から、せめて山線のうち乗客が比較的多い余市〜小樽間だけでも存続させてほしいという余市町の要望も実ることなく、山線は結局全区間廃止になることが決まった。
長万部から札幌へ
長万部駅18時08分発、特急「北斗17号」札幌行きに乗車
終点の札幌(さっぽろ)駅に20時35分到着
※2022年(令和4年)8月上旬