昨日の続きです。

その前に,これまでの記事のおさらいを。

Queen ブライアンはどんなギター弾いてた?(前編)

Queen 結成からジョン・ディーコン加入まで

Queen フレディの死後とジョン・ディーコン最後のライブ

Queen フレディ誕生からの歴史をざっくりと(後編)

Queen フレディ誕生からの歴史をざっくりと(前編)

Queen 過去から現在へつなぐ曲 Doing All Right に絡むお話

Queen フレディがマイケル・ジャクソンと残した録音などなど
Queen ロジャー・テイラーについて思うこと
Queen ブライアン・メイ初めてのソロ・プロジェクトが楽しい

Queen ジョン・ディーコン参加の最後の曲 そしてフレディデビュー前の曲
Queen 映画「ボヘミアン・ラプソディ」三番目のフレディ Marc Martel
Queen フレディ存命中最後の作品 INNUENDO
私が選ぶQueenの最高傑作アルバム Queen Ⅱ
PENTATONIXのボヘミアン・ラプソディ
Bohemian Rhapsody の素敵なカバー Brooklyn Duo




さて,レッド・スペシャルは,ブライアンがお父さんと作った世界で1本だけのギターです。
壊れてしまえば二度と使うことはできません。
また,プロ,アマ問わずブライアンのような音を自分でも出してみたいと願うギタリストも多いでしょう。
ということで,古くからずいぶんとたくさんのコピー商品が各社で作られました。
ブライアン本人が,レッド・スペシャルを貸し出して分解を許して作成してもらったものもあります。

そんなレプリカを使用したPVを今日はご紹介しましょう。
どこがどう違うのかちょっと見ただけではなかなか見分けがつきませんが,じっくり観察してみてください。


今日の1曲目は,色が違うのですぐにわかります。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」でも印象的な場面がありましたね。
1977年発売のNews Of The World(邦題:世界に捧ぐ)から,We Will Rock You(ウィー・ウィル・ロック・ユー)です。
ここでブライアンが弾いているのは,John Birch社のレッド・スペシャル・レプリカです。早くからサブで使っていましたが,満足する出来ではなかったようです。

 

 



順序は逆になりますが,次は日本好きのクイーンらしく,日本のギター・メーカー,グレコ社のコピーモデルを弾くブライアンの姿を見ることが出来る動画です。
1976年発売のA Day at the Races(邦題:華麗なるレース)に収録されたGood Old Fashioned Lover Boy(邦題:懐かしのラヴァー・ボーイ)で,1977年にイギリスのBBC放送局の番組Top Of The Popsで放送されたものからどうぞ。
ピック・ガードの色が実機と異なっているくらいしか気がつきません。。。

 

 



最後に,ブライアン本人が監修に携わったGuild社の1984年モデルを弾く姿が見られるのは,1986年発売のA Kind Of Magic(カインド・オブ・マジック)に収録のOne Vision(ワン・ヴィジョン)です。
って,ほとんど見えないんだけど(^^ゞ

 



他にも,ギブソン社のレス・ポールやフライングVなどもライブで使用したりサブで持っていたようですが。動画は見つけられませんでした。

また,アコースティック・ギターについても触れようと思えば,さらにもう一回書かないといけなくなりそうです。あまり続けても飽きられてしまいそうなので,今回のギターのお話はここでおしまい。