映画「ボヘミアン・ラプソディ」のDVDが今月出るのだとか。
でも,海外版で日本語字幕はないそうなのでご注意を。
さて,今日もQueenネタなので,いつも通りここまでの記事のおさらいを。
Queen 過去から現在へつなぐ曲 Doing All Right に絡むお話
Queen フレディがマイケル・ジャクソンと残した録音などなど
Queen ロジャー・テイラーについて思うこと
Queen ブライアン・メイ初めてのソロ・プロジェクトが楽しい
Queen ジョン・ディーコン参加の最後の曲 そしてフレディデビュー前の曲
Queen 映画「ボヘミアン・ラプソディ」三番目のフレディ Marc Martel
Queen フレディ存命中最後の作品 INNUENDO
私が選ぶQueenの最高傑作アルバム Queen Ⅱ
PENTATONIXのボヘミアン・ラプソディ
Bohemian Rhapsody の素敵なカバー Brooklyn Duo
今日は,昨日の記事で,ジョンのラスト・ライブについて触れたので,順序は逆になりますがバンド加入のお話を。
映画では,スマイルから,ティム・スタッフェルが抜け,その後トントン拍子でフレディが加入し,ジョンが加わったようになっていました。実際のところは。。。
クイーンが初めてライブを行ったのは,1970年6月27日,イギリスはコーンウォール州トルーロのシティホールでした。1曲目は,1974年の3rdアルバム Sheer Heart Attack(シアー・ハート・アタック)に集録されていたStone Cold Crazy(ストーン・コールド・クレイジー)でした。この曲は,フレディがクイーン加入前のWreckage(レケイジ)というバンドにいた時期から歌っています。
初ライブではありますが,この時のバンド名義は,まだスマイルのまま。
そして,ベーシストは,マイク・グロス。
さすがにこの時の動画は見つからなかったので,アルバム収録後の同曲をお聴き下さい。74年のLive at the Rainbowから。
マイクとのライブは,その後2回で終了。
8月25日,4回目のライブからバリー・ミッチェルを加えて11回のライブを行っています。
1971年2月19日と20日には,ダグ・ウッドが演奏しますが,この2回で脱退。
そして,その2月。クイーンは,14歳からバンド活動をしていたジョン・ディーコンをメンバーに迎えます。
ジョンが選ばれたのは,ベースのテクニックだけでなく,何よりも口数の少ない物静かな性格と,大学で電子工学を専攻してたことから機器の扱いに強いという理由がありました。
ブライアンのギターアンプも,ジョンが1972年に制作したディーキーアンプのおかげで,多様な音色の録音ができるようになりました。
バンドは,それから約半年を練習に費やし,その年7月2日よりライブを再開します。皆さんご存知の通り,そこからバンドはフレディ存命中は不動のメンバーとなるのです。
今日は最後に,72年にQueenが1stアルバム収録用に録音し,未発表音源となった1曲。スマイル時代の曲でブライアン作のPolar Bear(ポーラー・ベア)をどうぞ。