映画「ボヘミアン・ラプソディ」が昨日ゴールデン・グローブ賞の作品賞(ドラマ)を,主演のラミ・マレックが男優賞(ドラマ)を受賞しました。自分のことではないけれど,とても嬉しく感じました。
さて,嬉しいと同時にちょっと複雑な気持ちにもなっています。
というのも,確かに作品はよかった。ラミもよかった。でも,本当にあの映画が素晴らしかったのは,演奏シーンの素晴らしさ。もっというと,フレディの歌声の素晴らしさがあったおかげだと思うのです(もちろん楽曲の良さがあるからですが)。
つまり,あの映画で歌声をかぶせていた,三番目のフレディを忘れてはならないと思うのです。
Marc Martel(マーク・マーテル)は,1976年カナダに生まれました。
1999年から2012年まで,Downhereというコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(CCM)のバンドボーカリストとして,カナダでは様々な賞を受賞しています。いかにもカナダっぽい爽やかでポップ,わかりやすい楽曲が魅力です。CCMというジャンルについてはまた後日にでも。
2011年,ロジャー・テイラーが主催するQueenのオフィシャル・トリビュート・バンド,Queen Extravaganzaのオーディションで選ばれ,ツアーに出る事になります。
その後の活躍については,Youtubeでご覧になることができます。
フル・ライブを観ると,まさにフレディがそこで歌っているような錯覚を覚えるくらい似ています。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」では,フレディとラミ,そして,このマークの歌声が合成されて使用されていることは公式な発表となっています。
長々と説明してしまいました。それでは,マークの歌声をお聴き下さい。
彼がソロで弾き語りしている Bohemian Rhapsodyです。
次に,Queen Extravaganzaでのステージから,Show Must Go Onです。
最後に,Pavarottli(パヴァロッティ)とフレディの一人デュエットで,The Mercurottiをどうぞ。