素人でもできる自衛隊装備着用例その8(14年頃・空自基地警備隊) | ちょんまげインプの部屋

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(以前、ちょんまげのついたインプレッサに乗っていたのでこんなタイトルです)

今度は航空自衛隊の“基地警備隊”の装備を紹介します。

 

(8)2014年頃・空自基地警備隊員

旧来からも陸戦用の迷彩服が支給されていましたが、近年はデジタルパターンの迷彩服や防弾チョッキなども行き渡り、明確に空自の基地警備隊と分かる装備での露出が多くなってきています。

ただ、定番というものが見当たらないため、今は廃刊となった雑誌「スピアヘッド」に掲載されていた基地警備教導隊の装備を基準に、それっぽくアレンジしてみました。
 
 

 *88式鉄帽

個人製作レプリカ(俗称「ヤフ個人ッパチ」)の「中号」。

空デジの鉄帽覆いは市販品もありますが、質がイマイチなため、知人の個人製作品を被せています。

ゴムバンドは空自迷彩のものが市販されていないため、それを隠すためにゴーグルをヘルメットに装着しています。

内装やあご紐は、陸自の旧タイプ(レプリカ)。

*アイウェア

鉄帽に装着しているゴーグルは、空デジ迷彩の鉄帽ゴムバンドがないことを隠すために装着しているだけです。

シューティンググラスを着用した光景をよくみます。

 

*防弾チョッキ2型

陸自仕様と同じ造りの、空デジ迷彩のもの(個人製作のレプリカ品)。

実物は2型改のようです。

*ポーチ類

空自迷彩の専用装備はあるのかないのか分かりませんが、見かけるものは明らかに私物だと分かるものばかり。

ここでも、私物あるいは部隊一括購入という想定で、マガジンポーチなどを防弾チョッキに装着しています。

小銃用のマガジンポーチは、64式の弾倉が入る7.62mm用のもの(ライラクス)を2つ装着。

拳銃用のマガジンポーチは2連です(ライラクス)。

またBX(PXの空自版。ベースエクスチェンジの略)購入という想定で、空デジ迷彩の小物入れを右下に装着しました。

警戒態勢で小銃を前面で持つ際に邪魔になるので、防弾チョッキの右側が空いています。

なお警教隊では、この他に警棒とそのポーチ、フラッシュライト(?)のポーチなども見られます。

*名札

空自の名札は、陸自のものとは異なるようで、たまたま個人製作のものに乗っかり、作っていただきました。
スピアヘッド誌に掲載されていたものと同じ造りです。


*作業服改(上下)

2009年前後から、それまでのOD作業服や、陸自旧迷彩の色違いの野戦迷彩服に替わり、新しいデジタルパターンの迷彩服が導入されました。

航空基地に合わせたようで、グレー基調の迷彩柄になっています(楯桜のE/Cのレプリカ品)。

襟の形状が陸自戦闘服の2型状ですが、各部がいろいろ変わっているので全くの別物です。

複数人が並んでいる写真を見ると、微妙に色合いが異なっていることがあります。

材質による違いとは思いにくいので、納入年度やロットによる違いか、もしくは経年による色あせかもしれません。

レプリカは2~3種類あるようで、それぞれで微妙に色合いが異なります。

ちなみに、シャツをズボンに入れている人とそうでない人が混在しているようです。

*下衣

要はTシャツ。

現在は空自ではグレーのものが用いられているそうなので、グレーの市販品(CAB製)を中に着ています。

*グローブ

私物という想定で、黒い市販品を使用しています(ハンディーエース)。

*二種編上靴

空自の二種編上靴(にしゅへんじょうか)は、レプリカが存在しないためリーガルの編上長靴で代用しています(市販)。


 

*ホルスター及び9mm拳銃

弾帯からサファリランド6004のサイホルスターを下げて右腿に装着し、中には9mm拳銃(タナカのガスガン)を入れています。

9mm拳銃は空自用の刻印のものも存在しますが、見えないために陸自用で代用。

脱落防止に、ランヤードリングが装着されています(ブラックホークタイプのレプリカ)。

ホルスターは、他の種類(ブラックホークなど)も見られます。
*弾帯

空自では、旧装具の弾帯をいまだに使用している形跡があります。

が、陸自のものや市販品らしき弾帯を使用していることもあるようで、ここでは私物という想定で陸自タイプの弾帯2型を使用しました(防弾チョッキの下なので見えません)。

*64式小銃

海自に89式小銃が導入されてからも空自にはまだ89式小銃は配備されておらず、いまだに64式小銃が使用されています(S&T製の電動ガンを外装カスタムしたもの)。

既述のスピアヘッド誌に掲載された写真では、空デジ柄のワンポイントスリングを使用していましたが、現在は入手できないので、銃床にRANGERのストックホルダーを装着し、自分で自作したツーポイントスリングをワンポイント使用で装着しています。

旧来の「負い紐」や、市販の3点スリングを使用しているケースも見られます。

ちなみに小銃へのビニールテープなどによる脱落防止策は、陸自ほど徹底して施されていないようで、スピアヘッド誌に掲載された写真でも脱落防止がされていなかったため、それに倣いました。


背面には何もつけていませんが、場合によってダンプポーチを吊り下げているシーンを見ることもありました。

ピストルランヤードが防弾チョッキの下の弾帯まで伸びているのが見えます。

後ろから見ると、二種編上靴(に見立てた市販品)の特徴ある形状が分かります。
 

 

※番外編

―訓練展示装備の一例―

基地祭などでの訓練展示では、重い64式小銃を振り回しつつのCQB的訓練を見ることもあります。

そんな空自隊員さんの装備を再現しました。

サバイバルゲームで空自装備をする際にお勧めです。

部隊一括購入なのか私物なのか、割と自由な組み合わせも見られます。

ここでは防弾チョッキは着用せず、市販品のチェストリグに陸自迷彩マグポーチ・ユーティリティーポーチ・背面にダンプポーチをつけています。

グローブも陸自迷彩で、陸自の半長靴を履いています。

一昔前の写真を見ると陸自の半長靴2型(あるいは3型)を陸戦訓練で履いている画像が多いので、空自にも導入されていたのでしょうか?

また、ニーパッドを膝につけています。

 

近年の空自の陸戦訓練の画像を見ると、座り射ちは、以前の陸自のように右脛を地面にペタリとつけ、尻を乗せるようなスタイルでなく、ただちに次の行動に移せる膝射ちがメインのようです。

 

(陸自のCQB訓練でもこのような膝射ちが行われているそうです)
それでもいまだに長く重くセレクターに難のある64式をCQB的に使い続ける空自隊員の姿勢には、涙ぐましいものもあります。


 

初めて目にした時は、あまりのカッコ良さに驚きつつ、情報と入手できる装備の少なさで何度も断念しかけた空自の現代版陸戦装備。
このような装備を再現することができ、光栄に思います。



 
 

 

【誰にでもできる自衛隊装備着用事例記事】

自衛隊装備着用例その1 (90年代陸自普通科装備・前編)

自衛隊装備着用例その2 (90年代陸自普通科装備・後編)

自衛隊装備着用例その3 (00年代陸自普通科装備・前編)

自衛隊装備着用例その4 (00年代陸自普通科装備・中編)

自衛隊装備着用例その5 (04年イラク派遣陸自普通科装備)

自衛隊装備着用例その6 (00年代陸自普通科装備・後編)

自衛隊装備着用例その7 (10年頃陸自普通科装備)

自衛隊装備着用例その8 (14年頃空自基地警備隊装備)

自衛隊装備着用例その9 (15年頃海自陸上基地警備隊)

自衛隊装備着用例その10(空自野戦装備)

自衛隊装備着用例その11(15年頃陸自普通科装備)

自衛隊装備着用例番外編(昭和末期陸自普通科装備)

 

【サバゲ用陸自装備紹介記事】

その1・自分的進化編

その2・戦闘防弾チョッキ編

その3・テッパチ編(前編中編後編 )

その4・迷彩服編(前編後編

その5・戦闘靴・半長靴編(本編番外編

その6・装備品まとめ編