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試験が終わってから

しばし腑抜けモードだったにょへ子。

4月中に公開したかった

三色塗りの本番に、

きのうようやく取り掛かりました(^^;

 

連休中にはお披露目出来ればいいなあ

( ̄▽ ̄;)

 

 

 

 

 

 

 

 

コチラはきのうスーパーで

衝動買いした、おつとめ品。

最近朝食はご飯派なのに、

もっちー(チ〇コ)という

響きに負けて買ってしまった…( ̄▽ ̄;)

 

今朝いなり寿司2個と一緒に

食べたところ、

弾力ハンパなかったです!

&かじるたびに何故か

申し訳ない気持ちに(笑)

 

いなり寿司とチ〇コって

なんだか意味深な食べ合わせですが、

たまたま(変な意味ではありませんw)

沢山作ったのが余っていて、

消費する必要があったのです( ̄▽ ̄)

 

って、冒頭から下ネタ爆裂な

にょへ子なのでした(笑)

 

 

 

 

 

 

 

それでは本題へ。

 

 

 

未来編では

出来過ぎ高校生として登場します、

モリシタくんこと森下賢一くん。

今回は現代設定の

小学4年生編をお送りいたします。

 

 

 

賢一くんが登場する

『ひだまりハウス』のエピソード

↓↓↓↓↓

 

 

『旅行前にもまたひとつ』

(前編後編)

 

『バレンタインの恋模様』

 

『マスクですから!』

 

『18歳』

 

『もうひとつの短冊』

 

『…翔べ!』

 

『笑顔が見たいから』

 

『受難は続くよどこまでも』

 

 

『もうひとつの噓』

 

 

 

2人の先生との

やり取りを綴った妄想を、

思いつくままに垂れ流したいと思います^^

 

 

 

 

 

 

 

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4年生の秋に

家出をしてしまう賢一くん。

それまでの間、

この子に何があったのかを

主に本人視点で、

いくつかの話を公開予定です。

(父・賢吾さん視点の

『もうひとつの軌跡』

第6話第7話第8話の内容を

賢一くん視点で書きます)

 

 

 

この頃の経験も踏まえて、

サキちゃんや仲間と

青春を謳歌する高校生モリシタくんを

書けたらと思いながら書きますが、

辛い内容も多いと思うので、

読む読まないは無理なさらず、

お時間とお心に余裕のある場合に

お付き合い頂ければ幸いです(^^;

 

(☆第1話第2話第3話

第4話第5話はコチラ)

 

 

 

 

 

今回は第6話。

 

新生活で疲れてるお母さんを見て、

母の日に自由時間をプレゼントする事に。

前日の陸上大会の様子と併せて

お送り致します(゚∀゚)

 

 

※辛い内容あり。

ご容赦いただけるかたのみ、

スクロールをお願いいたしますm(u u )m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

******************

 

 

オリキャラ妄想

「散らばるココロ 第6話」

 

 

 

 

母の日の前日。

市内の競技場で

小学校陸上大会が開かれた。

朝いつも通りの時間に起きて

朝食を済ませたあと、

父さんの車で送ってもらう。

 

(…あのポニーテール女子、

確か去年もいたよな)

競技場前で

自分の学校の先生を探す途中、

他の学校の女子にジロジロ見られた。

背が高いから上級生と思っていたけど

意外とトシが近いのかもしれない。

 

自分の学校の群れを見つけて合流し

先生が出欠確認したあと、

競技場の中へ移動。

軽いストレッチやジョギング、

歩幅を意識した腿上げトレーニングで

身体を温めた。

9時半には開会式が始まり、終わると同時に

短距離走出場者が呼び出される。

 

俺は今回、100メートル走と

リレーに出場する。

100メートル走の中でも

4年男子の部は大会最初の競技。

多少緊張したものの、

予選と決勝ともに

1番速いタイムを出して優勝した。

 

 

 

 

「ふう……」

一度先生のところに戻り

水分と塩分を補給して、休憩する事に。

トイレ向かう途中、

一眼レフというタイプのカメラを

持ったオジサンに、声を掛けられた。

 

「君、100メートル走で

優勝した子だよね!優勝おめでとう」

「ありがとうございます」

「ホームページに載せたいから、

少しだけ、写真撮らせてもらえないかな」

(ふーん……。

緑の腕章を着けてるって事は

新聞社の人なのかな)

しかしトイレに行く途中だったため、

表彰状も優勝メダルも持っていない。

 

「…あー、すみません。

メダルと賞状取って来るので

ちょっと待っててくれませんか」

「ああ気にしないで!

立ち姿と体育座りと、頬杖ついてる所を

撮らせてくれればいいから」

(…おかしいな。

メダルも賞状もない写真じゃ、

優勝者だって事がわかんねえのに)

なんだか妙だとは思ったが、

尿意が込み上げ、考える余裕がなくなる。

「すみません!

話の続きはトイレ行ってからでッ」

「ひとりで大丈夫?

オジサンが付いて行ってあげようか」

「平気です!俺4年生なんで。

待っててください!」

「いやいや。どこに不審者がいるか

わからないから、大人と一緒の方が…」

 

(…だああああっ!しつけえな)

早く取材したいのはわかるが、

知らないオジサンに用を足す所を

見られるのは気まずい。

まだついて来ようとするオジサンに

失礼のないようにという気持ちと

迫りくる尿意の間で、

必死に対応を考えていると…。

 

 

 

「息子の取材ですかあ!

とても光栄ですっ」

「父さんっ!」

俺とオジサンの間に、父さんが割り込む。

「…賢一。父さんが撮影の

打ち合わせをしておくから。

今のうちにトイレに行って来なさい」

「おう!すぐ戻るからッ」

くるりと背を向け、トイレへ急ぐ。

 

「おやァ?腕章に

社名が書かれてないようですが?

どちらからいらっしゃったんですかぁ」

「あ…いやぁ!ちょうど社内の

社名入りの腕章が出払ってたんで」

「そうでしたかァ!

ではお互い名刺交換でも―――」

大人同士の会話を始めた2人を置いて

トイレに駆け込み、なんとか間に合った。

 

(父さんのおかげで助かった…。

1年の頃みたいに間に合わなかったら、

シハル先生にモラシタくんって

呼ばれそうだからな)

ふうっと息をついてトイレを出るが、

待っていたのは父さんだけだった。

「…あれ?取材のオジサンは?」

「他の競技の撮影も

しなくちゃいけないらしくて、

行ってしまったよ」

「そっか!色んな競技があるから

あの人も忙しいよな」

タオルで手を吹いていると、

父さんはにこりと微笑む。

「賢一、優勝おめでとう。

かっこよかったぞ」

「ありがとう!

みんな学校代表なだけあって速いから、

勝てて嬉しかった!」

トイレが済んで

緊迫感が緩んだ途端、

優勝の喜びがじわじわと込み上げる。

 

「リレーはアンカーだったよな。

思い切り勝負を楽しんで来いよ」

「おう!父さん見逃すなよッ」

手を振ったあと、自分の学校の

待機場所へと戻る。

 

 

 

 

小さな頃からかけっこは

得意な方だったが、1番を

目指すようになったのは4歳の頃。

保育園の運動会の親子競技で、

俺を背負った父さんが

1番でゴールしたのがきっかけだった。

 

あの頃の事はよく覚えてないけど、

父さんが健児の付き添いや仕事で

家にいない時間は、部屋にこもって

ひたすら読書していた気がする。

迷惑を掛けないように、…静かに。

健児が退院しているときも、

健児に外の菌をうつさないようにと

部屋で本を読み続ける日々だけど、

本の世界は、俺の知らない事が

沢山詰まっているから

寂しくはなかった。

でも、1番になるその瞬間だけは、

みんなが俺を見てくれる…。

 

それを知ったあとの俺は、

かけっこで負け知らずになり。

それでも飽き足らず、

かけっこ以外の事でも

1番を目指すようになった。

いまは速く走るときに吹きつける

風が気持ちいい事も知って

走る事自体が好きだけど、

やっぱり1番は気分がいい。

 

 

 

 

その後の4年男子のリレーも優勝。

この日の夕方、父さんと母さんが

珍しく2人揃ってキッチンに立っていた。

うちの両親は入院する健児に

交替で付き添って

家に残った方が家事をしていたから、

2人とも料理を作れる。

健児の身体を気遣い

栄養たっぷりのご飯を作る事は同じだが

父さんは洋食派で、

見栄えも気にする傾向があって

ワクワクするような盛り付けも多い。

母さんは、どちらかというと和食派。

美味しいだしの素や雑穀に詳しくて、

色々な種類のご飯を出してくれる。

2人ともそれぞれ違う良さがあって、

どんなメニューが出るのだろうと

いつも楽しみだった。

 

(きょうは何かなあ…)

出来上がったものを運ぶため、

盛り付けの段階に入ったタイミングで

キッチンを覗くと、

俺の好きなメニューばかりだった。

「すげえ!きょうはご馳走だ」

「賢一の優勝祝いだからな」

母さんが調理したものを

盛り付けながら、父さんが笑う。

「そうよ、賢一。

今夜の主役なんだから

座って待ってなさい」

「ありがと。母さん」

主役という言葉を

くすぐったく感じながら

テーブル席に座るが。

 

 

「…フン。ぼくのほうが、

しゅじゅついっぱい頑張ったもん。」

「………。」

健児の、俺にしか聞こえない

呟きを聞いて、勝利の興奮も冷める。

(そんな事、わかってるのに)

 

健児は赤ちゃんの頃から

沢山の針を刺され、

何度も身体を切られてきた。

そんな想像を絶する世界にいた健児には

どんなに1番を取っても敵わない。

俺だってちゃんとわかっているから、

普段どれだけ健児が中心の生活でも、

言動に腹が立っても、握った拳を

上げねえようにしてるんだ。

せめて1番になったときくらい、

水を差さねえで主役にさせてくれよ…。

 

 

俯いたが、ふわりといい匂いが漂う。

「お待たせ。いっぱい食べるんだぞ」

「うわっ!美味しそうッ」

テーブルに置かれた料理が目に入ると

気持ちは食事へと向いた。

 

「お父さんが撮った動画観たけど、

賢一かっこよかったわねえ。

お母さん、きっと賢一と走っても

もう追いつけないわ」

「父さんはまだまだ、

まァーだ負けないけどな!」

「もう!賢吾くんってば

相変わらず負けず嫌いね。

衰えていく私たちと違って、

賢一は育ち盛りなのよ?

すぐに負かされるわ」

「そうだよ!俺、父さんの事も

ゼッテー追い抜かすんだからな」

「ははは!それはどうかなァ。

父さんは進化し続ける男だからな」

引く事を知らない父さんの

強気な発言に、母さんは苦笑いして。

 

「賢一も…。

顔は私に似たけど、

性格はお父さんそっくりね」

「エ!?そーかなあ」

「そのうち賢一も、森下教授~って

呼ばれるようになったりして」

「教授かあ…。

すげえ人には憧れるけど、

俺は学校の先生になりてえからなあ」

否定したけど、悪い気はしない。

ちゃんと父さん母さんの子どもだって

言われている気がしたから…。

 

笑顔で会話した事によって

ご馳走がさらに美味しく感じた。

 

 

 

 

 

 

日曜日。

母の日当日の朝、

母さんは出掛けるための準備を進める。

美容院とエステの予約をしていて

自由時間をガッツリ楽しむそうだ。

 

「留守番よろしくね、賢一。

賢吾くんも、よろしくお願いします」

「おう!任せて」

「行ってらっしゃい。麗奈さん」

母さんの車が消えるまで、

父さんと一緒に見送る。

 

 

「…よーし!しっかり働くぞ!

…まずは洗濯からでいい?」

「ああ。よろしくな」

父さんに分類の仕方や

種類別の扱いを教わりながら

同時に洗濯するものを選別。

洗濯機をスタートさせたあとは

廊下の掃除に取り掛かる。

 

「このモップすげえ!

すいすいと拭ける!」

「ワタルさんの会社で作られた

最新式だからな」

掃除道具を開発している

父さんの友達お勧めの掃除道具で、

家中の床を念入りに磨く。

窓ガラスを拭いている間に

洗濯機の運転が終わり。

サンルームに干したあとは

昼まで草むしりをした。

 

「賢一。ご飯出来たぞー」

「はァーイ」

きりをつけて手を洗ってから、

父さんの作った昼食を食べる。

 

 

「ちょっと休憩しようか。賢一」

「うん」

二度目の洗濯機をスタートした後、

ミツキ先生から借りた本を開く。

 

「あれ!?それ、英文じゃないか」

「そ!ミツキ先生は4年生のときに

この本を攻略したんだって」

「へえー。さすがミツキ先生だなあ。

この本、難しい言葉が結構多いのに」

「父さん、わかるの!?」

「毎朝英字新聞読んでるから多少はな」

テーブル席に並んで座ると、

父さんは読み上げてくれた。

 

「すげえ!父さんペラペラだ」

「エコノミストの仕事をしていた頃、

海外の会議に参加する機会も

多かったからな」

「もっと読んで!」

洗濯機の運転が終わるまでの間、

父さんが読むページを目で追い続けた。

 

 

 

「おとうさぁん!この文字よんで」

「どれどれ?…ああこれは、

野生のパケモンと戦うんだよ」

健児が父さんを呼んだタイミングで

洗濯終了の電子音が鳴る。

サンルームの、

既に乾いた洗濯物を運んだあと

いま洗い終えたばかりの衣類を干した。

 

(父さんがトイレと玄関の

掃除はしてくれたから…。

あとは洗濯物を畳んで、

風呂掃除をして夕飯の準備か)

いつもは一部の

手伝いしかしていないから、

家事の多さに驚いてしまう。

父さんと分担しているからましだけど、

大人たちはこの膨大な量の家事を

当たり前のようにやっているんだな…。

 

残るは夕食の準備だけという状態に

なったところでおやつを食べて、

少し休憩を挟む。

 

 

 

 

 

日没前から父さんと一緒に

夕食作りに取り掛かり、

出来上がる頃に母さんが帰ってきた。

「おとうさぁん!

ぼく、はこぶお手伝いするーっ!」

母さんが手洗いうがいをする間、

健児がキッチンに駆け寄り、

料理の皿を取ろうと手を伸ばす。

 

「エ?じゃあお兄ちゃんと一緒に…」

「…はい。落とすなよ」

「うん!」

熱い料理がこぼれたら危険だから、

俺から健児に手渡す。

「おかあさん!はいどうぞ!」

「ありがとう。健児」

上機嫌の健児に、

母さんはにこりと礼を言う。

 

「…せっかく作ったんだから、

賢一も運んでおいで」

「いーんだよ。

褒めてもらうために

やったんじゃねえもん」

父さんが気を遣ってくれたが、断った。

この日の目的は、

母さんに楽してもらう事。

既に達成したようなモンだからな…。

それでも食事中、母さんが

美味しい美味しいと言って

食べてくれたのは嬉しかったんだけど。

 

 

 

食事が終わると、母さんは

デパートで買って来たという

お土産をくれた。

「うわあ!ドーナツだ…!!!」

中には10を超える数の、

俺の大好物が入っていた。

「これは父さんと健児のぶんも

含まれているけど。

まずは賢一が好きなものを選びなさい」

「え!…いいの?」

「賢一、きょうは沢山

頑張ってくれたものね。」

驚く俺に、母さんは優しく微笑む。


「家じゅうピカピカになったし、

隠し包丁のおかげで、

大根もすごく美味しかったわ。

きょうは、母さんに自由時間を

プレゼントしてくれてありがとうね」

「!……へへっ。

別に大した事してねえし」

俯き気味でぶっきらぼうに答えるが、

口角が勝手に上がってしまう。

1日家の事を頑張って良かった……。

 

 

 

「…母さん。もう夜だけど、

ひとつだけ食べてもいい?」

「いいわよ。きょうだけだからね」

「やったぁ!」

駆け足で、自分の皿を取りに行った。

 

 

 

 

******************

 

 

 

今回は、5月にちなんで

母の日のエピソードを書きました。

 

親子でも相性と

いうものがありますが、

母・麗奈さんは

自分と同じ顔した賢一くんを

可愛いと思う一方で、

同じ顔した子に反論されると余計に

ムッとしてしまう事もある模様(^^;

お兄ちゃんで、賢くて…という事もあり

我慢を強いてしまったりもしますが、

愛がないのか?というと

ちゃんと愛はあるのでした(*^^*)

 

 

賢一くんも、それをわかっているから

荒みきれないのだろうなあと。

荒む子も大変ですが、

爆発出来ない子も大変だなあと思います。

 

まあ1番が好き&負けず嫌いなのは

お父様譲り…という

側面もあるんですけどね!

そんな1番大好きな賢一くんが

冒頭の高校生ver.のように

穏やかな表情を

出来るようになったのも、

サキちゃんがオンリーワンな愛を

向けてくれるからでしょうね♡

(サキちゃん、

まだまだ発展途上ではあるものの

恋という感情の中に愛が

芽生えてきた気がします)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎度雑ですが^^;

陸上大会のユニフォーム姿。

 

動きやすくするため?なのか

ただでさえ遊びのある陸上の服が、

小さい&細い賢一くんが着ると

ガッバガバ!(゚Д゚;)

 

注文ではなく学校の備品だから

致し方ないとしても、

変☆態ホイホイな賢一くんに

(と、にょへ子は思っている。

あ。賢吾と真希子とサキちゃんもw)

こんな格好させてはアカーン!と

思うのです^^;

 

幸い、ある事がきっかけで

次年度以降はインナーのタンクトップ

&スパッツ着用が義務付けられる

ようになるので、このガッバガバも

今年限りですが。

きっかけについては、

第7話で触れたいと思います♪

 

 

 

それではお付き合いいただき、

ありがとうございました(^^)