未来編では

出来過ぎ高校生として登場します、

モリシタくんこと森下賢一くん。

今回は現代設定の

小学4年生編をお送りいたします。

 

 

 

賢一くんが登場する

『ひだまりハウス』のエピソード

↓↓↓↓↓

 

 

『旅行前にもまたひとつ』

(前編後編)

 

『バレンタインの恋模様』

 

『マスクですから!』

 

『18歳』

 

『もうひとつの短冊』

 

『…翔べ!』

 

『笑顔が見たいから』

 

『受難は続くよどこまでも』

 

 

『もうひとつの噓』

 

 

 

2人の先生との

やり取りを綴った妄想を、

思いつくままに垂れ流したいと思います^^

 

 

 

 

 

 

 

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4年生の秋に

家出をしてしまう賢一くん。

それまでの間、

この子に何があったのかを

主に本人視点で、

いくつかの話を公開予定です。

(父・賢吾さん視点の

『もうひとつの軌跡』

第6話第7話第8話の内容を

賢一くん視点で書きます)

 

 

 

この頃の経験も踏まえて、

サキちゃんや仲間と

青春を謳歌する高校生モリシタくんを

書けたらと思いながら書きますが、

辛い内容も多いと思うので、

読む読まないは無理なさらず、

お時間とお心に余裕のある場合に

お付き合い頂ければ幸いです(^^;

 

(☆第1話第2話第3話はコチラ)

 

 

 

今回は第4話。

くす玉を潰されて傷心するものの、

家族に本当の事が言えず…。

自分がやったと主張する

賢一くんでしたが、

突如お父さんからドライブに誘われ

出掛ける事になりました。

 

 

 

 

 

 

※辛い内容あり。

ご容赦いただけるかたのみ、

スクロールをお願いいたしますm(u u )m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

******************

 

 

オリキャラ妄想

「散らばるココロ 第4話」

 

 

 

父さんの急な誘いで

ドライブへ行く事になり、部屋を出る。

階段を降りる前、

父さんの部屋へ上着を取りに行くが。

 

(…本当だ。どこにもない)

俺が1年生の頃から

デスクに飾ってあったはずの

金のくす玉が、いつの間にか

姿を消していた。

 

(俺が家族にした事は、

ただの迷惑だったんだ……)

健児に握り潰されたときは、

ぶん殴ってやりたいくらい腹が立った。

でも健児に、こんなの欲しくなかった

と言われて、頼まれもしない物を

勝手に作ったんだから、

捨てられても仕方がない事に気付いた。

だから父さん母さんが捨てたとしても、

それは仕方がない事なんだ――――。

 

 

再び込み上げる涙を、ぐっと堪える。

 

 

 

 

 

助手席に座りシートベルトを

着用したあと、車が動き出す。

「…こんな時間からどこに行くんだよ。

俺、明日から学校なんだけど」

「眠かったら車の中で寝たらいいさ」

「父さんだって、学校の仕事だろ」

 

ウチの父さんは、4月から

学校の先生として働いている。

教師になるにはすごく勉強しなくちゃ

いけないイメージがあるが、

父さんが頭が良いという話は

小さな頃から母さんから聞いていたし、

これまではエコノミストという

専門的な仕事をしていたから、

転職の話を聞いたときも

特に驚かなかった。

 

 

「…それで、行き先は?」

「うん…。賢一の部屋に行くまでは

行き当たりばったりでいっかぁ!って

思ってたんだけどな」

「適当だな…」

運転中の横顔を

呆れながら見上げると。

 

「今回は、父さんが働く

学校に行く事にしたよ」

「はァ……!???」

行き先を聞いて、冷や汗が出る。

「なっ、ナニ考えてんだよ!

学校に子ども連れてくなんて

大問題だろ!?」

「ははは。平気平気」

「平気なワケない!

先生になれた~って喜んでたのに

懲戒免職されたらどうすんだよ…!」

「まあ、行けばわかるさ」

 

(本当に、クビになったりしないよな)

危機感のキの字もない様子に、

先が思いやられる。

 

 

 

 

父さんの職場に着いたあとも、

さらなる驚きの連続だった。

 

「エ!?……大学?」

「ああ。父さんの働く学校だよ」

「てっきり、中学か

高校の先生だと思ってた」

専門的な知識を持っているから

なんとなく小学校よりは

中学か高校というイメージを

していたけど、予想以上に

専門的な事を教えているようだ。

車から降りた俺達は守衛室へ向かい、

中の人に声を掛ける。

 

「お疲れ様です、シゲさん。

例のブツ、持ってきましたよー」

「おおっ!こりゃ『ひめじ堂』の

よもぎ饅頭じゃないですかァ。

いいんですかい?森下先生」

「ぜひ!シゲさんとは

同じ和菓子好き仲間として、

『ひめじ堂』の魅力を共有したくて」

 

饅頭を受け取った警備の人は、

機嫌よく屋内へと通してくれる。

「ところでその子、

先生のお子さんですかい?

ずい分可愛いお嬢さんで」

「長男です。

小さい頃から、よく女の子と

間違えられるんです」

「ありゃ!そりゃ失礼」

 

(また間違えられた)

チビで細いせいか、

たまに女子と間違えられたり

可愛いと言われてしまう。

どうせならカッコイイって

言われた方が嬉しいのになあ…。

 

 

 

「大学って、建物がいっぱいあるんだな。

大きいし、小学校と全然違う…」

「勉強したい内容によって、

通う建物も違うからな。」

エレベーターで2階へと昇り、

暗い廊下をしばらく歩くと……。

 

「……『森下研究室』!!?」

ひっくり返った声で

引き戸の上の室名札を読む。

「ここ…父さんの部屋なの?

職員室じゃなくて???」

「ああ。小さな部屋だけどな」

ポケットから取り出した鍵を使って

父さんが戸を開ける。

教室の約半分ほどと思われる部屋の

手前には小さなテーブルと

向かい合わせになった小さなソファ、

奥には大きなデスクが置かれていた。

片側の壁面は本棚になっていて、

おびただしい量の本が入っている。

 

「父さんって…。

もしかして教授なの?」

「そうだよ」

俺の質問に、にこりと頷く。

「なんで言わなかったんだよ!

教授って、すげえ人じゃん!」

「賢一が目指す教師の仕事のほうが

立派だと思うぞ?

父さんは好き放題勉強して、

給料貰ってるようなもんだからなー」

 

(そういえば母さんも、

父さんは勉強馬鹿だと言ってたっけ)

何かに夢中な人の事を

○○馬鹿と喩えるのだという。

勉強好きなのに馬鹿とは

矛盾しているじゃないかと

そのときは思ったけど、

なんとなく父さんっぽい言葉だと

納得もしたものだ。

 

 

「教授だという事は

別に隠してないんだが、

自分から名乗る事でもないと思ってな。

賢一も、気を付けたほうがいいぞ?

教授の息子って肩書きを知って、

悪い人が寄って来るかもしれないから」

「うん…」

「じゃあ早速、

父さんの椅子に座ってみるか?」

「エ!教授の椅子に!?

…うわっ!押すなって」

背中を押され、奥のデスクの

大きな背もたれ付き椅子へと

連れていかれる。

 

「座り心地はどうかな?賢一教授」

「うーん……。落ち着かねえ」

「とりあえず、飲み物でも飲もうか。

温かいココアを入れるよ」

入口からは死角になっていたが、

入り口側の壁には小さな冷蔵庫と

流し台・IHコンロが置いてある。

「電子レンジやポットもあるから

ここで弁当を食べる事が多いけど、

学食も評判の美味しさなんだよ。

夏休みになったら、食べに来ような」

「俺も食べていいの!?」

「ああ。一般客も利用出来るんだ」

「すげえ……」

 

父さんが背を向け

小さな鍋で牛乳を温める間、

部屋の景色をきょろきょろを見回す。

本は綺麗に整頓されていて、

小さい部屋だけど窮屈感はなかった。

 

(デスクの上も、殺風景だし…)

目の前のデスクを観察しようとした、

そのとき。

 

 

 

「あっ……」

デスクの上に唯一置かれた物を見て、

小さく声を上げた。

とっくに捨てられたと思っていた

金色のくす玉が、こんな所に……。

 

「父さん。これ…」

「うん。賢一が1年生のときに

プレゼントしてくれた物だよ」

ココアとコーヒーを持って、

父さんが戻って来た。

 

「デスクに家族写真を置いて

励みにしている人も多いが、

父さんは置かないようにしているんだ。

ここで写真を見た人が、

母さんや子ども達に危害を

加えないとは限らないからな」

「危害って…」

「直接会う事はなくても、

撮影した画像をインターネットに

ばら撒かれるかもしれない。

でも何もないのも寂しいから、

このくす玉を飾ってるんだよ」

(よかった…。

捨てたワケじゃなかったんだ)

無事だとわかって、ほっと息をつく。

 

「それと…。

父さんはこうして見える場所に置いて

眺めていたい性格だが、

母さんは、大事なものは

そっとしまっておきたい性格なんだ」

「しまって…おく?」

「ああ。いまも母さんの部屋の

引き出しに入ってるよ。

今度賢一も見せてもらうといい」

説明したあと、

父さんは目の前で屈んで、

俺の目を見る。

 

「なあ……賢一。

一体、何があったんだ?」

「ッ」

「賢一が自分から好き好んで

くす玉を潰したとは、

どうしても考えられない。

仮に捨てたのが事実だとしたら、

誰よりも悲しかったのは

賢一なんだと、父さんは思ってる」

 

 

 

(…言えねえよ。そんな事)

雑誌に載っていた家族写真の事が、

どうしても頭から離れないからだ。

 

もしかすると、

いまが父さんに真相を訊ける

チャンスなのかもしれない。

父さんは家族のプライバシーについて

相当配慮しているようだから、

その考えが関係しているのかも

しれないけど。

…そうだとしたら、

なんで母さんと健児は良くて

俺だけ外される事になったのか、

辻褄が合わなくなる。

こんな風にドライブに連れ出し、

俺の味方だという態度を取るくせに、

どうして……。

 

 

(…本当の事を知りたい。

でも、知るのが怖い……。)

自分自身、どうしたいのか

考えがまとまらない。

バラバラに散らばった、

くす玉の一部たちみたいに……。

 

 

 

 

硬い床に散らばる

可哀想なあいつらを思い出したら、

胸が詰まって。

目を合わせるのをやめて、

自分の膝を見つめた。

 

「…だから。

あんなの……ただの、紙くずだし。」

膝の上の握り拳に、

ぽた…っと涙が落ちる。

 

「こんなの。下手くそだし……」

「下手じゃないよ。

本当に下手だったら、

組み立てる前にバラバラになるから」

「欲しいって言われてな……のに、

かってに…作っ……ッゥ。

めェわくかけた…ッ……」

「何言ってるんだ…。

迷惑なワケあるはずが、

…ああ、ごめん。

賢一を責めてるんじゃないんだ」

様子の変化に気付いたのか、

声を堪えて涙を流す俺の頭に、

父さんの手が置かれる。

 

(あったかい。いままでと同じだ…)

この温かさが嘘なワケがない。

そう信じたいのと同時に、

失うのが怖くてたまらなかった。

あの家族写真の事を知らないふりして

いままで通りでいれば、

俺はあの家にいられる。

だからどうしても、

本当の事は言えないんだ……。

 

 

「どうしても言いたくないのなら、

もう父さんからは訊かない。」

「……」

「でも…覚えていてほしい。

賢一が、このくす玉を

どう思っていたとしても。

父さんにとっては、

星よりも貴重な宝物だよ。

これからも、

ずっと大事にしていくからな」

「……」

父さんが静かに語りかけるたびに、

無言で頷いた。

 

 

 

 

その後、冷める前にとココアを出された。

温かさと甘さが身体に沁みわたり、

身体の力が少し抜ける。

「さあ教授?どの本をご所望ですか?」

「んー……。

じゃあ経済学の本」

といっても、この部屋にある本は

経済学の本ばかりだろうけど。

いっぱいあり過ぎてわからないから、

父さんに任せる事にした。

「じゃあこれはどうかな?

経済学初心者でもわかりやすいって

評判らしいよ」

「え!それ父さんが書いたのか!?」

本の表紙には、

父さんの名前が書かれていた。

はやる気持ちを抑えて、ページをめくる。

 

身近なものを具体例にした解説や、

近年流行り出したビジネス法など。

知らない世界がわかりやすく

書かれていて、小学生の俺でも

読む事が出来そうだ。

「このグラフ、3年のときにやったよ」

「おおっ!棒グラフがわかるのかあ」

「他にはどんなグラフがあるの?」

「よし。特別に、父さんが作った

色んなグラフを見せてやろう」

 

 

 

 

 

大学の、教授の椅子に座り、

著者本人の解説を聞きながら本を読む。

この非日常体験を、時間を忘れて

楽しんでいたはずだったが……。

 

 

 

 

 

 

(あれ?家のベッドだ)

 

5時45分。

目を覚ました俺は、布団の中にいた。

あのドライブ自体が夢で、

母さんに啖呵を切ったあと

そのまま寝たのかも…と思ったけど、

枕元に父さんの本が置かれているのを見て

ドライブしたのは夢じゃないと気づく。

 

「…どうしよう父さん!

ココア飲んだのに、

歯を磨かずに寝ちゃったよッ」

虫歯になっていないかと怖くなり、

慌てて1階へ駆け降りる。

「大丈夫だ。賢一がウトウトした頃、

本格的に寝る前に歯磨きをしたから」

「そっか。良かったァ…」

ひとまず虫歯の心配はなくなったが

風呂も入っていない事を思い出す。

「やばッ!シャワーしねえと」

「あっ、先に朝ご飯にしないか?

賢一、いつも風呂上りに

歯磨きするだろ」

「おう!そうするよ」

父さん特製の

ふわふわのスクランブルと

焼きベーコンがメインの朝食を食べて

シャワーを浴びる。

髪を乾かし歯を磨きながら、

スッキリした頭にふと疑問が浮かぶ。

 

(…健児はどうして、

父さんたちのくす玉がない事を

知ってたんだろう)

きのうは潰されたショックで

それどころじゃなかったが、

個人の部屋に置いてある物の有無を

知っているなんて、おかしい気がした。

まるで壊すために、

わざわざ部屋へ行ったとしか――――。

 

 

 

 

(…いまは、考えるのをやめよう。)

健児の意図を知るよりも

真っ先にやりたい事が

シャワー中に浮かんだのだ。

歯磨きを済ませて、

少しだけ急いで服を着る。

 

「行ってきます!」

「行ってらっしゃい」

いつもより5分早めに家を出て、

タイガ達との待ち合わせ場所に

走って向かう。

(もう一緒に行けないかも

しれないけど、ひと言伝えよう)

到着し、深呼吸していると

タイガとゴロウ、カズマがやって来た。

「…おはよう。」

沈黙が怖くて、真っ先に声を掛ける。

 

 

 

「きのうは、嫌な思いをさせてごめん。

それから――――。

 

俺が悪口言ってないって事、

信じてくれてありがとう」

 

きのうは健児の泣き声がきっかけで

嘘を吹き込んだ事に気付いたけど…。

もし3人が嘘を鵜吞みに

していたとしたら。

何もわからないまま絶交されて、

こうして謝るチャンスすら

なかったかもしれない…。

だから3人に会ったら、

感謝の気持ちを伝えようと決めていた。

 

 

 

「賢一くんも、ありがとう。

僕があの子を泣かせてないって、

信じてくれて」

カズマが、口を開く。

「お前とは、保育園の頃も遊んだし。

卑怯な事が嫌いなやつだって

知ってるからさ」

きのう飛び出していったカズマが

いつも通りに笑うのを見て

心底安心した。

 

「ケンちゃんだって、

卑怯な事しないだろ」

「ゴロウ…」

ゴロウが俺の肩を叩くと、

タイガもうんうんと頷く。

「そうそう!どっちかっていうと

人助けしようと首突っ込んで、

余計なケンカに巻き込まれるんだから」

「でもケンちゃん負けず嫌いだから

相手を泣かすまでケンカしちゃって、

大人から一番怒られるんだよなー」

「怒られた話は余計だって!」

 

だんだんからかい話に変わって、

みんなと声をあげて笑った。

 

 

 

信じてくれる友達がいて、

本当に良かった。

家では悲しい事もあるけど、

友達や『ひだまりハウス』の

先生たちが味方してくれるから。

…きょうも、きっと楽しくなるだろう。

 

 

 

 

「今度は公園で遊ぼうぜ!

ケンちゃんも来いよな」

「おう!ゼッテー行くっ」

 

友達と次の予定を立てながら、

学校へ向かった。

 

 

******************

 

 

 

 

 

 

お父様は、今年から大学教授に!

教授になってからのお父様の話も

色々書いているものの、

研究室が出て来たのは

2年前に書いた、お父様視点の

溺愛シリーズのみでした。

 

↓↓↓

 

 

 

 

サムネの賢一くんは、

反抗期真っただ中( ̄▽ ̄)

そんなおり、ひょんなことから

賢一くんが研究室のくす玉を見つける

場面があるのですが。

その後賢一くんが見せた反応には

こんな背景が込められているよ~

というのを、今回書いた次第です(゚∀゚)

 

 

お父様……。

上のリンク先の回といい、

他の話でも終始

愛するケンちゃんの味方に

徹しているのですが。

 

賢一くんは傷ついた経験や

寂しい思いをした事も多いせいか、

家族写真の疑念も

払いのけきれませんでした><

 

 

 

 

 

 

 

話は少しそれまして。

 

最近観た

このニュースのテーマが

少し賢一くんの環境と重なったので

貼らせて頂きます。

 

 

 

 

家族ごとに関係性は様々なので、

このニュースのご家族に抱いた感想を

ここに書くつもりはありません。

 

にょへ子自身、

状況は違えどわが子の事で

善意をもった正論に

グサグサ胸を刺された事があり、

親の頑張りだけでは

どうにも出来ない事を

身をもって感じているので。

 

 

 

これは本当に、家庭によって様々。

それこそ当Blogの黄藤くんだって、

見る人によっては

10歳にして双子の妹の世話を

抱える事となった

ヤングケアラーに見えるのでしょう。

 

 

にょへ子も年の離れた末弟の世話を、

帝王切開で産後動けなかった母の

片腕としてひと通り

やっていた時期もありましたし、

末弟の幼稚園時代は

夕方からの勤務だったため、

昼寝する母の代わりに

しばしばお迎えに行く事も。

この場合も、

見る人によっては…なのでしょうか?

 

にょへ子自身は末弟が可愛くて

喜んでやっていましたし、

子ども達や園ママさんとも

顔見知りになり、

母とママ友さんのランチに

連れて行ってもらった事も。

末弟のガールフレンドから

もらった手紙は、

いまでも大事にとってあります。

 

 

 

 

かたや今回の主役

・賢一くんの家のように、

弟が自宅で生活出来るように

なりました!めでたし~とはいかず

皆がそれぞれ思い悩む。

そんな家庭もあるのかなあと。

なので森下家の話は、

沢山あるカタチのひとつであって、

同じカタチなんて存在しないのだろうと

考えております。

 

 

ただ、『きょうだい児』の存在が

世に広まり、該当する子たちが

少しでも救われる制度・団体が

増えたらいいなあと。

 

当事者である病気の子が

大変なのは大前提です!

でも認知度が低く

スポットライトが当たりにくい

という意味で、きょうだい児の幸せを

切に願ってやみません。

 

 

 

賢一くんも現在辛い事のほうが大きく

このシリーズではあまり

出せないかもしれませんが、

彼なりの幸せな未来は

また別の機会に綴っていきたいです。

 

それではお付き合いいただき、

ありがとうございました(^^)