神戸市立博物館
『耀きの静と動 ボヘミアン・グラス』(2015年)



昨年夏の『ギヤマン展』に続き、
今年の夏も神戸市立博物館でガラスアートの美を堪能~音符
プラハ国立美術工芸博物館のコレクション展です。

暑さでバテバテの頭をどーにか回転させ、
ボヘミアン・グラスの変遷を学びました!
(全7章、展示総数170点)


各章の概要と、おもな展示作品を紹介しますねキラキラ


◆ Ⅰ 中世後期 : 14-15世紀

「ボヘミア」とは、現在のチェコ共和国の西部・中部地方を指す歴史的地名。
ここでは13世紀頃からガラスの製造が始まり、15世紀後半以降には多くのガラス工場が誕生しました。
おもに作られたのは、ビーカーや瓶といったシンプルな日用品です。


◆ Ⅱ ルネサンスとマニエリスム : 1550-1650年頃

16世紀中頃になると、脚付きのゴブレット、大小のビーカー、ピッチャー、ジョッキなど多様な器が登場します。
(脚の付いている杯が「ゴブレット」、脚や持ち手の付いていない杯が「ビーカー」らしい…)
型吹きと熔着が主流だった装飾法にもエナメル絵付やエングレーヴィング(彫り)が加わり、彩りを添えるようになりました。


ザクセン選帝侯クリスティアン2世肖像文パネル
エングレーヴィング : カスパー・レーマン
プラハまたはドレスデン
1602年または1606年
プラハ国立美術工芸博物館


◆ Ⅲ バロックとロココ : 1650-1790年頃

17世紀後半、光の屈折率の高い無色透明ガラス「カリ・クリスタル(通称 : ボヘミアン・クリスタル)」が開発されます。
この素地はカットやエングレーヴィングによってより美しく耀くため、上質なゴブレットやビーカーなど、それまでとは一線を画する美しい造形が生み出されました。
18世紀前半になると、ボヘミアン・グラスは絶頂期を迎え、当時のヨーロッパで主流だったヴェネチアン・グラスを脅かす勢いとなりました。


コロウラット家紋章文蓋付ゴブレット
ボヘミア 1720年頃
プラハ国立美術工芸博物館


◆ Ⅳ 古典主義、帝政様式、ビーダーマイヤー様式、ロココ・リヴァイヴァル : 1800-1865年頃

19世紀前半以降、ボヘミアン・グラスの様式は、シンプルで落ち着いた造形の古典主義様式、繊細な飾りや肖像画を無色透明のガラス器に彫り込む装飾が好まれた帝政様式、色ガラスが人気を博したビーターマイヤー様式へと、めまぐるしく変化していきます。


男性肖像文ビーカー
エングレーヴィング : ドミニク・ビーマン
ハラフ・ガラス工場 1830年以前
プラハ国立美術工芸博物館


小椅子の聖母文ビーカー
エングレーヴィング : アントン・ハインリッヒ
ハラフ・ガラス工場 1845年頃
プラハ国立美術工芸博物館


善きサマリア人文蓋付ゴブレット
エングレーヴィング : カルル・プフォール
ハラフ・ガラス工場 1858年以前
プラハ国立美術工芸博物館
風景写真 レンズ1


◆ Ⅴ 歴史主義 : 1860-1890年頃

19世紀後半になると、歴史的な芸術様式から着想を得て、高級な美術工芸品の製造が進められました。


◆ Ⅵ アール・ヌーヴォー、アール・デコ、機能主義 : 1890年頃-第二次世界大戦

1918年以降、新たに建国されたチェコスロヴァキア共和国ではアート・グラスが人気を博します。


酒器セット
マイヤーズ・ネッフェ・ガラス工場
製作 : シュマヴァ・アドルフォフ
1900年以降
プラハ国立美術工芸博物館

今回の二押し~キラキラ
薄手の飲用グラスに繊細な花の絵付が施されています。


花器
ヨハン・レッツ・ヴィドフガラス工場
製作 : クラーシュテルスキー・ムーリン
1902年
プラハ国立美術工芸博物館


◆ Ⅶ 1945年から現代まで

1945年以降、ボヘミアン・グラスの伝統を引き継ぐチェコのアーティストたちは、新たなるガラス造形の創造という課題に取り組み、「スタジオ・グラス・アート」と呼ばれる分野で国際的に指導する役割を務めています。


フランティシェク・ヴィズネル
《ボウル》
1972年
プラハ国立美術工芸博物館


マリアン・カレル
《ルビー・タワーズ》
1981年
プラハ国立美術工芸博物館


パヴェル・トゥルンカ
《ハート・チャクラ》
2007年
プラハ国立美術工芸博物館

こちらが今回のイチ押し~!キラキラ
ガラスの中の小宇宙=自分自身の内なる世界と向き合う感じね。
手のひらに乗せて瞑想したくなる、スピリチュアルな作品ですワ。


……というわけで、ぜひぜひ実物をご覧ください。
避暑にも最適な展覧会ですよ!グッ


『耀きの静と動 ボヘミアン・グラス』
◆2015年6月6日(土)-8月30日(日)
 神戸市立博物館
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(神戸が最終会場です)


神戸市立博物館 →
(神戸市中央区京町24)

プラハ国立美術工芸博物館 →

【プラハ国立美術工芸博物館】


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Miwaちゃんからポストカードが届きましたキラキラ
ありがとうございます!ピンクハート


神戸国際会館
トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団
2015年日本公演


お元気ですか~ハート

7月19日(日)、神戸国際会館で "男性だけ" のバレエ「トロカデロ・デ・モンテカルロ」を見て来ました。
昨年に続いて…おもしろかった~、きれい(!?)だった~爆  笑
1階最後列だったので(遠目!!)、とても "美しく・すてき"!でした。あははあせる” border=



トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団
オフィシャルサイト →

トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団
日本公演オフィシャルサイト →



おまけの動画です。
バレエ『瀕死の白鳥』を徹底比較~!

マリインスキーバレエ団(サンクトペテルブルク)、ウリヤーナ・ロパートキナによるオリジナル・バージョン音符

【ウリヤーナ・ロパートキナ : 瀕死の白鳥】



トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団(ニューヨーク)、ポール・ギースリンによるコメディ・バージョン音符

【ポール・ギースリン : 瀕死の白鳥】


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名古屋 松坂屋美術館
『クリムト 1900年 ウィーンの美神展』(2003年)

1


19世紀末から20世紀にかけウィーンの美術界に君臨した
グスタフ・クリムト(1862-1918)。
その官能と耽美の世界にハマってきました!ピンクハート


イチ押しはかっこいい《パラス・アテナ》乙女のトキメキ

グスタフ・クリムト
《パラス・アテナ》
キャンバスに油彩
1898年 75×75
1

アテナは「知恵」と「戦い」を司る女神だけど、
目がイッちゃってますタラー
左手には黄金の長槍、
左腕には彼女の従者であるフクロウ
(フクロウの上には格闘するヘラクレス)、
黄金の甲冑の胸にはメドゥーサの顔、
そして右手にはヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)の像……
隅々まで見回してニヤニヤしましたピンクハート


「黄金の時代」の作品、ほかにもありますよニコニコ

グスタフ・クリムト
《ユディト Ⅰ 》
キャンバスに油彩
1901年 82×42
2 316×650


グスタフ・クリムト
《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》
キャンバスに油彩
1899年 252×56.2
3 159×650


パステル画、素描も素晴らしいです乙女のトキメキ

グスタフ・クリムト
《17歳のエミーリエ・フレーゲの肖像》
パステル 1891年
4


グスタフ・クリムト
《彫像》(素描集『アレゴリー、新連作』のための素描)
1896年
5


グスタフ・クリムト
《六月》(素描集『アレゴリー、新連作』のための素描)
1896年
6


《愛》は「いつか実物を見たーいピンクハート」と
長年思っていた作品。

グスタフ・クリムト
《愛》
キャンバスに油彩
1895年 60×44
7


グスタフ・クリムト
《フリッツァ・リートラーの肖像》
キャンバスに油彩
1906年 153×133
8


グスタフ・クリムト
《アダムとイヴ》(未完成)
キャンバスに油彩
1917-18年 173×60
9 229×650


クリムトに影響を与えた
ハンス・マカルトやアントン・ロマコ、

クリムトの影響を受けた
エゴン・シーレやオスカー・ココシュカの作品もありました。

エゴン・シーレ
《抱擁(男と女)》
キャンバスに油彩
1917年 100×170.2
10


そして展示の最後には、
クリムトが手がけた壁画《ベートーヴェン・フリーズ》が 目

ベートーヴェンへのオマージュ的作品で、
《交響曲第9番》第4楽章『歓喜の歌』を
絵で表現したものなんですが、
その原寸大レプリカに圧倒されました!
(レプリカとは言え、
まさか目の当たりにできるとは思わなかったので…)

【グスタフ・クリムト : ベートーヴェン・フリーズ】


実は……この展覧会、
名古屋に回ってくる前の神戸展(@兵庫県立美術館)を
母が見たのだけど、
そちらはこちらよりも展示数が多かったみたい。
まあ、松坂屋美術館はそれほど広くないので、、、残念タラー


2

『クリムト 1900年 ウィーンの美神展』
◆2003年9月27日(土)-11月11日(火)
 松坂屋美術館(名古屋)
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松坂屋美術館 →
(名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店 南館7階)

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ジェイアール名古屋タカシマヤ
『華々しくメルヘンの世界へ 辻村寿三郎人形展』(2003年)



辻村寿三郎さん(旧名 : 辻村ジュサブロー 1933-2023)の人形展は今まで2回見逃していて、これが三度目の正直真顔

ワタシは、連続テレビ人形劇『真田十勇士』(1975年4月-1977年3月放送)からのファンです~ピンクハート
(展示総数約200点)


辻村寿三郎
「吉原」より
《太夫》
2001年

ほんと、華やかで色っぽいところがよいですねぇキラキラ
人形の衣装は全国の古着屋さんで見つけてくるそうで、
そちらにも魅入ってしまいます……


以下は展示作品のポストカードから。


辻村寿三郎
「阿蘭陀異聞」より
《マダム・蝶々》
2001年


辻村寿三郎
「阿蘭陀異聞」より
《シーボルト・いね》
2001年


辻村寿三郎
「阿蘭陀異聞」より
《モルガン・雪》
2001年


辻村寿三郎
「阿蘭陀異聞」より
《川上貞奴》
2001年


辻村寿三郎
「阿蘭陀異聞」より
《ジャガタラお春》
2001年


辻村寿三郎
「阿蘭陀異聞」より
《唐人お吉》
2001年


ほかにも
「西鶴五人女」「南北五人女」「源氏絵巻縁起」「花うさぎ」などがありましたよ音符


こちらは、友だちが送ってくれた
『ジュサブロー展』(1992年)のポストカードピンクハート


辻村ジュサブロー
「ギリシャの神々」より
《アポロ》
高さ135 1978年


辻村ジュサブロー
「ギリシャの神々」より
《イカロス》
高さ106 1978年


辻村ジュサブロー
「ギリシャの神々」より
《ダイダロス》
高さ102 1978年


辻村ジュサブロー
《日食》
高さ87 1992年


辻村ジュサブロー
《月食》
高さ87 1992年

ギリシャ神話も「蝕」も大好き~ピンクハート
この次の展覧会も楽しみです!


『華々しくメルヘンの世界へ 辻村寿三郎人形展』
◆2003年9月11日(木)-23日(火・祝)
 ジェイアール名古屋タカシマヤ

辻村寿三郎公式ホームページ →


ジェイアール名古屋タカシマヤ →
(名古屋市中村区名駅1-1-4)

辻村寿三郎人形館 →
・Facebook →
(広島県三次市三次町1236)

【辻村寿三郎人形館】


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愛知県美術館
『生誕110年 片岡球子展』(2015年)

生誕110年 片岡球子展 愛知県美術館


名古屋では2回目(?)となる、
日本画家・片岡球子(かたおか・たまこ 1905-2008)の個人展ですキラキラ

展示構成は、
・第1章 個性との戦い―初期作品
・第2章 対象の観察と個性の発露―身近な人物、風景
・第3章 羽ばたく想像の翼―物語、歴史上の人物
・第4章 絵画制作の根本への挑戦―裸婦
(展示作品60点+資料42点。会期中に入れ替えあり)


ワタシのお目当ては、
世界遺産に登録された富士の山富士山

これまでにこの山を描いた作家は、それこそごまんといるでしょうが、個人的に好きなのは片岡球子と絹谷幸二、お二方の富士山なのですピンクハート

そんなわけで、ポストカードになっている球子の「富士」を紹介しまーすキラキラ


片岡球子
《山(富士山)》
麻布彩色・額 1964年
北海道立近代美術館


片岡球子
《伊豆風景》
麻布彩色・額 1964年
北海道立近代美術館


片岡球子
《富士》(後期のみの展示)
紙本彩色・額 1980年
横浜美術館


片岡球子
《春の富士(梅)》
紙本彩色・屏風(二曲一隻) 1988年
茨城県近代美術館


片岡球子
《富士に献花》
紙本彩色・屏風(二曲一隻) 1990年
個人蔵


うーん、ほんに素晴らしい。
デフォルメされた形と鮮やかな色彩の中に、
本質が見えてきますな。

あっ、〈面構〉シリーズにも「富士」がありました!


片岡球子
《面構 葛飾北斎》
紙本彩色・屏風(二曲一隻) 1971年
神奈川県立近代美術館


〈面構〉つながりで、この作品もどうぞ。


片岡球子
《面構 浮世絵師歌川国芳と浮世絵研究家鈴木重三先生》
紙本彩色・額 1988年
北海道立近代美術館

先の『いつだって猫展』(@名古屋市博物館)の主役、
にゃんこ大好き・歌川国芳師匠を描いたもの。
これ、師匠の膝の上で猫が丸くなってたりしたら、
さらにウケたのに~爆  笑


こちら↓も色づかいがお気に入りピンクハート


片岡球子
《カンナ》
紙本彩色・額 1953年
神奈川県立近代美術館


片岡球子
《火山(浅間山)》
麻布彩色・額 1965年
神奈川県立近代美術館


片岡球子
《渇仰》
紙本彩色・屏風(二曲一隻) 1960年
東京国立近代美術館


あと、見どころは球子が描きためたスケッチブック(30点)。
「毎日スケッチをしよう」と心がけていたそうで、
まさに継続は力なり!ですね。
画業約80年……パワフルな画風そのままに100歳を過ぎても現役だったのが、また素晴らしいっグッ


『生誕110年 片岡球子展』
◆2015年6月12日(金)-7月5日(日)【前期】
 2015年7月7日(火)-7月26日(日)【後期】
 愛知県美術館
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(愛知が最終会場です)


愛知県美術館 →
(名古屋市東区東桜1-13-2)

【片岡球子の略歴・作品】


・テーマ「日本画」の記事一覧 →
今回は、これまでに掲載した
ドガの「踊り子」「バレエ」に関する作品を
まとめてみましたキラキラ


チョコ『印象派展 フランス-アメリカ』(2000年)
エドガー・ドガ
《バレエ「泉」におけるフィオクル嬢》
1867-68年頃 130×145
ブルックリン美術館


チョコ『ボストンに愛された印象派』(2003年)
エドガー・ドガ
《腕組みしたバレエの踊り子》
1872年頃 61.3×50.5
ボストン美術館


チョコ『コートールド美術館展』(2020年)
エドガー・ドガ
《舞台上の二人の踊り子》
1874年 61.5×46
コートールド美術館
風景写真 レンズ7


エドガー・ドガ
《踊り始めようとする踊り子》
蝋による制作 : 1885-90年
ブロンズに鋳造 : 1923年以前
56.3×32.6×22
コートールド美術館
風景写真 レンズ8


エドガー・ドガ
《右の足裏を見る踊り子》
蝋による制作 : 1890年代
ブロンズに鋳造 : 1923年頃
45.5×25×19
コートールド美術館
風景写真 レンズ5


チョコ『プーシキン美術館展』(2013年)
エドガー・ドガ
《バレエの稽古》
1875-77年頃 50×63
プーシキン美術館


チョコ『英国国立ヴィクトリア&アルバート美術館展』(1991年)
エドガー・ドガ
《マイヤーベーアのオペラ「悪魔のロベール」のバレエ場面》
1876年 76.6×81.3
ヴィクトリア&アルバート美術館
4


チョコ『ドガ展』(2010年)
エドガー・ドガ
《エトワール》
1876-77年 58.4×42
オルセー美術館


チョコ『デトロイト美術館展』(2016年)
エドガー・ドガ
《楽屋の踊り子たち》
1879年頃 40.6×87.6
デトロイト美術館


チョコ『19世紀フランス印象派展』(1989年)
エドガー・ドガ
《靴を直す踊り子》
1880年頃 60×46
オードロップゴー美術館
風景写真 レンズ6


チョコ『奇跡のクラーク・コレクション』(2013年)
エドガー・ドガ
《稽古場の踊り子たち》
1880年頃 39.4×88.4
クラーク美術館


チョコ『光の讃美 世界の印象派展』(1991年)
エドガー・ドガ
《舞台そでの三人の踊り子》
1880-85年頃 54×65


チョコ『サンパウロ美術館展』(1991年)
エドガー・ドガ
《舞台の四人の踊り子》
1885年 72×92
サンパウロ美術館


チョコ『至上の印象派展』(2018年)
エドガー・ドガ
《控え室の踊り子たち》
1889年頃 41.5×92
ビュールレ・コレクション


エドガー・ドガ
《14歳の小さな踊り子》
ワックスによる原作 : 1880-81年
ブロンズによる鋳造 : 1932-36年
高さ98
ビュールレ・コレクション


チョコ『やすらぎの近代絵画』(2025-26年)
エドガー・ドガ
《4人の踊り子たち》
1892-95年 47.6×60
ユニマットコレクション
20


チョコ『印象派からその先へ』(2019年)
エドガー・ドガ
《踊り子たち(ピンクと緑)》
1894年 70.9×49
吉野石膏コレクション
風景写真 レンズ7


そして(お約束の)番外編~キラキラ


チョコ『猫のヨーロッパ名画展』(1995年)
スーザン・ハーバート
《ダンス教室/ドガ》
13


「ワタシのイチ押し」 関連記事
・小磯良平の「踊り子」

・テーマ「特集」の記事一覧 →
名古屋市美術館
『生誕100年記念 三岸好太郎展』(2003年)



三岸好太郎(1903-1934)の
名古屋で初の本格的な回顧展です。

それまで名古屋市美術館のコレクションで作品を観る程度でしたが、この展覧会では彼の代表作が一堂に会しました!キラキラ
(展示総数150点)


三岸好太郎
《兄及ビ彼ノ長女》
キャンバスに油彩 1924年 45.8×33.5
北海道立三岸好太郎美術館

こちらがデビュー作。


三岸好太郎
《道化》
油彩 1930-31年頃 73.3×54.8
北海道立三岸好太郎美術館


三岸好太郎
《花ト蝶》
キャンバスに油彩 1932年 80.6×65.6
北海道立三岸好太郎美術館


三岸好太郎
《金魚》
油彩 1933年
個人蔵


三岸好太郎
《オーケストラ》
キャンバスに油彩 1933年 89.3×114.6
北海道立三岸好太郎美術館


三岸好太郎
《飛ぶ蝶》
合板に油彩 1934年 121.2×84.9
北海道立三岸好太郎美術館
三岸好太郎 飛ぶ蝶


画壇デビューから31歳で亡くなるまでの10年間で、
どんどんタッチが変わります 目
いろんな画風で描けるのは彼の才能によるものでしょうが、
妻の三岸節子いわく、
「付き合う女が変われば、絵も変わる」
んだそうで…(ピカソと同じですなタラー

そしてまた、節子は好太郎の生涯を、
「生きた。描いた。愛した。」
と3つの言葉で端的に語ったのでした。


そういや、彼は名古屋の旅館で客死してるんですよね。
まだまだ新たな表現を見せてくれそうな感じだったのに、
美術ファンとしては残念ですタラー


三岸好太郎
《海と射光》
キャンバスに油彩 1934年 162×130.8
福岡市美術館


三岸好太郎
《海と射光》
油彩 1934年 72.8×60.8
名古屋市美術館


三岸好太郎
《貝殻》
板に油彩 1934年
個人蔵


ワタシは晩年の「砂浜シリーズ」(?)が好きピンクハート
個人的に夏はひどく苦手……でも、彼の作品に登場する真夏の海辺は、日射しは強烈だけど湿度が低い。
その、からっとしたドライ感と、
画面上に多くのものが描かれているのに現実感が伴わないところ、ある種の虚しさがそこはかとなく漂うところに惹かれますグッ


『生誕100年記念 三岸好太郎展』
◆2003年8月30日(土)-10月19日(日)
 名古屋市美術館


名古屋市美術館 →
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(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

北海道立三岸好太郎美術館 →
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(札幌市中央区北二条西15)

【三岸好太郎 《オーケストラ》の裏に潜む《悪魔》】


・テーマ「日本 洋画」の記事一覧 →
名古屋市美術館
『三岸節子 花より花らしく展』(2003年)



前回ご紹介した『生誕100年記念 三岸好太郎展』
そちらと併せて開かれた常設企画展です。
夫婦で同時に展覧会が開かれるなんて素敵ですねーピンクハート

夫・三岸好太郎(1903-1934)の生涯が、
一瞬で大輪の花を咲かせる打ち上げ花火なら、
妻・三岸節子(1905-1999)の生涯は、
広範囲にわたり長く火の粉を降り注がせるナイアガラ花火…?
よく、好太郎は天才、節子は努力家と言われますが、
とにかくまったく異なるタイプの画家だったことがわかります。
互いにこれだけ個性が強いと、
同じ屋根の下で生活するのは大変だったでしょうなタラー


94歳まで深く静かに情熱の炎を燃やし続けた、
節子の作品キラキラ


三岸節子
《月夜の縞馬》
1936年(31歳)
一宮市三岸節子記念美術館


三岸節子
《室内》
1942年(37歳)
名古屋市美術館


三岸節子
《鳥と琴を弾く埴輪》
1957年(52歳)
一宮市三岸節子記念美術館


三岸節子
《二つの太陽》
1968年(63歳)
名古屋市美術館


三岸節子
《プチカナル》
1973年(68歳)
名古屋市美術館


三岸節子
《雪がくる》
1979年(74歳)
名古屋市美術館


三岸節子
《白い花(ヴェロンにて)》
1989年(84歳)
一宮市三岸節子記念美術館


三岸節子
《作品》
1992年(87歳)
一宮市三岸節子記念美術館


年齢を重ねるごとに、色づかいや構図が大胆(簡潔明瞭というか…)になっていきます。
特に、実物以上に匂いたつような花の絵は印象的でしたグッ


『三岸節子 花より花らしく展』
◆2003年8月30日(土)-10月26日(日)
 名古屋市美術館 常設展示室3


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【三岸節子展 わたしの美の巡礼@ミウラート・ヴィレッジ】


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名古屋ボストン美術館
『ボストンに愛された印象派』(2003年)



その昔、ボストンではフランス絵画がたいそう好まれたそうです。
(1850年代にはバルビゾン派の作品が、そして1870年代以降は印象派の作品が、多数ボストンにやってきたそうな)

画家たちの中には海を渡り、クロード・モネが住んでいるジヴェルニーで印象派絵画の制作を始めた者も。
そんなボストンの人々に愛された印象派(とバルビゾン派)のコレクションを紹介する展覧会です。
(全27作家、ヨーロッパ絵画32点、アメリカ絵画18点)


イチ押しは、やはりモネですね〜ピンクハート


クロード・モネ(フランス)
《大運河、ヴェネツィア》
キャンバスに油彩 1908年 73.7×92.4
ボストン美術館

カナル・グランデ(大運河)のライブカメラ →

あらゆるものが虹色に輝く、夕刻の情景キラキラ
夢の中にいるような、はたまた蜃気楼を見ているような、
幻想的な気分になります……

【クロード・モネ作品集】



まったく同じタイトルの、ルノワールの作品もありました。
こちらは活気に溢れた日中の風景ですね。


ピエール=オーギュスト・ルノワール(フランス)
《大運河、ヴェネツィア》
キャンバスに油彩 1881年 54×65.1
ボストン美術館


そして、そのほかの展示作品~音符


アントワーヌ・シャントルイユ(フランス)
《日没前の光に照らされるイガマメ畑》
キャンバスに油彩 1870年頃 95.9×134
ボストン美術館


ジャン・シャルル・カザン(フランス)
《川岸で水浴する人々》
キャンバスに油彩 1882年頃 131.2×147
ボストン美術館


エドガー・ドガ(フランス)
《腕組みしたバレエの踊り子》
キャンバスに油彩 1872年頃 61.3×50.5
ボストン美術館


アルフレッド・シスレー(イギリス→フランス)
《マルリーの堰》
キャンバスに油彩 1876年頃 46.5×61.8
ボストン美術館


ウジェーヌ=ルイ・ブーダン(フランス)
《ル・アーヴルの港》
キャンバスに油彩 1886年頃 39.7×54.3
ボストン美術館


フランスの印象派の影響を受けた
アメリカの画家たちの作品もどうぞキラキラ


ジョン・シンガー・サージェント(アメリカ)
《カキ漁、カンカルにて》
キャンバスに油彩 1878年 41×61
ボストン美術館


ジョン・シンガー・サージェント
《ヘレン・シアーズ》
キャンバスに油彩 1895年 167.3×91.4
ボストン美術館


ジョセフ・フォックスクロフト・コール(アメリカ)
《アバジョナ川、ウィンチェスター》
キャンバスに油彩 1880年頃 46×66.4
ボストン美術館


デニス・ミラー・バンカー(アメリカ)
《メッドフィールドの池》
キャンバスに油彩 1889年 47×61.6
ボストン美術館


フィリップ・レスリー・ヘール(アメリカ)
《風景》
キャンバスに油彩 1890年頃 46×55.9
ボストン美術館


エドマンド・チャールズ・ターベル(アメリカ)
《ボートに乗る母子》
キャンバスに油彩 1892年 76.5×88.9
ボストン美術館


フランク・ウェストン・ベンソン(アメリカ)
《早朝》
キャンバスに油彩 1899年頃 61.3×152.7
ボストン美術館


今回、「水辺の風景」を描いた作品が多かったですね音符


『ボストンに愛された印象派』
◆2003年4月26日(土)-11月9日(日)
 名古屋ボストン美術館
(2018年10月8日にて閉館しました)


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