名古屋ボストン美術館
『ボストンに愛された印象派』(2003年)



その昔、ボストンではフランス絵画がたいそう好まれたそうです。
(1850年代にはバルビゾン派の作品が、そして1870年代以降は印象派の作品が、多数ボストンにやってきたそうな)

画家たちの中には海を渡り、クロード・モネが住んでいるジヴェルニーで印象派絵画の制作を始めた者も。
そんなボストンの人々に愛された印象派(とバルビゾン派)のコレクションを紹介する展覧会です。
(全27作家、ヨーロッパ絵画32点、アメリカ絵画18点)


イチ押しは、やはりモネですね〜ピンクハート


クロード・モネ(フランス)
《大運河、ヴェネツィア》
キャンバスに油彩 1908年 73.7×92.4
ボストン美術館

カナル・グランデ(大運河)のライブカメラ →

あらゆるものが虹色に輝く、夕刻の情景キラキラ
夢の中にいるような、はたまた蜃気楼を見ているような、
幻想的な気分になります……

【クロード・モネ作品集】



まったく同じタイトルの、ルノワールの作品もありました。
こちらは活気に溢れた日中の風景ですね。


ピエール=オーギュスト・ルノワール(フランス)
《大運河、ヴェネツィア》
キャンバスに油彩 1881年 54×65.1
ボストン美術館


そして、そのほかの展示作品~音符


アントワーヌ・シャントルイユ(フランス)
《日没前の光に照らされるイガマメ畑》
キャンバスに油彩 1870年頃 95.9×134
ボストン美術館


ジャン・シャルル・カザン(フランス)
《川岸で水浴する人々》
キャンバスに油彩 1882年頃 131.2×147
ボストン美術館


エドガー・ドガ(フランス)
《腕組みしたバレエの踊り子》
キャンバスに油彩 1872年頃 61.3×50.5
ボストン美術館


アルフレッド・シスレー(イギリス→フランス)
《マルリーの堰》
キャンバスに油彩 1876年頃 46.5×61.8
ボストン美術館


ウジェーヌ=ルイ・ブーダン(フランス)
《ル・アーヴルの港》
キャンバスに油彩 1886年頃 39.7×54.3
ボストン美術館


フランスの印象派の影響を受けた
アメリカの画家たちの作品もどうぞキラキラ


ジョン・シンガー・サージェント(アメリカ)
《カキ漁、カンカルにて》
キャンバスに油彩 1878年 41×61
ボストン美術館


ジョン・シンガー・サージェント
《ヘレン・シアーズ》
キャンバスに油彩 1895年 167.3×91.4
ボストン美術館


ジョセフ・フォックスクロフト・コール(アメリカ)
《アバジョナ川、ウィンチェスター》
キャンバスに油彩 1880年頃 46×66.4
ボストン美術館


デニス・ミラー・バンカー(アメリカ)
《メッドフィールドの池》
キャンバスに油彩 1889年 47×61.6
ボストン美術館


フィリップ・レスリー・ヘール(アメリカ)
《風景》
キャンバスに油彩 1890年頃 46×55.9
ボストン美術館


エドマンド・チャールズ・ターベル(アメリカ)
《ボートに乗る母子》
キャンバスに油彩 1892年 76.5×88.9
ボストン美術館


フランク・ウェストン・ベンソン(アメリカ)
《早朝》
キャンバスに油彩 1899年頃 61.3×152.7
ボストン美術館


今回、「水辺の風景」を描いた作品が多かったですね音符


『ボストンに愛された印象派』
◆2003年4月26日(土)-11月9日(日)
 名古屋ボストン美術館
(2018年10月8日にて閉館しました)


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