部屋の空気が淀んでいることを感じた。私は立ち上がって白いブラインドを紐で上げ窓を開けた。モヤッとした空間に新鮮な酸素が一気に流れてくる。部屋が生き返ったように見える。

 

 

 

空になりかけている二人の湯呑み茶碗に今度は私がお茶を淹れた。J君は笑顔になってくれたから、明るい雰囲気の話が途切れないように話を続けようとする私。

 

 

 

 

アスカ)

「今回も色々話せて楽しかった。J君が初めて教えてくれたことも沢山あるから聞かせてもらえて嬉しかったよ。他のお客様のこととか、知らない事ばかりだったからびっくりもしたけど」

 

 

 

 

J君)

「お客様には色んな人がいるよ」

 

 

 

 

「セラピストとしてはもちろんだけど、今まで付き合った彼女とか、バイト先の女性とかも含めて、俺は今まで沢山の女性に会ってきた」

 

 

 

 

アスカ)

「そんなに会っているのよね・・・」

 

 

 

「セラピストとして毎日のように女性に会っているの、すごいよね」

 

 

 

 

J君)

「俺も、自分でも大勢の女性に会ってすごいと思っている。俺ぐらい沢山の女性に会っている人ってなかなかいないんじゃないかなと思う」

 

 

 

 

アスカ)

「私もそんなにも沢山の女性を幸せにしているJ君の事、尊敬してるよ」

 

 

 

 

 

J君)

「ありがとう」

 

 

 

「今も過去も、沢山の女性に会うと、辛いことも多いんだよね」

 

 

 

 

アスカ)

「どうして?」

 

 

 

 

J君)

「女性って、束縛したがるでしょ?俺、束縛されるのものすごく嫌いだから」

 

 

 

 

そう言われると耳が痛い。できることならJ君を束縛したい気持ちがあるからだ。だけどそういうことを言ったら嫌われそうなのが不安で私は言えないだけなのだ。

 

 

 

J君)

「彼女に束縛されるのも嫌いだけど、お客様も束縛してくる人は結構多いよ」

 

 

 

 

「今まで何度も縛られるようなことを言われてムカッとしたこともある。俺はお客様の彼氏じゃないっていつも思うよ。だけど俺が彼氏だと勘違いするお客様もいるから」

 

 

 

 

アスカ)

「J君は多くのお客様にモテるから大変よね」

 

 

 

J君)

「好きだと思ってくれるのはもちろん嬉しいのだけど、束縛するなよってイラっとする」

 

 

 

アスカ)

「そういう大変さもあるのね・・・」

 

 

 

J君)

「だから俺はアスカちゃんと一緒にいると楽なんだよ。アスカちゃんは俺を束縛しようとしたことなんて一度もないよね」

 

 

 

 

「俺はアスカちゃんに感謝しているし、束縛せずに俺を理解してくれることがいつも嬉しい。だからアスカちゃんといつも会いたくなるよ」

 

 

 

 

 

我慢して束縛したい気持ちはあることをJ君には言わなかった。だけどJ君を縛ろういう気持ちもなかった。

 

 

 

 

アスカ)

「そう言ってくれると私も嬉しい。私もJ君と一緒にいるといつも幸せだよ」

 

 

 

 

J君)

「俺さぁ、自分の自由が無くなるのが本当に嫌いなんだよね」

 

 

 

 

アスカ

「前にもそう言ってたよね。誰かに強制されたりするのが嫌だって」

 

 

 

 

 

J君)

「俺は普通の人よりそれが強いのかもしれない。過去に元彼女とそのことで揉めたこともあるし」

 

 

 

 

 

「だから、俺、結婚はしなくてもいいと思っているんだよね。結婚なんて、お互いに束縛ばかりじゃない?それなら一人で自由に過ごしていたいよ」

 

 

 

 

 

J君の口から突然「結婚」という言葉が出てきて、なんと返事をしていいのか分からなくなる。だから黙って聞いていた。

 

 

 

 

 

J君)

「俺はアスカちゃんと一緒にいる時が楽しくて幸せだから。いつもありがとうね」

 

 

 

 

「アスカちゃんがいてくれれば俺はいつでも頑張れるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

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