ブログでも何度か記事にしていますが、インターナショナルスクールの多くは、学校教育法第１条で規定した学校ではありません
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というわけで、高い授業料を払って通学させても、日本の義務教育を受けさせていることにはなりません
そのため、うちの息子のように、地域の公立校へ在籍を認めてもらいながら、インターへ通学している生徒もいます（2022年3月で、無事に中学卒業しました
）
一方で、インター生の公立校在籍を認めていない自治体もあります
そうすると、こんな怖い書類が届きます
そういうご家庭は、義務教育を放棄するという覚悟を決めて、インター在籍を選ぶわけです…
インターナショナルスクールと言っても、その母体はさまざま
そもそも、学校教育法第１条で規定した学校ではないため、学校法人である必要もありません
もちろん、学校法人のインターナショナルスクールもありますが、NPO法人（特定非営利活動法人）だったり、株式会社だったり、母体はさまざま
ちなみに、息子のインターは学校法人
私が以前勤めたことがあるインターは、NPO法人と株式会社
息子の学校選びの際は、特に母体が何であるか、なんて考えもしませんでした
というわけで、特に大きな問題も感じることなく、現在のインターに12年間も在籍しております
学校法人でないインターナショナルスクールに通学するデメリットは、通学定期が学割価格で購入できない、ということ
（一部、認めている鉄道会社もあるようですが、一般的には認められていません）
学校法人のインターは、もちろん日本の義務教育とは認められないのですが、いわゆる、各種学校の扱いになりますので、学校が通学証明書を発行し、生徒は学生定期を購入することができます
私立女子校での英語教師時代、生徒が専門学校を選ぶ際には、「定期が学割にならないから、学校法人かどうかをしっかり確認すること」なんて指導していたことを思い出しました
先月から新年度が始まった息子ですが、今月に入り、学校から就学支援金申請のお知らせがメールで届きました
英語教師時代には、毎年生徒に書類を配布していましたが、インターに勤務し始めてからは、その存在すら忘れていました
就学支援金とは、正式には「高等学校等就学支援金制度」という制度
本制度は、授業料に充てるための就学支援金を支給することにより、高等学校等における教育に係る経済的負担の軽減を図り、もって教育の実質的な機会均等に寄与することを目的としています。
国公私立問わず、高等学校等に通う所得等要件を満たす世帯（※年収約910万円未満の世帯）の生徒に対して、 授業料に充てるため、国において高等学校等就学支援金を支給します。
（文部科学省ホームページより引用）
日本の学校だけでなく、外国人学校も対象とのこと
知らなかった
詳細こちら
ただし、「各種学校」であることが条件です
つまり、学校法人のインターナショナルスクールでなければ、対象になりません
おそらく、対象の学校で、対象の学年の生徒であれば、学校からお知らせがきているはずです
ご興味があるご家庭は、お早めにご確認され、学校経由でお申し込みになることお勧めします
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インターナショナル教育コンシェルジュ
木本寿美（きもとひさみ）